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超未熟児の息子とドトールの思い出

わたしの息子は563gという小ささで
この世に誕生しました。


↓生まれて確か1週間弱くらいの頃

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本当に小さくて手足の指がちゃんと
5本あるかもわからないくらい小さくて


お医者さんからは死ぬかもしれないとか
目が見えないかもしれないとか
歩けないかもしれないとか

本当にたくさんの”かもしれない”を
聴かされましたが
無事、今年10歳になりました。


「ぼく、海こわい・・・」とたそがれる10歳↓

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姿かたちは多分、一般的な10歳ですが

発達障害のため
特別支援学校に通っています。

身体的には
尖足と言ってつま先立ちで歩くため
このままだと歩けなくなるかもしれない、
ということでリハビリに通っていることと

未熟児網膜症を防ぐために
赤ちゃんの頃、目をレーザーで
焼いているので、それの経過観測で
通院している、ということはありますが
基本的に元気に大きくなってくれていて

10年前の弱弱しい姿は嘘のようですが



↓数時間後ようやく慣れた

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半年間の入院期間は
わたしにとって
なかなかしんどいものでした。

毎日のように様子がコロコロ変わること。


何より怖かったのは
肺ができる前に
生まれてしまったため
呼吸器をつけていたのですが

突然呼吸を止めてしまう、
ということが多々ありました。

つながっている機械がピーピー鳴り出し
みるみるうちに真っ黒になっていく息子を


揺さぶって名前を呼ぶ、
というなんとも原始的な方法で戻すしかなく
わたしの息も止まりそうなことが
何百回もありました。

そんな苦しい息子の入院生活の中で
わたしを支えてくれたのは
家族や親友はもちろんのこと

病院に併設されていた
ドトールコーヒーの香りでした。

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コーヒーの香りって
心をホッとさせてくれますよね。

それに加えて、
息子が生まれたのは
夏真っ盛りだったから
”ヨーグルン”が売っていて

息子の点滴が抜けたとか
体重が増えたとか

”ちょっといいこと”があった時、
ヨーグルンを買っていました。

その時の辛い気持ちや
嬉しかった気持ちを

ドトールはずっと
見守っていてくれた気がして
今でもわたしはドトールが大好きです。

今、息子がお世話になっている病院にも
ドトールがあって

「おりこうさんでした、って言われたら
帰りにドトールに行こうね」

と息子に言い聞かせ
一緒に並んで飲んでいる時

”元気に大きくなってくれて
本当によかったなあ・・・”

と改めて思うのでした。


あ、今年はヨーグルン飲んでないなw






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