知ってましたか?仕事の属人化は必ずしも「悪」ではない!?その問題と対策は?
「仕事は属人化しないように」
「マニュアルを整備して、平準化して誰でもできるように」
「個人で抱え込まないで、仕事をしっかり透明化して」
これは、「会社とみんなのため」と会社側(使用者側)からよく言われる一言です。もちろん、その通りであることもありますが、冷静にも考えてみましょう。
それって何のため?
仕事の属人化は本当に悪いことでしょうか?
実は、仕事が属人化すると、弱い個人にとっては有利になることがあります
いわゆる、貴方しかできない仕事を生み出せば・・
会社側は
・リストラしづらくなる
・転勤させづらくなる
・簡単に異動させづらくなる
・社員側に強みを握られる
こういったことが起こり、実は、仕事の属人化はつまるところ
個人に有利になることがあり! 会社に不利になることがある!
のです。
よって、会社側は、
「属人化はやめよう」キャンペーンを打つことが多いわけです。
えてして、日本では、組織の力(特に大企業)が強く、個人の力が弱いのは世界では有名です。よって、仕事ぐらい個人が抱えてもよさそうなものです。もちろん、属人化しつつも、しっかり引き継げる体制はとっておくのが礼儀ではありますが。
個人の属人化でのメリット
個人がその仕事が本当にあっているなら、以下のメリットもあります。
・個人のやる気が増す、仕事が安定する
・個人の手に職がつく
・その仕事について、画期的に効率化するかもしれない
後任に備えてはあり
もちろん、後任の方が来る、新人が入るので、その業務をマニュアル化し、次の方が仕事をしやすくすることは良い取り組みでしょう。
しかし、そう簡単に自分の後任が来る時代ではありません。もし、中小規模の会社に勤務されていたら、自分の代わりなんて、そうそう来るものではありません。そうなったら、手引きなどをつくってあげればいいのです。
その予定もないのに、会社側が「とりあえず、仕事の手順書をつくれ」「属人化しないように回りに教えて」というのは、優先順位として怪しいかもしれません。
どうすればいいの?
仕事の属人化自体が悪いのでなく、個人の視点から見れば、手に職がついているわけですし、個人にとっては有利になるし、モチベーションも上がることもあるでしょう。そういった意味では、後ろめたいことはなく、堂々と属人化してもいいのではないでしょうか。
仕事の属人化で、イノベーションが起こる事さえあります。
もちろん、後任が来た際や、退職する際は引き継げるものを準備するのは大事な取り組みになります。
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