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社外版!40歳キャリア教育が必要なこれだけの理由 ~人生後半戦をどうしますか?

40歳という年齢とは!

40歳は、心理学の3大巨匠といわれているユングが「人生の正午」と呼んだように、人生の大きな節目であることは間違いありません。ユングは同時に40歳からを真の「個性化」の始まりだと言いました。日本の平均寿命で見ても、40歳は約半分、人生の折り返し地点という年齢です。

私は、キャリアコンサルタントとして、ご相談者の方から、ご依頼を頂く際も、やはり40歳という年齢前後の方は多いですし、40歳前後から大きな転機を迎えたという方も多いと感じています。

40歳という年齢で、今までのキャリアの棚卸や、「本当の」外の世界の情報、「本当に」自身が進むべき道を再度見つめなおすというのは、非常に大事なことだと思います。

なぜ、社内キャリア教育だけではだめなのか?

「キャリア教育なら社内で受けてますよ?」という方もおられます。

一般に会社という組織で行われるキャリア教育は、「社内でどのように職業キャリアを積むか」に焦点が絞られています。よって、「新しい外の世界の視野の獲得」、「ライフ全体で進めべき方向を明確にする」という意味では限定的になってしまいます。

よって、ライフ全体を見渡して、外の世界の幅広い可能性までは取り上げられないのが一般的です(すべての研修がそうであるとは言えませんが)。例えば、人生100年時代に求められる自律的キャリア(自主的な異動・転職)、パラレルキャリア(副業・複業)、などは取り上げられることはないでしょう。

会社・組織側としては、貴重な人材を敢えて、外に誘導するようなことはしたくないのは、当然の考え方です。

最近では、ほぼ時間の半分を、財産形成のノウハウ習得に充てる研修も多いようです。社内での年金制度のおさらいなどです。これは、キャリア教育の一部ではあるかもしれませんが、本論でありません。

よって、社内で行われる研修は、比較的狭い範囲のキャリア教育になってしまいます。

そもそも欧米では、社内キャリア教育はほぼない

そもそも会社側が、従業員個人のキャリアの教育をすること自体、あまり欧米では一般的ではありません。キャリア自律が進んだ欧米では、本来、個人のキャリアは自身で考えるものであり、会社が教育するものではありません。そもそも、学校教育で、自律的なキャリアを習得する機会の多い欧米では、会社がお膳立てをする必要はないのです。

よって、欧米では、キャリア教育よりは、リーダーシップ開発や、チームマネジメント力の育成を重点的に行っているのが現状です。

キャリアのベテラン研修講師によると

キャリア研修のベテラン講師に聞いたことがあります。キャリア研修を導入時、依頼元の会社と打ち合わせをする際には、「真の意味(異動、転職、副業なども踏まえたライフキャリア全般)でのキャリア教育をしますか?」と必ず確認をするとのこと。しかし、真の意味のキャリア教育は避けてほしいというのが、大多数の答えのようです。

もちろん、社内での活躍を想定するキャリア教育も重要です。社内でのキャリアの棚卸になり、社内での活躍にモチベーションが沸くはずです。

しかし、デメリットを上げれば、組織の中だけでの教育となっていて、極めて限定的なものであるという理解はしておく必要があるでしょう。

社外版40歳キャリアアップセミナーとは?

Career PASS(キャリパス)では、40歳前後という年齢の同期世代を中心に幅広い視座を身に着けられるキャリア教育を実施しています。社内研修では、取り上げられないパラレルキャリア(副業・複業)、グローバルキャリア(国境をまたぐ)、トランジション(異動・転職)などの新しい「働き方」の潮流を紹介するとともに、専門の国家資格者(国家資格キャリアコンサルタント)がキャリアの棚卸のお手伝いをいたします。お気軽にお問い合わせください。


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