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始めましたか?パラレル起業~個人が取り組める3つの視点

パラレル起業とは

パラレル起業って何?('ω')

パラレルワークの中でも、雇用されず、一般に複数の身軽な起業を行い、継続的に運営するものを、指すこととしてます。その身軽さと、起業ネタの相乗効果がアドバンテージです。

一方で、パラレル起業を行う個人が、どのように起業を軌道に載せるかという意味では、大きな課題があります。その身軽さゆえに、大きな投資はしませんし、人やモノも基本保持しません。また、あくまでパラレルキャリアの一環で行っていて、別に本業がある方もいる中、使える時間資源も限られています。

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どうやって、パラレル起業を成功させ、維持するのか。

この観点では、パラレル起業という形態で成功されている方、自分自身の失敗経験も踏まえ、逆にパラレル起業だからこその「武器」があります。それを紹介してまいります。('_')

パラレル起業~個人だからこその3つの強み

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❶フレキシブル&カスタマイズ(柔軟さ)

例えば、企業(法人)などが提供する商品・サービスは、サービス品質を落とさないために、その多くがマニュアル化され、一定の決まったやり方から外れることはできません。モノであっても、サービスであっても、基本路線はそうなります。

一方、個人であれば、自分一人だけの話なので、サービスの提供方式、商品の形状を顧客向けにカスタマイズして変えたり、急なキャンセルを容認したり、多少、顧客の無理を聞くことは可能です。(もちろん、過度な要求には応えすぎると疲弊しまうので、バランスが必要。) いわゆる「融通が利く」「カスタマイズが利く」というのが、個人の一つの強みかと思います。

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❷リーズナブル(価格の妥当性)

一般に、企業などが提供する財やサービスよりは、安く提供することが可能です。

その企業が仲介をしているが為、マージンを取っているケースなどです。その仲介Feeがなくなるので、当然、ダイレクトに個人が提供できるサービスは、価格を落とすことができます。よって、仮に同じ品質のものならば、多少なりリーズナブルな方を選ぶのが経済原理ですので、個人の方に強みが出てきます。

ちなみに、大量生産などを行う事業は、企業がバルクで調達した方が安いので、当然、大規模組織が有利になり、パラレル起業には向きません。

また、個人が高付加価値の商品を提供する場合もありますが(ハンドメイドの雑貨など)、ある意味、ネットで直販すれば、相応のリーズナブルな価格で提供ができるのだと思います。

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❸ユニークネス

最後に、ユニークさです。一般に一個人では、大きな組織では、実行されないニッチなサービス、商品を提供することが可能です。大きな組織では、相手にしないようなマニアックなものです。ここに一定のニーズがあるかどうかは、もちろん課題ですが、もし市場のニーズがあれば、それは貴方、またはごく少数の完全独占・寡占市場となります。サービス、商品を発信すればするほど、競合を気にせず、売れるということになります。

ここでは、掛け算の法則がヒントになります。例えば、自分のコアとする起業ネタと、残り何か2点以上を掛け合わせて、ネタをつくるというものです。

例えばですが、WEB制作のスキルがコアだとしたら、それに、自身の好きなスポーツバー、得意な英語などを組み合わせれば、外国人向けに日本のスポーツバーを紹介するWEBサイト(ポータルサイト)構築では、第一人者になれる可能性があります。

パラレル起業~個人だからこその3つの弱み

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しかし、言うほど簡単ではありません。個人だからこそ、非常に苦しい弱みも存在します。これを克服するヒントを挙げさせていただきます。

❶リーチ(宣伝力)

どんな優れていて、リーズナブルかつユニークなサービスでも、それを必要とする人に情報が届かなければ、全く意味がありません。ここに決定的な弱みを個人は抱えていると思います。もし、大企業にお勤めの方がいれば、何もしないでも、自分の扱うサービス・財のブランドや情報が多少なりとも市場に浸透している有難みがわかったりします。

もちろん、多額の投資をすれば、顧客へのリーチはある程度可能です。しかしながら、パラレル起業は身軽さが基本なので、数十万円以上もする広告費に投資するのは躊躇します。一言で打開策があるとすれば、「人脈」と「メディア発信」です。自分の名刺を作成し、とりあえず人と会うこと。可能な限り多くのメディアに情報を発信(投稿)すること。これを地道に繰り返す必要があります。時間はかかりますが、この弱みの克服は時間をかけて継続するしかないと思います。

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❷ブランド(信頼)

リーチがうまくいき、自分のサービスが認知されるようになったら、次の課題として、ブランド(信頼)構築があります。当然、よほどの有名人でない限り、自分のブランド力は0の状態です。

ここが、組織などとの大きな違いです。この点をどうするのかについては、上記強みの❶フレキシブル&カスタマイズ❷リーズナブルを駆使し、「お客様の期待を超えるサービス」を提供し続けることが必要だと思われます。もし、それができれば、リピーターになってくれるお客も増えていきます。

私の経験ですが、2-8の法則は本当に存在します。2割のロイヤルカスタマーが、8割の収益をささえてくれるというものです。お客の全てがリピートしてくれるわけではありませんが、その2割の方としっかり関係を維持していくことが大事です。それが、他のパラレル起業との相乗効果も生んだりするのです。

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❸事業リスク

最後に事業リスクです。当然、パラレル起業は、天変地異、今回のような疫病の蔓延などが発生すると、一気に顧客は減少します。ここは、内部留保が潤沢な企業(法人)には太刀打ちできません。

しかしながら、パラレル起業は、そのリスクを比較的軽減することができます。まず、通常身軽であることから(オフィスを構えず、人を雇用しない)、固定費が発生することはありません。変動費のみなので、サービスを単純に停止すれば、収入はありませんが、赤字になりにくいのです。

また、複数の身軽な事業を持っているので、片方がだめでも、もう一方の事業を維持できたりします。2割のロイヤルカスタマーをしっかり、維持すれば(状況によりCSR的に無料でサービス提供する等)、そのリスクを好機に変えることもできるかもしれません。

ここまでパラレル起業において、組織と競合できる強み、克服すべき弱みについて、様々な方の事例から学習したこと、個人的な経験を踏まえ紹介させていただきました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。皆様のキャリア形成のヒントになれば幸いです。リードキャリア('ω')





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