ブラック企業の辞め方よりブラック個人の避け方が大事な理由!
あの会社はブラック企業?
私は、しばしば個人のクライアントに聞かれることがあるのは
「あの会社はブラック企業ですか?入ったら辞められますか」( ;∀;)
という質問です。
日本では、その会社が「ブラックなのか」「ホワイトなのか」が気になるようです。
加えて、ブラック企業に入ったら、一律、悪い目にあうと思っているのだと思います。ダメだったら辞めればいいのですが、辞め方まで気にするようです。
日本では、一昔前から「ブラック企業」という用語が生まれ、拡散し、昨今では、ブラック企業大賞なるユニークな?('_')賞までいただけるまでになりました。
しかし、今の時代ブラック企業の辞め方よりは、ブラック個人の避け方が重要なんです。なぜなら、ブラック企業全体が、ブラックであるとも限らないkらです。
順番に解説していきます(^^)/
外国人に聞いてみた
さて、外国人に、Japanese Black Companyという単語で伝えてみると、当然、"What?"と言われます。
「法令を守らなかったり」「サービス残業時間が多い」会社を指すようだと説明すると、
「法令を守らなかったら、なぜその会社は存在するんだ?」
「パワハラ、残業時間が多いなら、辞めればいいじゃないか?」
ごもっともなご意見です。('_')
通常、海外では、ブラック企業は早期に淘汰されるので、あまり長く存在することは無いのかもしれません。もちろん、それだけが理由ではないが、正直、世界では、「ブラック企業」というものの意味が通じにくいのです。
ブラック企業の社員個人はブラックなのか?
さて、私自身も人財業として、多くの組織に所属をしてきましたし、その中には、1つほど、残念ながらブラック企業大賞にノミネートされた日本の会社もありました。
ですから、経験論からはっきり言いますが、、
「ブラック企業の中の大多数の社員は、普通の善良な社員です」
ブラック企業と聞くと、その会社全体がブラック(法令違反やパワハラ)にさらされているようなイメージを抱きやすいかもしれません。
しかし、私は実体験からも、様々な方に見聞する中からも、それはありません。ですから、いわゆる世間でいうブラック企業に入社しても、部署によっては、とても環境が良いことがあります。
日本はどうしても、組織がそうなら、個々人もそうだろう、組織=個人は一体のようなイメージでとらえる傾向があると思います。
しかし、実態は、組織がそういう特色があっても、個々人は違います。ですから、ブラック企業=個人全員がブラックであるわけはないのです。
個人は個人という事実
個人は個人です。
よって、海外では、このブラック企業という用語に違和感があるのだと思います。
日本で、敢えて「ブラック企業」という特色があるなら、その企業は、権力者、上位者が「ブラック個人」であることが多いです。
その個人は、権力あるポストに固定化(降格がないので)されます。そして、日本特有のトップダウンにより、その取り巻く社員は非常につらい目にあうことが多いのだと思います。
「ブラック個人」であれば、世の中に、世界を見渡しても、組織に一定割合存在します。それは致し方ないことだという割り切りも必要です。
しかし、日本は、まだまだ終身雇用的な慣行が残っているため「ブラック個人」がいる組織でも、人が出ていかないという現状があります。
そういう時こそ、キャリア自立力を持って、自分の立ち位置を変えることができるようにしておくことが大事ではないでしょうか('_')
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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