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今振り返ると・・・

息子が神経芽腫になって、まず行った手術で2つのことが行われた。

・原発層の除去(目視できる部分)
・CVカテーテル留置

そのうちのCVカテーテルの管理にていまだからよかったことを書く。
このカテーテルは、血液検査や抗がん剤治療のときに複数の薬剤を使う際に、繋いだりすることに使われるようになっている。

普段のカテーテル保護状態

皮膚のうえから白い枝分かれしたカテーテルが飛び出しているため、ガーゼで覆い、固定のためにテープで留めています。そしてある程度暴れないようにポーチに収納して過ごしています。

自分も後から聞いたことなんですが・・・・

「本人が引っ張り続けるようなら拘束処置になるところだった」

これは、抗がん剤治療が中盤ぐらいになって初めて聞いたことだった。
拘束というのも、束縛もそうだけど、手足にミトンをつけるのも拘束になるので、今思えば口酸っぱく言い聞かせててよかったと思った。

ただでさえ、過ごしにくい生活のなかに拘束までされると、さらにキツイ入院になっていたと思うと、ゾッとします。

たしかに、最初のころは目に付いたら触って、時には笑顔で引っ張ることもし、やめてと言ってもやめない日もありました。
それでも当時は拘束されることも知ることもなく、ちぎれてまた入れ直しの手術になるのが嫌で、常に言い聞かせていました。

それが今思えば拘束されずに済んでよかったなと思います。

中にはやっぱり引っ張り過ぎて拘束を余儀なくされる子も少なくないとききます。治療が終わったいまだから言えますが、言い聞かせてよかったなと思いました。

当時は、命の次に大事と言っても過言ではなかったので、無事に終えることができてよかったです。
CVで治療しているみなさまご注意ください。

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