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レモネードスタンドについて

【レモネードスタンド】
小児がんの支援活動の一環です。
みんなにできる支援ということで、ルールを守れば誰でも行うことができる

この【行うことができる】というのは、【場所】も含まれています。

これはある小児がん(神経芽腫)を発症したお子さんご家族のお話です。

そのご家族のお子さん2人いらして、次男くんが神経芽腫と闘っています。
就学前に発症し今現在も闘病を家族全員で向き合っています。

小児がんは、発症した本人はもちろんその家族や兄弟姉妹もどん底に突き落とす残酷な病気でもあります。このご家族のお兄ちゃんもお母さんや弟と離れ離れになって、何もなっかたように振る舞っていると思いますが、その中はとても辛かったことと思います。

そのお兄ちゃんが学校の文化祭で「レモネードスタンドをしたい」と発言して計画などを学校へ提案したとのこと!!

この「学校」や「文化祭=学校行事」での開催をしようと立上がったというところに、自分はとても素晴らしいと思いました。
自分が知る限りでのレモネードスタンド会場は、商店街や公園、店舗の一角などのイメージでした。

今までに、「学校」「行事の一環」という発想がありませんでした。
お兄ちゃんが間近で小児がんを見てきてどう感じたのか、その行動の結果が「学校でのレモネードスタンド開催」ということではないでしょうか。

お兄ちゃん最高!

しかしながら、学校での協議の場では「利益」「イメージに合わない」「ほかでもできる」などの意見が挙がったそうです。

学校は確かに多くの生徒が在籍し、文化祭も全員で達成しようと思うのは納得するところではあります。

その中で数ある一意見として取り上げたり、もっと腹を割って話してみたりするところから始めてもらうのも手段かと思いました。

「レモネードスタンドをやろう!!」→「なんだそれ?」
「知らないからできない」とかになると、せっかくのお兄ちゃんの思いが先に進まなかったり、なくなったりするとそれも悲しいです。

学校側もこの発言があったこと・一生徒の意見としてみんなで学ぶきっかけにするのもいいのではないかと思います。

学校でのレモネードスタンド開催

この「学校」という場所がとても意味のあるものになります。
同じ学校の生徒・クラスメイト・同じ年代の人に「レモネードスタンド」「小児がん」がどういうものなのか、知ってもらうためには一番の場所です

こんな話があった
今日の授業ででた話題
印象にのこったこと

同年代同士で話しやすいのが学校ではないでしょうか。
そうすれば家に帰ってもご家族でも話したり、兄弟姉妹で話したり、それが色んな学校でできれば、みんなに知れわたる。

それが自分が思った「学校でのレモネードスタンド開催」の意味です。

がん・小児がんなど大病については、「悲しい」「怖い」などマイナスなイメージが強烈にあるのは間違いありません。

それでも病気以外は「みんなと同じ」ということ。
小児がんがあるから、服薬とか抗がん剤の影響で体力の低下とか、脱毛で見た目が違ってきたりするのも事実。

しかし!!!

やり方は違うだけでみんなと同じように遊んで、勉強したり、部活に精をだしたりしたいんです!!!

これは小児がんだけでなく、いろんな人がいる中で、誰に対しても理解をして接して垣根なく生きやすい世の中になってほしいと願うばかりです。


※このお話は、当事者ご家族の掲載するお許しをいただいております

小児がんは、まだまだ知られていない事のほうが圧倒的に多いです。
そして、難治性・予後不良になることも非常に多く、家庭全体をどん底に落としてしまいます。

そのためにも、一人でも多くの人に知ってもらい、適正な対応・偏見をしない世の中にならないといけない。

是非とも皆さんよろしくお願いいたします。

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