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乗って感じて同じ目線


2024年3月17日 車いす体験in福山春日池公園
インクルーシブワールド協会広島支部長 藤井佳奈さんにお誘いいただき一スタッフとして参加いたしました。

公園内を実際に車いすに乗って、なにが見えるか・歩くときと何が違うか・車いすだと何が不便なのか来場者に感じてもらう。

車いすも一つではなく
・モジュラー(個人に合わせたカスタム車)
・ノーマルタイプ(病院に設置してあるタイプ)
・介助用(自分で操作できないタイプ)

業者さんご協力のもと様々なタイプの車いすで体験。

背番号20 佳奈さん

車いすだと普段の何気ない場所が富士山のように高く、危険個所でないところも、気が滅入る場所に変わってきます。

今回の体験ゾーンは↓↓↓
・タイルの剝がれによる段差(ゆうきここ担当)
・坂道のアップダウン
・芝生広場
・車いすトイレの使い方

・タイルの剝がれによる段差

公園のタイルがはがれ凹凸ができている部分
歩いていれば何でもない段差、これを車いすで超えるとなると・・・
「ガタンっ」「介助してーー」
こんな感じのことを叫んだり・音がするんじゃないでしょうか。
剝がれた段差はほんの数センチのものでも、車いすであればそれ以上の困難が生まれてくるのです。
この場合は、
・助走をつけて勢いで超える
・介助をお願いする
・自分で前輪のキャスターを上げる

こんな感じで対応していきます。

・坂道のアップダウン

上り坂・下り坂でどちらが簡単といえば・・「ない」!!
上り坂だと平地の1.5倍パワーを使い、下り坂は1.5倍気を使う。
上るときは重力に逆らうため漕ぐのをやめたら下がっていき、下りはブレーキをやめても止まらずスピードが出てコントロールしないといけない。
どっちも力加減をしないと車椅子は凶器となってしまうので、上りも下りも力をコントロールしながら行うのがポイントになってきます。

・芝生広場

芝生は、地面(コンクリート)とは違って柔らかく、1回漕ぐ力を多く消費します。
柔らかく重いため、なかなか前にも進みずらい、惰性でも前に進まないという難点が多いため、芝生で遊ぼうと思ってもみなさん敬遠しがちです。
また、タイヤが芝だらけになって汚れやすく、さらに車いすでの移動は難しくなっていきます。

木々の根っこも突出していたりすることもあるので、スムーズに行動したりすることがおもうようにできなかったりします。
地面が土なので服の裾も汚れたりとこちらも難点が多きところです。

車いすトイレの使い方

車いすトイレ(多目的トイレ)は、介助者も入れるぐらいの広さと想像うるかと思います。
確かにそうなのですが、場所によって整備されていたり、されていなかったりなどの差があります。
トイレに到達するまでの道のりも段差などでなかなか難しくなる場合もあります。

聞くのと実際に乗ってみるのでは、イメージが全然違うのでほんとうに乗って感じてみるのが分かりやすいかと思います。

今回の目的は、車いすもそうですがベビーカー・バギーなども来場した方みんなが使いやすい公園をつくるという目的がありました。
その中で実際に不便なところを当事者の目線にたって感じてより良いものおを創っていきたいとのことです。

誰もが使いやすい公園
また行きたいな
車いすも義足でも関係なく

そこを目指して自分にできること・自分にしかできないことをどんどん世に出していって変えていく一翼を担っていきたい!!


今回初めて「スタッフ」という名前がついての参加でした。

「スタッフ」ということは、聞かれることに対しての説明・対応・会話
あらゆることに対応しないといけなかった。
結果的に、自分の伝えたかったこと・分かりやすい内容・相手が納得するだけのものを言えなかったし、環境を出せなかった。

伝える側なはずなのに、自分が伝えられ・学ぶ場でした。

次も誘っていただける場があれば、今回より次回少しでも前に進んで自分をアップデートし、分かりやすいようにやれるように精進します。

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