【コミュ障の趣味史⑫】競輪

趣味史12弾は競輪です。
前回の競馬に続いて公営ギャンブルを取り上げます。

最初に行ったきっかけ

最初に競輪場へ足を運んだのは高校生の時です。松戸競輪場に新田恵利が来るというチラシを観て、行こうと思いました。ちなみに、松戸競輪場は私の実家から歩いて20分ほどの場所にあり、存在自体は中学生のころから知っていました。

入場無料になるチラシをもって競輪場に入り、新田恵利が登場するまで客席でレースを観ることにしました。
初めてレースを観て意外と速いんだな、と競馬のときと同じ感想を持ちました。

競輪のレースでは、最初の数周は誘導員が付きそのペースで進むのですが、その時でさえ公道を全速力で走っているおばさんの自転車くらいのスピードがありました。残り2周になると選手たちはギアを上げ、スピードが格段に上がります。
ラスト一周の攻防はとても見ごたえがありました。

ヤジがうるさい

もう一つ思った感想は、ヤジがひどいなというものです。

「○○本気出せ!」
「△△仕掛けろ!」
「××位置間違えてるぞ」

客席で観ている人は100人にも満たないのですが、競馬場に負けないくらいのヤジがバンク(競技場のこと)に響き渡っていました。

新田恵利の出番になると、仮設の舞台の前に100人近いファンが集まりました。
競輪場に来る年齢層と新田恵利のファン層がかぶっているためか、すごい熱気を感じました。
いよいよ新田恵利の登場。少し競輪にまつわるトークをして、その後「冬のオペラグラス」を歌って幕を閉じました。しっかり音を外していた記憶がありますが、残念ながらこの時のことをはっきり覚えていません。

車券を買う

松戸競輪場は家からも大学からも近かったため、大学生の時にかなりの頻度で競輪場に遊びに行っていました。
競輪は平日でもやっているため、授業が終わった後やバイトに行く前に遊びに行くことが多かったです。
競輪は9車で行うため、最大18頭で走る競馬よりも当てやすいのが特徴です。ただし、競輪には単勝や複勝という当てやすい車券がないため、3着内に入る2車を当てるワイド車券を中心に買っていました。

あるとき、たまたま買った三連複で4000円当てたことがあります。3着に五閑選手が入ったことでちょい荒れの展開になりました。それから味を占めて頻繁に車券を買うようになったので、トータルでは負け越していると思います。

祖父との競輪話

母方の祖父が競輪好きで、競輪のラインや戦術などの話を聞かせてもらいました。

一番印象に残っているのは、祖父の父親から車券の購入を頼まれて買いにいくも慌てていたため買うレースを間違えてしまい、結果的に高配当の万車券を手に入れる話です。頼まれたレースでは適中しなかったため当てたお金をこっそり隠し、当時ぜいたく品だった饅頭や甘納豆を兄弟の分まで買ってあげていたそうです。羽振りの良さを怪しまれ結果的に白状するとのことですが、買い間違えたレースで高配当を当てる運の良さと兄弟のためにお菓子を買ってあげる祖父の優しさが印象に残っています。

祖父は足を悪くしていたので、年末に行われる競輪グランプリの予想を聞いて祖父の代わりに買いに行きました。昨年も、仕事の合間を縫って祖父に会いに行き、グランプリの車券を代わりに購入しました。

競輪のブームは一年程度で終わり、最近は年末のグランプリしか購入していません。まくりや差し等の戦術をいまいち理解できておらず、予想の参考にすることもできませんでした。
おそらく、競輪に深くハマる人は、選手の出身地区や先輩後輩といった人間関係から予想を組み立てるのでしょう。

自転車は面白い

競馬ほど深くハマったわけではありませんが、自転車競技には興味を持っています。そのため、ツール・ド・フランスは一時期海外の動画を日本語字幕なしで観戦したりしました。
ツール・ド・フランス等のサイクルロードレースについてもいずれ書いていこうと思います。

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