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同人誌のデザイン始めました(番外編)

同人関係のデザインを中心に、30人無料でデザインをさせてくださる方をTwitterで募りまして、ほぼ最初の段階でお声がけいただいた案件の中に、ハンドメイドブランドのロゴ&ショップカードの依頼というものがありました。

同人や漫画とは異なりますが、個人依頼であれば必ずしも同人に限るつもりはなかったので、ありがたく制作させていただきました。

<制作手順>

同人その他関係なくデザインを行うにあたって、こちらからいくつか質問をさせていただき、ご依頼内容を踏まえてどのような形にするかイメージを膨らませています。

今回の場合だと、最初にご依頼主様のショップページを拝見させていただき、
そこから何案かロゴを提案 → ロゴが固まったら名刺のデザイン
といった流れにさせていただきました。

ショップのアカウント。
ブランドのイメージや好きなスタイルは
「草花、テキスタイルだとウィリアムモリス。
絵はクリムト・ゴッホ(星月夜や夜のカフェテラス)が好き」とのこと。

作品の印象とご希望を聞いてまず思い浮かんだのが、「描かれているイラストをロゴに絡めてみたいな」ということ。
作風によっては組み込むことでアクが強すぎてしまうこともあるのですが、繊細なタッチなので、出しゃばりすぎないけれど印象を残せるなと感じたので、先にロゴを組んで、イラストを入れていただくパターンを2つご提案しました。

<ラフ提出>

ハンドメイド展を時々見に行くのですが、「綺麗だけれども印象に残らない」ことが多くあるので
同業で並んだ時に違和感はないけど他にないものを、と考えました。


上のラフをお送りしたところ、「直感的に②の方が模様を入れた時にオリジナリティが出そう」とのことでしたので、②で進めることに。
②ロゴに併せてイラストを描き下ろしていただけるかご相談したところ、快く受けていただきました。

イラスト初稿。
とても美しいのですが名刺サイズになると潰れてしまうため、
太い線で書き直していただくことに。
線を太く修正いただいたもの。
名刺サイズで確認したところ潰れや擦れなく印刷できていたのでこちらで仕上げに。


<完成>

いただいた作品をロゴのデータに重ね合わせ、微調整して完成。
名刺サイズでトンボをつけて、印刷用PDFとコピーでの印刷も可能なようにJPEGデータをお渡ししました。

表面


裏面はモノクロをご希望。
情報は最小限で、スペースを残すことで簡単なメモなどを残せるように。


以上が完成までの流れです。
今回のデザインのポイントは「イラスト制作を受けていただけるかどうか」
でしたので、受けていただいた段階で7〜8割がた大丈夫だな、と感じた記憶があります。

個人デザインの醍醐味の一つに「セッションしながら作り上げる」ことがあるので、今回も非常に楽しく制作させていただきました。

care labo拝


制作の糧とさせていただきます。ご無理のない範囲でよろしくお願いいたします。