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イヤイヤ期の育児における五段階説

イヤイヤ絶頂の息子は、当然ながら歯磨きも毎度嫌がる。

あの手この手を繰り出すものの
すぐにマンネリ化して効果が薄れるが
試行錯誤にも段階があったことに気付かされた。

第一段階 アメとムチによる働きかけ
できたら好きなシール、好きなテレビというご褒美系。
その逆で、しないと鬼、しないとバイ菌という恐怖系。
第二段階 他者を通じた働きかけ
『おかあさんといっしょ(NHK)』の歯磨きコーナーを10分つなげて編集。お友達もがんばっている!と応援系。
第三段階 好奇心への働きかけ
『はははのはなし(かこさとし作)』等の絵本で歯への関心を高める。
上が10本、下が10本、全部で20本だよ。夜の間に鬼さんが抜いてないか
磨きながら数えてみようと誘う好奇心系。これはけっこう気に入った様子。

歯磨き習慣化の作戦は日々進化させてきたが
万策つきた感があったある夜。

消防士のコスプレTシャツに身をつつみながら
『ボクね、消防士さんになりたいな~』
『ボクね、消防士さんだから 雷ぜ~んぜんこわくないよ』
『ボクね、消防士さんだから お勉強する』
であれば・・・!
『消防士さんは、重たいホースや酸素ボンベもつとき
 ぐーーーっと歯をくいしばるんだよ』
『歯磨きしていないと、ポキっとおれちゃうよ』

歯磨きではなく【歯の訓練】と名付けて
新たな価値に転換することでモチベーションをつくってみた。

パパから言われることは『イヤ』だが
彼にとっての憧れの消防士さんからの示唆となれば
俄然やる気が湧いてくる。
憧れの人に近づきたいと思う気持ちは大切にしてあげたい。

つまり第四段階は メンターからの働きかけだった。
今のところ、これが彼の納得解。

であれば、次の第五段階は自己実現欲求からの自己表現欲求か?
 歯磨きができる君はかっこいい!
 確実に消防士さんに近づいている!

心の成長を見据えながら 励ますことで
自分でできた! ということを
一つ一つ増やしていってあげたい。

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