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いまさらだけど、なんでニシキゴイなの。

なぜボクはニシキゴイなんでしょう。
今までほとんど語ってこなかった「Yuto Muraki = ニシキゴイ」の歴史をここで紐解いていきたい。


いつも聞かれます。
「なんでニシキゴイなんですか?」と。

するとボクは
「昔、ニシキゴイみたいなスキーウェアを着ていたので、いつの間にかそう呼ばれるようになりました。」
こうやって文章に起こしてみると随分と雑な返しをしていたのだなと感じたが…

とりあえず時系列でニシキゴイの成長を見てみよう!

2017-2018season

まず最初のキッカケは、やはりあのスキーウェア。

ボクのSNS創成期を知っている読者の方には懐かしい写真だろう。
Phenixの2017-2018seasonのデモ系ウェアだ。

高校1年生の冬、これを着て滑っていたら
ホームゲレンデ三川・温泉スキー場のリフトのおじさんやスクールのスタッフから
「ニシキゴイみたいなウェアじゃん」と言われた。

正直最初は
「なんでニシキゴイなんだよ(笑)」と
大して興味がなかったのかもしれない。

しかし、SNSで徐々に発信をするよう中で、
自分のウェアの代名詞として「ニシキゴイウェア」という表現を使うようになった。
語呂の良さもあり、自分自身が徐々にその表現を気に入ってくるようになったのが1年目のお話。

2018-2019season

翌年のシーズン序盤。
ついにあのハッシュタグが生まれる。
このキッカケはお世話になっているフォロワーさんのツイート…

ここで初めて「放流中」というワードが登場した。
そしてこの数日後、

「#ニシキゴイ放流中」が誕生した。
このハッシュタグを作ったのは
①自分専用のハッシュタグでボクを覚えてもらいたかった
②フォロワーさんとお会いした思い出を残すため
が主な理由だ。

細かいことだが、
「錦鯉」を敢えてカタカナ表記にしたのはなんとなく、文字として見たときに目に焼きつきやすそうだったから。
(数年後のM-1チャンピョン「錦鯉」さんも漢字表記で重なるとも知らずに…)

瞬く間にこのハッシュタグはTwitterスキー界隈で広がり、
3月の全日本ジュニアスキー技術選手権大会に出場したときには思った以上に知られていてビビった記憶…
でも、そのおかげでたくさんの選手と交流するきっかけができたのでタグを作った目的を達成できたのか?
選手だけでなく、ジャッジ陣からも声をかけてもらった記憶。

1年前の同大会では全く知り合いがいなくて寂しかったが、
タグができた1年ですごく変わったよなー。

春スキーはニシキゴイの着ぐるみを着てかぐらスキー場に登場。

(技術選選手が着ぐるみなんて…)
着ぐるみで滑っているフォロワーさんと「ボクも着てみたいなー」と冗談で話していて、
「絶対売ってないだろう」とふざけてググったら一発で出てきてしまい、すぐにポチってしまったのだ。

この着ぐるみ、元々はパジャマとして売られているのでフリース生地。
モコモコしていてぶっちゃけすごく暑い。
お腹のボタンは一つ一つ開閉するのが大変なので、母にファスナーを縫い付けてもらった。

こんな感じでこの1年はボクのスキーヤー人生を大きく動かしたシーズンだった。

シーズン終了後にはこんな写真を撮影。
真夏の街中にスキーの格好で現れる奇行は非常に大きな反響を呼んだ。

2019-2020season

高校3年生のシーズン。
受験がありほとんど滑れなかったのに加え、3月には新型コロナウイルスの感染拡大で大会が軒並み中止。
4月の緊急事態宣言後には春スキー営業をしていたスキー場もどんどんクローズしていく。

この1年は本当に虚無虚無プリンだった、こんなに長引くとも思わなかったし。

肝心のニシキゴイ関連の話題はというと…
まずはウェアの変更。

「元祖ニシキゴイウェア」がボロボロになったので、
「2代目ニシキゴイウェア」が登場した。
同じメーカー・同シリーズ。
カラーはもちろんニシキゴイカラー。

でもちょっと金魚っぽいが…いや、どう見てもニシキゴイだよね。


そしてもう一つのトピック。
新しいハッシュタグを作成した。

ホームゲレンデのときは「#ニシキゴイ遡上中」を使うようになった。
放流した魚が故郷に遡上する…そんなイメージ。

最初は三川・温泉スキー場だけだったが、自身のスキー活動が大きくなり
時期によってボクのホームゲレンデが変わるようになってきた。
(ボクのシーズンは例年、11月の軽井沢〜ハイシーズンの三川〜春のかぐら〜8月は乗鞍)
そのため今はホームゲレンデとして位置付けている数カ所のゲレンデに行ったときにこのタグを使っている。

2020-2021season

大学生になり、チームの関係でウェアを変えることになった。
2代目ニシキゴイウェアも並行して使いながら。

チームウェアのカラーを見てびっくり、なんと…

ニシキゴイといえば、紅・黒・白。
せめて赤系だけでも入っててほしい…と思ったが、まさかの水色と白。

そこで色々と調べてみたら、なんと

あった!
「鳴海浅黄」という品種はお腹が青いじゃないか!
ちょうどヘルメットを交換しようと思っていたので、オレンジをチョイス。
見事「3代目ニシキゴイウェア」の完成です。

初代ニシキゴイウェアは「大正三色」、2代目ニシキゴイウェアは「緋鯉」。
系統図を見ていると、思った以上にたくさんのカラーのニシキゴイがいることに驚く。
緑系以外なら大抵のウェアを◯代目に就任させることができそうな気がする。

たまたま入ったcrocsストア。
面白いデザインのアイテムがあるのは元々知っていたので、
これまた冗談半分で「どうせニシキゴイなんてないっしょ」と入店した瞬間、
コイツが目に止まってしまった。

もちろん即買いですよね。

2021-2022season

そして今シーズン。
3代目ニシキゴイウェアはかなり汚れ、転倒により切れてしまったので4代目が登場する。

うん、「赤松葉」ですね。

そして仲間と新しいチームを作るときにチーム名に悩んだ。
覚えやすく、インパクトのあるワード…
あ、ニシキゴイだ!

既にスキー界隈にかなり高い知名度を誇るニシキゴイブランドを使った
「チームニシキゴイ」が始動した。


おまけ

オレンジのレインウェア(上下)と、春コブ用の初代ニシキゴイウェアの色違い(下のみ)を組み合わせると、
カラー的にはニシキゴイだが…たまに謎の生物になります。

そんなこんなで

初めはニシキゴイに対してあまり興味がなかったわたくしめだったが、
いつの間にかすごく愛着が湧いてきた。

よく聞かれる「新潟だからニシキゴイなの?」
というのは、実は後付けの理由だったのです。

多くの方々との出会い、スポンサー様とのご縁、自分自身のスキーの楽しみ方、
「ニシキゴイ」をキッカケに自分の世界が一気に広がった。

そして最初のキッカケを作ってくれたブランド、Phenix。
2022-2023seasonからボクはPhenixチームに所属する。
小さい頃からずっと愛用しており、ボクにとってとても大切なブランドだ。

一時期はブランドの存続が危ぶまれたが、再び白銀の世界に舞い戻ってきた。
5代目ニシキゴイウェアはどのようなデザインになるのか?
ボクの活動と併せて、新生Phenixの動きにもぜひ注目していただきたい。


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