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はいたーい!キャロルやいびん!!

はじめまして、南風シェフ・キャロルです。

私は沖縄生まれ沖縄育ち。しばらく関東で暮らしていましたが、現在は沖縄でのんびり暮らしています。関東にいた頃は、エコール辻調理を卒業後、都内のカフェやイタリア料理店、フレンチのホール、ウェディングの料理のおしごとをしていました。沖縄に帰ってからは、沖縄そば屋さんで手打ちそばを打ったり、首里の老舗沖縄料理店で人生の師から、沖縄料理を学びました。

今は、料理のお仕事はしておりませんが相変わらず料理は大好き。そして食卓を彩るやちむんのお皿に盛り付けるのもお料理のする楽しみの醍醐味ですよね!

私が学んだ沖縄料理のノウハウや、うちなんちゅ(県民)の知恵を駆使してキャロル流お家で作れる沖縄料理をご紹介していきたいと思います。

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地元の私にとって、沖縄料理とは。沖縄料理は引き算!

子供の頃は、ただただ西洋料理に憧れを抱いてました。いつも日常に当たり前のようにあった沖縄料理に対して「なんか地味で沖縄料理ってダサっ」感覚でしかありませんでした(笑)今となっては、猛反省ですね。。。沖縄料理は奥が深く、「シンプルな素材を活かす」ための引き算の料理だということを学びました。

沖縄料理をおぼえたての時、その見た目をよくしようといろんなお野菜を入れていた私。(その頃はイタリアンに憧れていましたので・・・)その時、師に言われたこと。「琉球料理はね、引き算なんだよ」と。本当に美味しいベストな食材と、調理法と、味付けが揃ったとき、不思議と愛される料理に変わる、師は私にそう伝えてくれました。暑い島国、沖縄の食材をクセらせないためのコツや知恵が詰まった料理だったのです。

受け継がれる料理の「てぃーあんだ」のコロロ。

そして何より大切な「てぃーあんだ」の心。直訳すると「手の油」という意味なんですが(笑)、母親の味、家庭の味、誰かのために心を込めて作るとき、料理は魔法がかかったように美味しくなります。その心のことを「てぃーあんだ」と沖縄では言います。

私が一番「てぃーあんだ」を感じるのは「おにぎり」ですね!おにぎりをにぎった人によって不思議と味が変わるし元気になる。そんな料理の魔法が「てぃーあんだ」です!私の紹介する沖縄料理は、ベーシックを意識してお伝えしようと思っています。ご自身でアレンジして、沖縄料理をぜひ身近に感じてもらえれば嬉しいです。

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こんな時代だからこそ、明るく元気になるごはんを食卓で!

こんな時代、というのは、ハイ、コロナのことです。2020年になり、沖縄も激変しました。観光業に携わっているキャロルにとっては、沖縄のことをいつも気にかけて第二の故郷のように心から思ってくれている県外の方がたに何かできる事はないかを考えていました。

沖縄に来たくてもなかなか来れないのであれば沖縄を感じるご飯を届けよう。お家でじゃんじゃん作ってもらって沖縄の風を届けよう、そんなアイディアが湧いてきたのです。

沖縄ではみんなで大皿を取り分けるような習慣がまだ残っています。(例えば、オードブルと呼ばれるケータリング式の大皿料理などなど。)

家族行事やお盆など大勢の親戚や家族が集まる大切な時間に欠かせないのは、美味しい料理があってこそ。みんなで食べると、自然に気持ちも心も明るくなり、笑顔や元気の源になるんです。清明祭と呼ばれる行事には、お墓の前でみんなで集まり重箱を広げご先祖様と一緒に食べる、そんな文化もあるぐらいですから!

助け合わないと生きていけない小さな島国で家族の絆を生み出す、みんな一緒に食卓を囲めば家族、そんな精神を育むための知恵でもあったとキャロルは思っています。

また沖縄の食材、ゴーヤーやヘチマ、島にんじん、パパイヤ、豚、昆布にはたくさんの栄養素が詰まっています。体に働きかけることもとっても大切。マンゴーやドラゴンフルーツなど色鮮やかで見た目も楽しい食材もてんこ盛り。

是非そんな沖縄のエッセンスが風に乗り、みなさまの食卓に届きますように。南の風を届けるシェフ、という意味でつけた「南風シェフ・キャロル」。

沖縄のことを出来るだけわかりやすくお役に立てる記事を書いていこうと思います。どうぞ、ゆたしくうにげーさびら★

(方言で、よろしくお願いしますね★)

all text. all photo by南風シェフ・キャロル




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