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もしかして認知症なのかしら

ここのところ、母の様子に異変がみられる。

財布がなくなった、お金がなくなったと言ってきて
「誰かに盗られた」と「〇〇さんが来た時に」とか言うので、
そのまま受け取り、盗まれたのか?と疑ったのも束の間、
他の部屋または普段使っていないバッグの中からなんともなく現れる。

何度かそんなような事が続いたある日、
母はまた財布がないと独りで警察に盗難届けまで出してしまった。
その時も違うところから財布はなんともなく見つかり、来てくれた警察官の方にはお手数をおかけしてしまった。

その時に、警察官の方に助言されて初めて気がついた。
「お母さんはもしかしたら認知症の可能性があるかも知れません。一度検査されてみてはですか?」

認知症の発症率の高さもなんとなく知っていたし、
親戚のおじさんが認知症らしいと言う話を聞いたりもしていたのに、
まさか自分の親にそれがやってくるとは、虫の良い話だけれど、想像していなかった。

同じ様な事が多々あるらしく、そういった現場経験のある警察官の感触ではまさに母の症状が似通っているので、と言う事だった。今思うと、その時助言を貰えたのはありがたかった。振り返ると、記憶の曖昧さや、以前にはなかった疑り深さ、もの忘れの悪化など、思い当たる事が沢山あったが、第3者から指摘がなければ、まだ気づけていなかったように思う。

認知症の可能性を認めるのは、母本人にとっては辛い現実。以前の母の感情表現にはあまりみられなかった様な、激しい怒りの感情を伴った抵抗があった。「わたしは認知症ではありません!」検査に行くのにも、まだ少し時間がかかりそうだ。

もし同じような経験をされた先輩方がおられましたら、アドバイス宜しくお願いします!励みになります。


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