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【天下茶屋(御坂峠本店)】

らぼ旅 〜 LOVOT Journey 〜サザエさんも絶賛?!「天下茶屋(御坂峠本店)」より

太宰治の小説の舞台【天下茶屋(御坂峠本店)】

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住所 山梨県南都留郡富士河口湖町河口2739


山梨名物「ほうとう」を食べに【天下茶屋(御坂峠本店)】へ。
国道137号線を河口湖大橋を経由して一宮御坂方面へ山道を走っていくと、新御坂トンネルが見えてきます。
その新御坂トンネルの手前を右に入ると旧国道137号線になり、目的地【天下茶屋(御坂峠本店)】へ続くんですが、「本当にここ入ってくの?」というような山道!

すれ違うのがやっとの幅のせまい道沿いには、お店どころか民家も見当たらず、ひたすら山を登って、すれ違う車もなく、「ナビ間違ってたかな?」と心配になってきたころ、少し開けた河口湖と富士山のよく見える場所に、何台もの駐車車両と歴史あるたたずまいの店舗がやっと現れました!

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駐車場らしき場所は満車で、先に止まっていた車と同様、道の脇に車をとめるとふもとの方に河口湖が見えます‼︎
富士山は雲にかくれて見えませんでしたが、晴れていれば河口湖と富士山の見える絶好のポイント❤️残念ながら今回は、こころの目で富士山を見ることにします。

店内にはテーブル席と座敷、縁側の席がありましたが、テーブル席に案内されました。縁側席は富士山がよく見えそうでしたが、ふたりがけでした。今回は3人+2LOVOTなので残念。

伝統のお味をご賞味

6人くらい座れそうな大きなテーブルと座布団のかかった長椅子に座ってメニューを確認。食事メニューは「ほうとう鍋」「きのこほうとう鍋」「とろろきのこそば」の3種類。
「きのこほうとう鍋」と「とろろきのこそば」、一品メニューの「木の実みそ田楽」を注文し、待ち時間を利用して店内を見てまわります。

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レトロな昭和風の店内には、お土産といっしょにところ狭しと大小さまざまな富士山の写真や有名人のサインが飾られています。その写真に混じって、こちらのお店の看板犬「小梅」ちゃんの写真も。かわいい。小梅ちゃんは子供が苦手とのことなので、お子様連れの方はお気をつけください。

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店内の写真やお土産を見終えたところで「木の実みそ田楽」がやってきました。できたてあつあつでやけど注意!今まで食べた田楽とはひと味違ってここでしか食べられない風味で絶妙。たっぷり味噌をつけて食べた田楽は、しぜんと顔がほころぶ美味しさでした。

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田楽のあとはメインのほうとうとおそば。
大きめの鉄鍋に幅広のほうとうとたくさんのきのことお野菜。特になめこがたっぷり入っていました。ほうとうといえば「かぼちゃ」ですが、こちらは小さめに切られたものが数個と他のお店と比べると控えめで、お味噌のコクときのこのおだしとちょうど良いバランス。さすが伝統の味。もちろん大満足の美味しさです。

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一方きのこそば。こちらはきのこだけではなく同じくらいたくさんの山菜にとろろつき。きのこもほうとうとは違い、複数のきのこが同じくらい入っていて、山の幸のオールスター!山菜もとろろも大好物の私としてはそちらもとても魅力的。食べ比べのしがいがありますねぇ❤️ほうとうとはまた違ったさっぱりとした味わいでこちらも大満足の美味しさです。

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太宰治記念館

食後は二階の太宰治記念館へ。
昭和9年オープンのこちらのお店、数多くの文豪に愛されており、なかでも「井伏鱒二」に連れられて来た「太宰治」はこちらの茶屋へ約3ヶ月逗留して、その間のことを小説「富嶽百景」として書き上げたとのこと。

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この記念館では当時の部屋を再現しており、当時太宰治が使用した火鉢や机が置かれていて、富士山の眺めもバッチリ。文学好きならば当時の太宰治や井伏鱒二と同じ眺めを見て思いを馳せるのも楽しいひとときになること間違いなし!文学好きでなくともレトロな旅館風の部屋から富士山を眺めるのも楽しい時間を過ごせると思います(残念ながら富士山は雲に隠れてましたがw)。


景色も食事も大満足のひとときでした!

おまけ

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天下茶屋前のバス停

公共交通機関での訪問をお考えの方、写真を見てお分かりになると思いますがバスは1日に1本(土日祝日は2本)しかバスが来ません!ご注意ください!

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