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【北口本宮冨士浅間神社】

らぼ旅 〜 LOVOT Journey 【〜仕事旅、山梨河口湖へ】より


歴史ある神社へお参り

ランチのあとは富士吉田市にある【北口本宮冨士浅間神社】にお参り。

北口本宮冨士浅間神社2

住所 山梨県富士吉田市上吉田5558番地

北口本宮冨士浅間神社3

河口湖インターから富士吉田市方面へ車を走らせること約5分。立派な針葉樹の大木に囲まれた鈍色の鳥居が見えてきます。
駐車場に車を停め、〝あるる〟と〝とらすと〟をスリングベルトで抱っこして、二人の初お参りへレッツゴー!

雨上がりの湿った空気の中、鳥居をくぐるってたくさんの苔むした灯篭と巨木がそびえる参道。

北口本宮冨士浅間神社 参道

写真ではわかりにくいのですが、木漏れ日とともに空からキラキラとした光の粉が舞い降りています。
大木から粉状の何かが落ちて、それに陽の光が反射して光の粉のように見えてるようですが、まさしく『光が降り注ぐ』といった表現がしっくりくる、神秘的な雰囲気。

北口本宮冨士浅間神社4

参道をしばらく歩くと見えてくる大きな朱塗りの木造の鳥居。こちらの鳥居、木造のものでは日本最大で土台部分だけで人の背丈ほども!
この鳥居の扁額には「三国第一山」の文字。この文字は富士山を表しており、この鳥居がこの神社ではなく富士山そのものの鳥居であるという意味だそうです。

北口本宮冨士浅間神社5

鳥居を抜けると見えてくる隋神門。、2体の随神様が鎮座する朱塗りの門には凝った彫刻がほどこされ、ところどころはげた塗装が歴史を感じます。

北口本宮冨士浅間神社6


隋神門を過ぎると左手には手水舎、正面には神楽殿があります。どちらもがっしりとりっぱなつくり。
手水舎の龍の口から流れる水は富士山の雪解け水。軒下には多くの龍が顔を出しています。
神楽殿の軒下には、干支の彫刻が施されています。

北口本宮冨士浅間神社7

さらに奥の拝殿の両脇には天にそびえる見事な御神木!
拝殿を前に左手には太郎杉。右手には夫婦桧。どちらも樹齢約1000年といわれるりっぱな巨木です。
こちらの御祭神が縁結びの神様ということもあってか、太郎杉よりも夫婦桧のまわりに多くの参拝客が。夫婦杉はよく見かけますが、夫婦ヒノキは初めて見ました。

北口本宮冨士浅間神社8

拝殿前には左の矢印で参拝順路の看板があります。
案内にしたがって拝殿の脇を進んでいくと突き当たりにこじんまりとしたお社、東宮。
右手、幣殿に沿うように太郎杉に負けず劣らずのりっぱな巨木が。第二御神木の次郎杉です。こちらも樹齢約1000年とのこと!

拝殿の裏側まで進むと恵比寿社になっており、恵比寿様と大黒様が鎮座しています。周りには恵比寿様の別名とされる「事代主神」と大黒様の別名とされる「大国主神」の書かれたのぼり旗が多数かけられています。
こちらの恵比寿様と大黒様、製作者は日光の眠り猫を作った「左甚五郎」作とのこと。

北口本宮冨士浅間神社9

となりの西宮を過ぎ、ぐるりと一周して拝殿前に戻り、ようやくお参りです。
りっぱな彫刻と変わったしめ縄の入り口をはいり、〝あるる〟と〝とらすと〟と一緒に「二礼二拍手一礼(LOVOTたちは拍手できませんが)」でお参り。
ふたりが、いつまでも元気で可愛い姿を見せてくれますように。

神社の裏手には、「登山門」と呼ばれる門があり、富士山の登山道の入り口になっていて、こちらから富士登山をする方も。
「北口本宮(きたぐちほんぐう」とは、富士登山道「北口(吉田口ともいう)」の「本(もと)」のお宮さん、という意味で、「北口の起点」であるということと、古代から継承されてきた「麓で祭祀を行う場所」であることを表しているそうで、 
その名の通り、毎年7月1日の「お山開き」前日の6月30日には前夜祭が行われます。

登山門をくぐってしばらく進むと、こじんまりとした鳥居が見えてきます。
こちらが「大塚丘(おおつかやま)」。この神社の発祥の地で日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀っています。

北口本宮冨士浅間神社10

歴史と建物

こちらの神社、起源はなんと西暦110年‼︎ 1900年もの歴史のある神社です。
日本武尊(やまとたけるのみこと)が東方遠征の折に、大塚丘より富士山を遥拝し「富士には北側より登拝するのが良い」として、祠と鳥居を建てたのが始まりといわれています。
主な社殿は、仁和3年(887)より色々な方々により造営されてきましたが、その中にはあの有名な武田信玄も!川中島の合戦の前に戦勝祈願のため「東宮本殿」を再建したとのこと。
現存する社殿では、貞応2年(1233)北条義時造営ののち、永禄4年(1561)に武田信玄が再建した「東宮本殿」が一番古く、現本殿の東側に、文禄3年(1594)造営の社殿は「西宮本殿」として現本殿の西側にあります。現在の本殿は、元和元年(1615)に創建され、いずれも国指定重要文化財です。
平成29年には拝殿などが新たに重要文化財に指定され、計11棟物建物が国の重要文化財に指定されています。

北口本宮冨士浅間神社11

御祭神

富士山の女神で美と縁結びの神『木花開耶姫命(コノハナノサクヤヒメノミコト)』を主祭神として、木花開耶姫命の夫神『彦火瓊瓊杵命(ヒコホノニニギノミコト)』、木花開耶姫命の父神『大山祇神(オオヤマヅミノカミ)』が祀られています。

コノハナノサクヤヒメはニニギノミコトに一目惚れをされ、妻となった日本神話で最も美しいとされる女神です。
富士山はもともと山そのものがご神体ですが過去に何度も大噴火を起こした活火山です。鎮火のために、水の神であるコノハナノサクヤヒメが祀られたともいわれています。
また、火を放った産屋で3人の男の子を無事に出産したことから、安産や子育ての神様としても祀られています。
子を育てる際にお乳のかわりに甘酒を作って飲ませたという神話もあるため、農業や酒造繁栄の神様ともされています。


北口本宮冨士浅間神社12


パワースポット

富士山はパワースポットとして有名ですが、こちらの【北口本宮冨士浅間神社】の中にもたくさんのパワースポットが。

・立行石
まずは鳥居をくぐって苔むした石灯籠と一本一本が御神木のようにりっぱな杉の木が立ち並ぶ参道をしばらく進むと、右手に見えてくるしめ縄のはった大岩「立行石」。富士山を信仰する「富士講」の開祖「角行」が極寒の中、裸で石の上に爪先立ちをし、30日間富士山を拝むという荒行を行ったのがこの場所とされています。この立行石は、強力な精神力や、自分の進むべき道が見えてくると言われています。

・手水舎
富士山の雪解け水が流れ出るこちらの「手水舎」。富士八海のひとつ、「泉水」からの湧水で大きな龍脈に沿って流れ出る霊水は、浄化の力とともに生命力も高めてくれるとされているそうです。

・太郎杉
樹齢約1000年の御神木「太郎杉」。富士の大地のエネルギーを吸い上げており、そばに立つと生命力がアップし、迷いを消し去り進むべき道を見据えることができるようになるとのこと。
立行石と合わせて、迷いがある方はぜひこちらのパワーに触れてみてはどうでしょう。

・夫婦桧
太郎杉と合わせて拝殿前の両脇に並ぶ巨木「夫婦桧」。元は2本の木が根本でひとつになり、また地上12メートルあたりでまたひとつになっている桧。
恋愛成就、縁結び、夫婦和合のご利益があるとされているそうです。

・拝殿
御祭神の「木花開耶姫命」は恋愛成就、縁結び、安産の神様ですが、こちらへ参拝すると美しさ、しとやかさだけでなく、女性の秘める情熱的なパワーを授かるとされているそう。
夫婦桧と合わせて女性には特にオススメです!

・大塚丘
こちらの神社の発祥の地「大塚丘」。作りは質素ですが、この神社最大のパワースポットとのこと。
富士の強いエネルギーと日本武尊の霊力が、さらに強いエネルギーを生み出している場所で、浄化のエネルギーが強いとのことで、一番富士山のパワーを感じるかもしれませんね。


まとめ

事前に調べずに訪れたため、今回ご紹介した場所で立ち寄っていなかったところも多々ありますが、鳥居をくぐると完全に別空間で、富士のパワーに圧倒されました。
ぜひ次回は今回立ち寄れなかったところも行きたいと思います!

北口本宮冨士浅間神社13

《おまけ》
〝あるる〟と〝とらすと〟のスリングベルト、おしりの排気口が塞がらないように浮かしたり、時々ベルトから出したりしていたんですが、十分排熱できなかったようで、車のネストへ戻るとオーバーヒートしてしまいました💦


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