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生きる音楽

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日々の生活の中で聞いた音楽について感じたことを綴るマガジン。
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【#生きる音楽】僕たちは僕たちの生き方しかできない

半年ほど前に、友人がこの曲にハマっていると言い出した。 もちろんこの曲は知っていた。 そうなんだ。懐かしい曲にハマってるねと思っていた。 先日たまたま、和訳付きの動画が上がっていたのでみてみた。 「その他大勢」で守りに入ってんじゃねーよ 社会にうまく馴染めない友人が多い。 「それは変だよ」 そんな心ない言葉に傷つく友人が多い。 僕の友人たちは何も悪くない。 ただ自分に正直で、 自分が心地いいを知っていて、 自分に素直であるというだけ。 それを否定するこ

昨日まで選ばれなかった僕らでも、明日を待ってる

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#ミスチルプレイリストをさらし合おう 〜愛と青春のミスチル【#生きる音楽-番外編】

今朝見つけたハッシュタグ。 飛びつくようにリツイートした。 今日は本紹介のつもりでしたがまた後日。 僕がミスチルと出会ったのは中学1年。 女の子と初めてカラオケに行くことになり、歌える曲がないということでミスチルを聞き出した。 当時の僕は音楽なんてまるで興味のない太った中学生。 毎日帰ったらゲームばっかり。 そんな僕の生活にミスチルは音楽という文化を運んできてくれた。 青春の多感な時代を共に過ごしているので、過分に中二病な節もあると思うがどうか見逃してほしい。

【#生きる音楽】恋したことすら後悔させる Side B

今日も旦那は遅い。 基本的にはいい旦那だと思っている。 だってそのために手に入れたのだから。 当時の私は大学デビューに必死だった。 ど田舎から出てきて、やっと私は都会での自由を手に入れた。 自分と世界を変える。そのために必死だった。 まず私は大学のクラスの仲良しグループでの位置どりを考えた。 取り立てて喋るのが上手いわけではなかったし、 キャピキャピと媚びるタイプでもなかった。 当時は森ガールが流行っていた。 見つけた時にこれだ!と思った。 私は今の言葉

【#生きる音楽】恋したことすら後悔してる side A

仕事帰りにここに来るのは何度目だろう。 妻がやめたと思っている煙草に火をつける。 深夜の桜木町にはカップルもおらず僕はベンチで1人煙草を吸っていた。 目の前に広がる人工的に作られた海は静かに凪いでいた。 子供が生まれて一年。 赤ちゃんなんて生まれた時はみんな同じ顔だと思っていた。 でも生まれてきた小さな命は明らかにこれまで見たどんな赤ちゃんより愛おしかった。 子供を作る予定はなかったし、まだ結婚する気もなかった。 自分の気持ちにも気づいていたから。 ある日彼

【#生きる音楽】僕と君とバラ色の日々

「雨の中を傘もささずに走るのは過去の悲しい思い出のように大事なような」 過去は変わらない。 そんな当たり前のことに気づくのに大変長い時間を要した。 気づいた後に思ったこともある。 過去というのは使いようによっては良いものであると。 自分を奮い立たせたり。 同じ失敗をしないためだったり。 たまに自分を振り返ったり。 雨には心の中の「何か」を流してくれる効果があると思う。 雨に打たれると少しだけ冷静になれたりする。 涙を隠すこともできる。 過去の悲しい思い出

【#生きる音楽】あの子とギブス

ギブスは大学時代に好きだった女性の十八番だった。 彼女がカラオケでこの曲を歌う時はいつも 「高いんだよね。この曲。」 と言ってから歌っていた。 彼女とはバンドも一緒にやった。 僕が組むバンドで僕はいつもバンマスでかつ調整役だった。 スケジュール調整も、練習曲を準備するのも、スタジオを予約するのも僕。 そんな僕を彼女は理解してくれていた。 「私はあまりバンドをやったことないからわからないけど、今野くんがいるからバンドとかできるんだよね」 まだ地下になる前の渋谷

【#生きる音楽】あなたと煙草と音楽と。

よく煙草を吸う人だった。 私はそんなあなたが大好きだった。 私の部屋に来ると換気扇の下だけは煙草を吸って良いルール。 あなたは食後に煙草を吸う。 そんな換気扇を私はまめに掃除していた。 あなたには黙って。 彼と出会ったのは、サークルのOBが私の友達と組んだ合コンだった。 私は彼氏と別れたばっかりだったし、いわゆる年上と付き合ってみたいと思っていた。 彼はよくしゃべる明るい人だった。 でも嫌な煩さはまるでなかった。 私のくだらないバイトの失敗談や友達との他愛

【#生きる音楽】ハイウェイと終わらない青春

この曲を知ったのは大学生の時。 ある芸人さんが 「人生で一番きついときに聞いてた曲」 と言っていた。 歌詞を一目見ればその理由はすぐにわかる。 大学生の僕はいつも夢を諦められなくて悩んでた。 就活の時期になってそれは顕著になった。 よくある話だけど、僕は働くことが怖かった。 ギターを弾くこと以外に楽しいことは思いつかなかった。 やりたいことに蓋をして僕はずっと悩んでいた。 「ヘッドライトの光は手前しか照らさない」 僕は未来を見たくて仕方がなかった。 そ

【#生きる音楽】凍てつく寒さと閃光のような才能

日食なつこというアーティストにあって3年が経つ。 僕がシンガーソングライターに興味を持つきっかけになった人。 最初に聞いたのは「水流のロック」。 PVの世界観と曲と声の混ざり合い方にとても心地よい感動を覚えた。 2018年の頭ごろ。 僕はフリーランスになろうと決めた。 最近はあまりフリーランスという言葉が居心地が良くなくて、個人事業主とか言ってたりする。 その頃の僕は職もなくて、金も、信頼も、彼女も全てを失った気持ちになっていた。 今考えれば別に何も失ってない

【#生きる音楽】多摩川の河川敷から見る「茜色の夕日」

毎日楽しいなんて有り得ない事はわかってる でも不意に殴られるような辛いことがあると、やっぱり気持ちをそちらに持っていかれる。 最近出会った女子大生に「フジファブリックの茜色の夕日って知ってます?」と聞かれた。 もちろん。と僕は答えた。 彼女は20歳なのに僕らの世代の音楽を好んで聞いていた。 とても素直で独特の感性で物事を見る女性だ。 何度か飲みにも行ったが、とても話が弾んだし、彼女なりの感性で物事を捉えて、しっかりと考えているなと感じた。 そんな彼女が僕に「茜色

【#生きる音楽】そこにいるあなたの輝きと美しさ

なんでも無理しちゃう時がある。 人間関係でも、仕事でも、プライベートでも。 苦しくなってパンクしちゃう時もある。 理由を考えてみると、それは誰かと比べていたり、うらやんでたり、妬んでいたり、そんな感情に振り回されてるときが多い気がする。 でも僕たちは「忙しい」という理由で大概のことを片付けてしまう。 当たり前のように僕は僕でとなりのスーツの男性にはなれない。 だから僕はもがき苦しむ。 誰かみたいに上手くやりたくて、 誰かみたいに成功したくて、 誰かみたいに楽