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ポルトガル旅 学問・奇跡・大航海の街#4 Sagres

おことわり
2023年の旅行記です。1年後の同日付にアップしています。サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼の後日談です。

【サグレス航海学校】サグレスの学校は、15世紀にエンリケ航海王子によって設立された航海学校。学校の目的は、地図作成、地理学、天文学を学ぶ航海士の訓練であった。大航海時代を支えた知識がここで育まれた。
学校の存在は同時代の記述には見られず、現在では上記の記述は伝説であると考えられている。

2023/06/02
Lagosからサグレス岬、Sao Vicente灯台、自転車行

めいめいに朝食をとる。中庭が心地よい

8:00 朝食
9:00
レンタル自転車屋に行く。ニュージーランド人がやっている店で、最初から英語でやりとりする。まあ地元客などいるはずないのでそのほうが自然なのか。

9:44 自転車でラーゴスを出る。32kmの道のり。

旅程を確認


10:26 Burgau 1時間経って1/5も進んでない。


SIGMA dp3 Quattro ƒ/11 1/125 50 mm ISO 100


Praia do boca do Rio
SIGMA dp3 Quattro ƒ/11 1/125 50 mm ISO 100


車がかわいい。
SIGMA dp3 Quattro ƒ/11 1/125 50 mm ISO 100

11:05
SalemaのビーチPraia do boca do Rio
山道をのぼり返して振り向く。入江にいい感じのビーチが点在していることが分かる。

SIGMA dp3 Quattro ƒ/16 1/200 50 mm ISO 100

11:34 フィゲイラFigueira。この辺の沿岸はビーチのリゾート別荘地でもあるようだ。

11:57 N125にBila do Bispoで自転車のチェーンが外れる。グリップが油で汚れていて、いつの間にか手が黒くなったのだが、これは前の利用者が、チェーン直したためだな?と思う。

12:32サグレスの町を通過

SIGMA dp3 Quattro ƒ/16 1/200 50 mm ISO 100

12:40 砦が見える。
ようやくここまでたどり着いた。

SIGMA dp3 Quattro ƒ/16 1/200 50 mm ISO 100

到達の報告

自転車を停めて砦を目指す
Fortaleza de Sagres

13:00 サグレス要塞にチケットを買って入場。

エンリケ航海王子の時代に建てられ要塞で、1755年の大地震では壊滅的な被害を受けたが、その後、再建され20世紀にも大規模に改修されている。

サグレシュ - Google マップ

なぜか釣びと。有料の観光エリア内であるはずなんだが。

なぜか釣りしているおじさんがいる。僕はここに来るのにお金を払ってゲートをくぐってきたと思うのだが。しかしこの高さから魚釣るというのもダイナミックだ。

そもそもポルトガル南西端にまで来ようと思ったのにはある人のすすめがあったからだ。
それは大学院時代の友人の母親で、どうしても行ってみたかったが、もう年だしと諦めているという。そこにはエンリケ航海王子が作った学校があり、大航海時代に活躍した人々がここから巣立って、やがて日本にも来たのだというストーリーを聞いた。
日本人としてもユーラシア大陸の西の外れに、日本とつながる場所があると考えるのはロマンチックな話しだと思った。

それで、サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼を終えた後に、訪問地に加えることにしたのだ。

その友人母にテレビ通話をしてみることにした。突然の電話にもかかわらず、受け取ってくれて、首尾よく到着の報告ができた。携帯をかざして、景色をぐるりと見せて回った。サグレスの要塞から日本に映像を届けることは、ちょっとした親孝行をしている気分にもなったし、その昔、この地と日本とが大航海時代の通商ネットワークで繋がっていたことの形を変えた再現であるとも思えた。

SIGMA dp3 Quattro ƒ/16 1/200 50 mm ISO 100
SIGMA dp3 Quattro ƒ/7.1 1/400 50 mm ISO 100
SIGMA dp3 Quattro ƒ/7.1 1/400 50 mm ISO 100

13:30 サンドイッチを食べる。

カラベル船の模型
船艙の様子を復元している

14:00 博物館の展示がデジタル含む今風のもの。あまり見る時間なく立ち去る。

SIGMA dp3 Quattro ƒ/6.3 1/640 50 mm ISO 100
サンヴィセンテの灯台が見えている。
SIGMA dp3 Quattro ƒ/6.3 1/640 50 mm ISO 100

14:15
出発。サグレスから再び自転車を漕ぐ。岬は海越しにすぐそこに見えているが、遠い。

サン・ヴィセンテの灯台には観光客がたくさんいる。

サン・ヴィセンテ岬の灯台 Farol do Cabo de São Vicente
SIGMA dp3 Quattro ƒ/6.3 1/320 50 mm ISO 100
SIGMA dp3 Quattro ƒ/11 1/200 50 mm ISO 100
SIGMA dp3 Quattro ƒ/9 1/320 50 mm ISO 100

14:50
Farol do Cabo de São Vicenteに到着。
見学もそこそこに。足を休める。崖を見下ろす地べたに足を投げ出して靴を脱いだ。

15:15出発

15:40
海岸線の道を正直に行くと遠回りだと判断し、内陸をショートカット。そもそも作物栽培に適さないか、畑らしいところをすぎると、宅地造成の失敗例みたいなところに迷い込んでしまった。

SIGMA dp3 Quattro ƒ/16 1/200 50 mm ISO 100
SIGMA dp3 Quattro ƒ/3.5 1/200 50 mm ISO 100
赤い土。道はまっすぐ行ってくれない。

16:00 敷地の出口が遠い。有刺鉄線が張ってある部分から脱出。道が繋がっているところまではまだまだ距離がありそうなので、柵を乗り越え舗装路を行く。脱出しておいてよかった。

SIGMA dp3 Quattro ƒ/7.1 1/200 50 mm ISO 100

18:00 Lagos着、自転車返す。
宿に戻りシャワーと洗濯。

20:20
昨日の食材と同じ缶詰作戦で自炊。夜まで明るいし、運動の後で気分も良い。

20:53
行きはアップダウンもあって辛かった。帰りは自転車の返却も気にしながらで急いだ。よく頑張った。

お腹が空いているのでスパゲティを山盛りにして食べる。

食事のスパゲティ。サグレスの岬を巡ってきた後のサグレスビールは特別に感じた。

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