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【😷クウェート#20】クウェートの医療事情(後)


前編はこちら

10月8日〜10月12日

熱が出ている間、学校は休んだ。

他の人にうつさないように、基本的に自室に閉じこもっていた。幸いにも、ルームメイトをはじめ周りの人が感染することはなかったようだ。

日本の大学とは違い、病欠は特に問題ないらしい。
ただ、毎日イブラーヒーム教授に作文の添削をお願いしていた。


高熱しか症状がない謎の状態。嘔吐や頭痛などの症状は皆無。食欲もあった。


3日間ほど、高熱が続いた。
病院で購入した薬を服用した。

12時間で1錠
1日2回10ml
8時間に2錠
夜に1錠

薬はよく効き、症状を和らげてくれた。

しかし指示された服用方は、日本のものに比べるとかなり「強め」らしい。
薬の服用頻度を控えめにした。


友人たちが助けてくれた。
ルームメイトとリーダーは献身的に手伝ってくれた。
ロシアのムハンマドは深夜まで病院に付き添ってくれた。

マレーシアのサイイドや台湾のサイをはじめ、色々な学生が気遣ってくれた。嬉しく思う。

شفاك الله(神があなたをお治し下さいますように)という言葉を何度もかけて貰った。
具合が悪そうな人を見たら、私も使ってみようと思う。

ルームメイトは生姜がたくさん入ったうどんを作ってくれた。
サイードは毎日蜂蜜を届けてくれた。蜂蜜の使用を奨励するハディースは数多くある。

熱はあるが、かなり頭はクリアだ。

授業の課題や作文をして時間を潰した。

インターネットは暇つぶしの友だ。
YouTubeやネットフリックス・AmazonMusicといった、米企業のサービスは基本的に問題なく利用できる。

日本のサービスは完全に利用できないものもあれば、VPNを介せば利用可能なものもある。

これについては後日まとめるつもりだ。

日本版とは違い、ジブリが視聴可。クウェートに来てから『もののけ姫』を2回観た。
Amazonミュージック・ビデオも問題なく視聴できる。
らじるらじるは利用不能だった。大友良英の番組が恋しい。radikoも同様に利用不可。

教室の様子

私が休んでいる間にも、新しい学生は増え続けた。
モンゴル、ベナン、ケニア、ナイジェリア、トルコ、スウェーデン。
名前と国名を覚えるのは、正直なところ大変になってきた。


10月12日
症状が出てから1週間がたった。
熱はないが学校は休んだ。体調はvivantである。

お昼を取りにグランドフロアに向かった。
新しく来たモンゴル学生と挨拶した。名前の発音が難しく、なかなか覚えられない。

風邪に効くという、モンゴルの伝統的な飲み物をくれた。
干しミルクに果物を加えたパウダーを水で戻して飲むスタイルだ。

伝統的な飲料

他にも、沢山の学生と久しぶりに会えた。

愉快な友人たちと会話することは、何よりも"vivant"な気持ちにしてくれる。

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