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#013 服の不自由を考える場

最近、何度もぐるぐる思考が回った結果、同じ結論にたどり着いてしまうのですが、傷病、年齢、介護要否問わず、もっと有機的に、自由に、ケア衣料という広い共通の概念で「服の不自由」について考え、着用者と共にアイディアを創出していける場ってできないものかしらと思っています。答えはまだないのですが。

というのも、carewillの製品開発という視点だけで物事を考えてしまうと、どうも視野が狭くなり、つまらない、モノづくり、サービスづくりになってしまう気がしていまして。

それは今の当社にはまだまだ制約があるからです。中小企業庁や東京都中小企業振興公社からの支援で幸いなことに設備投資ができるとはいえ、ちっぽけな零細企業ですから、大きな投資はできません。また、それら機関と補助金をもとにつなぎ融資をいただいている金融機関には投資計画を提出しています。だから、その計画に沿い、優先順位をつけて物事を実行しなければいけません。

でも、ですね。服の不自由を抱えたみなさんの声や、その声から生まれる自分の中の想像力をもとに世の中の情報を見聞きしていると「こんな服があったらいいな」とか、“ケア”に関わる服装と服飾品ではあるものの「当社では作れないけど、こんなものがあったらいいな」とか「量産品として投資はできないけど、オーダーメイドならありかもな。」とか、色々思うんですね。聞いてみると、服の不自由を抱えている皆さんも同じことを思っている方は多い。

なにかうまくできないものかなと思っています。オチも答えもまだないのですが、そんな徒然でした。

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