人間 最終章: 「樹木葬」
今回は「樹木葬」について見て行きましょう。
知っているだけでも、少しは違うと思います。
「樹木葬」: 墓石の代わりに樹木を墓標とする墓です。樹木葬墓地、樹林墓地とも呼ばれます。
遺骨は、樹木の根元や周囲に埋葬されます。墓石は必要ないため、自然環境に配慮したお墓の形態として注目されています。
樹木葬の種類は、大きく分けて以下の3つがあります。
区画型樹木葬
区画ごとに樹木が植えられており、遺骨はその区画内に埋葬されます。区画の広さは、1区画あたり数人から数十人程度が収容できます。
散骨型樹木葬
樹木の周囲に遺骨を散骨します。散骨の範囲は、樹木の根元や周囲数メートル程度です。
合葬型樹木葬
複数の遺骨をまとめて1つの区画に埋葬します。区画内に墓標となる石碑が設置されていることもあります。
樹木葬のメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
自然環境に配慮したお墓であること
墓石の維持管理が不要であること
後継ぎがいなくても永代供養が可能であること
一方で、デメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
遺骨を散骨する散骨型樹木葬では、遺骨を探すことが困難な場合があること
区画型樹木葬では、他の遺骨と隣接して埋葬される場合があること
樹木葬は、近年注目を集めている新しいお墓の形態です。自然環境に配慮したお墓を探している方や、後継ぎがいなくても永代供養を希望する方などに適しています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?