スタッフインタビュー vol.5【松浦 理恵さん(プロジェクトリーダー)】
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スタッフインタビュー vol.5【松浦 理恵さん(プロジェクトリーダー)】

広報インターン生としてCAREER MARKをもっと知りたい!
と、始めた運営スタッフインタビューも5回目を迎えました。

過去のインタビュー記事
Vol. 1 鎌田薫さんはこちら
Vol. 2 三好怜子さんはこちら
Vol. 3 小橋友美さんはこちら
Vol. 4 林眞帆さんはこちら

5回目の今回はプロジェクトリーダーである松浦理恵さんのインタビューをレポートします。

イギリス・マンチェスター4年半、オランダ デン・ハーグ3年と計7年半の駐在帯同経験をお持ちの松浦さん。今回は、帯同中の生活や、帰国後の復職活動を中心にお聞きました!

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【松浦理恵さん/プロフィール】
大学卒業後、外資系日用消費財メーカーにて消費者リサーチ、ボディソープ等のマーケティングに約7年間従事。北東アジアでのブランド構築に携わる。
育児休暇取得中に夫の駐在が決まり、イギリスとオランダに計7年半滞在。
2018年の本帰国後から、本プロジェクトにスタッフとして参画し、各企画運営のマネジメントや海外提携などを行う。
また9年の離職期間を経て、現在は企業のコーポレートセクレタリーとして情報システム・総務・新規事業のプロジェクト管理などバックオフィス業務に幅広く携わっている。
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(インターン、以下略)
―本インタビューでは帯同中の生活や、現職に至るまでの帰国後の復職活動を中心にお伺い出来ればと思います。

(松浦理恵さん、以下敬称略)
どうぞ、よろしくお願いします。


◆新しい事業だから実感できる、やりがい ~現職~


――まず、現在のお仕事内容を教えて下さい。

(松浦)(株)ノヴィータではコーポレートセクレタリーとして、情報システムチームに所属中です。その他、会長のプロジェクト進捗管理、総務タスクや、新規事業のプロジェクトマネジメントなど、主としてバックオフィス業務を担当しています。

ノヴィータとFKJapanの共同事業であるCAREER MARKではプロジェクトリーダーとして、こちらもノヴィータと同様に、バックオフィス的業務をしています。
昨年はロンドンの語学学校との海外提携をリードするなど、幅広く携わっています。

――それが、英文履歴書(CV)添削や英語での模擬面接サポートする、「語学サポートサービス」に繋がるんですね。こちらは松浦さんが一から提携を進めたそうですね。

(松浦)元々は共同代表の鎌田と、語学学校Perfect Cuppa Englishの代表Victoriaさんの繋がりがあったことがきっかけですね。
私はその後、具体的に提携を進めるにあたっての、サービス設計、交渉、契約締結、その後のワークショップ企画においてVictoriaさん窓口となりリードさせていただきました。
契約締結まで、実にメール300通のやりとり。Victoriaさんの時差を感じさせないスピード感のお陰で、初回打ち合わせから3ヶ月で正式締結までこぎつけました。

――300通を3ヶ月で!ものすごいスピード感ですね。

(松浦)CARRER MARKは小規模だからこそ、仕事の範囲やスピードも違いますね。
大企業では、大きな組織の中の一人ですので、自分が知ることができる情報や自分が影響を与えられる範囲も限られていたのですが、現在は自分が介在することで広く影響を与えることができる点が魅力だと感じています。


◆苦労した復職活動の末に挑んだケーキ屋のパート ~復職活動から現在~

――イギリス、オランダと合計7年半の駐在帯同の経験をお持ちの松浦さんですが、帯同直後は、ケーキ屋さんでパートをされていたとお聞きしています。経緯も気になるのですが、まず本帰国後の復職活動はいかがでしたか?

(松浦)「やっぱりそろそろ働きたい」との思いの反面、帯同期間中のブランクが約9年。焦りや不安も大きいものでした。
一社での経験しかなく、履歴書・職務経歴書を書くのも苦労しました。

数社に応募し、帯同中の様々な経験やボランティア活動を面接でアピールしても、結局は働いていないという『空白期間』としか見なされず、辛い思いをしましたね。
また、私は大手企業一社のみの経験しかなかったため、中小企業へ応募しても「うちのような小さなところは無理でしょ?」と端から決めつけられ、今までの職歴も否定されたような気がしました。

自分がそれに対してうまく切り返しできなかった、というのも良くなかった点だと思います。

――確かに帯同期間に仕事をしていない場合、その期間のことをどう職務履歴書に書くのか悩みますね。一言で『ブランク』として片付けられてしまうと、本当に辛い‥。でも、私達の方も、ポジティブに切り返せるよう準備が必要なんですね。

(松浦)そうですね。そんな中、近所のケーキ屋のパート募集の張り紙を目にし、プライドも何もかも捨てて一から挑戦する気持ちでケーキ製造に応募しました。働くにあたり、「パートだから言われたことしかやらない」という考えはしたくなかったので、『与えられた時間の中で最大限パフォーマンスを発揮をしたい』、と思いながら働いていました。
その結果、これまでパートが担当したことの無い種類のケーキ製造を任されるという大役を担うこともありました。楽しかったですね。

なにより、本物のパティシエの美しい動きを間近で見ることができますし、レシピ本や動画には載っていない、隠れたコツや技を知ることができ、とても勉強になりました。

――本格的ですね。松浦さんの真面目でまっすぐな人柄が伺えます。元々、ホームメイドに興味があったのですか?

(松浦)はい、帯同中、帰国後は「パン・お菓子教室」に通い、基礎を学びたいと思っていました。
イギリス帯同時代、私が住んでいたエリアにはケーキ屋がなく、まわりの日本人みんな「無ければ作る」人が大多数でしたし、どの家もオーブンが備わっているので、環境が整っていたというのもあります。
また、母や義母が手作りのお菓子を作っていたという影響も大きいですね。

―順調そうなケーキ屋のパートですが、辞めることになったきっかけは?

(松浦)1つは、三好社長からノヴィータの業務委託のお仕事をパート転換しないかと、声掛けをもらったことです。
元々、三好社長は中高時代の同級生でした。駐在帯同から帰ってきたタイミングで復職活動をしている最中に、今度新しく駐在妻向けのプロジェクトを立ち上げるから参加してほしいという連絡がきて、それがCARRER MARKの前身「駐妻支援キャリアプロジェクト」。
その活動がきっかけで、ケーキ屋での仕事が半年ほど経過した頃、㈱ノヴィータのお仕事を業務委託で並行し始めていました。

2つ目は、ケーキ屋は年中無休のサービス業なので、日曜祝日も出勤。特に下の娘には寂しい思いをさせてしまっていたことです。

また、自分の中で「この環境でずっと働くのは自分の価値としてどうなのかな」と考えるようになったことも、辞めるという判断の後押しとなりました。
時給で働くということは、あくまでも「時間」で働くということ。自分なりに工夫して作業効率を上げると、早く上がれるのですが時給だと給料は減ってしまうんですよね。
そして、仕事の領域はあくまでもパートの範囲なので、余った時間に他の仕事を頼まれることはなく、手持ち無沙汰に。
「時間」で働く価値観と自分の気持ちにズレを感じるようになっていました。

―それでステージを変え、現在のお仕事に繋がっているんですね。それにしても三好社長との件は、本当に素敵な巡り合わせですね。

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◆2カ国での帯同生活 ~帯同中~

 
――では、帯同中のお話についてお聞きします。帯同中はどのようなことを考えて過ごされていましたか?

(松浦)外資系日用消費財メーカーの育児休業中に帯同が決まりました。
帯同中は育児休暇と休職制度を使い、生活拠点が海外に移っただけで生活スタイルに大きな違和感はありませんでした。休職中でも、自分がどこかに所属しているという拠り所があったのでそれほど不安はありませんでしたね。

その分、子供を介して日本人・イギリス人のママとも交流には積極的に参加しました。

オランダではイギリスの時以上に、現地のプレイグループを自ら調べて、日本人がいなくても積極的に出向き国際色豊かな生活を楽しみました。

――オランダでは、お子さんの学校の日本人会代表やクラスマムなど、本当にたくさんのコミュニティ活動をされていたそうですね。

(松浦)はい、coffee morningの企画、担任の先生への誕生日ギフト準備、その他にもinternational day で日本文化のプレゼン、出店企画なども行いました。

正直、大変なこともたくさんありました。中には消極的な人も多かった中、「情熱を持ってこんなに定期的に活動してくれたのは理恵さんが初めて」と言ってもらえたのがとても嬉しかったですね。自分が動くことで、新しい価値を生み出すことができたような気がしました。

――ご自身のキャリアについてはどうのように考えていましたか?

(松浦)帰国したら働いたほうがいいんだろうな、とぼんやり思い始めていました。
まだイギリスの帯同中、本帰国のタイミングが見えない中で、会社の休職制度も期限が見えてきたので、最終的には退職という形を選びました。やはり、その時は大きく不安を抱きましたね。

――今ままではどこかに帰れるという安心感がなくなってしまった感じでしょうか。

(松浦)まさにそうですね、拠り所が無くなってしまったように感じました。
でも、本帰国が決まった時はまずは家族と生活が優先で、自分のキャリアについては後回しでした。生活する場所や、子どもたちの学校のことで手一杯で、自分のことは二の次でしたね。


◆現在帯同中の方に伝えたい、自分の帯同生活を「言語化」する大切さ


――松浦さんから帯同中の駐在妻の方にアドバイスを送るとしたら、どんなことですか?

(松浦)私のことを反面教師だと思ってほしいですね 笑
まず、覚えているうちに、これまでの自分のキャリアの棚卸しをしておくことですね。

私のようにどこかに帰れるかもしれないという帰属意識を持って帯同生活を送っている場合は尚更ですが、一旦、仕事から離れてしまうとやってきたことを忘れてしまうんですね。

仕事の感覚もだんだん薄れてくるので、やってきたことが何に繋がるのかわからなくなってきます。上司からもらった大切な言葉だったり、自分の強みというのは、帯同生活中も定期的に振り返りをすることで、自分の誇りにもなるし、喪失感も埋められるのだと思います。

2つ目に、帯同生活を終える前・終えた後に、ちゃんと自分にとっての帯同生活を言語化すること。自分の強みを書き出して言語化し、だからこういう帯同生活を送ってきたんだと、自分自身に納得することです。

――確かに、何も考えずに過ごしているとあっという間に月日が立ちますし、振り返った時、「あれ、育児や家事はしていたけど…それ以外は何をしていたんだろう…」となりそうですね。

(松浦)まさにそうです。言語化することで自信が無いまま帰国し、復職活動の面接でもアピールできない、という事態を避けられるのだと思います。これは、「有償の仕事をしていなかった自分」を認め、受け入れる、という意味でとても大事だと思います。

もしこういったことに悩んでいる駐在妻の方がいらっしゃるのであれば、ぜひCAREER MARKのサービスをおすすめしたいですね!笑

私自身もCARRER MARKのスピンオフ企画として、帯同中を振り返るワークショップをしてもらい、自分の中で「私の帯同生活はこれだ!」と言語化したことで、すっきり納得することができました。それ以降は、「あの7年半は何だったんだろう?」などとうじうじ考えることが一切なくなりました。

――確かに、私自身、帯同中の交友関係の中では、なかなか一歩踏み込んだ話まで及ばないことも多いです。ていねいに自分の考えを深めたり、言語化することが、次のステップには必要なんですね。参考になります!


◆駐在帯同を経て変化した価値観


――現在は、都心から1時間30分離れた郊外にお住まいだとか。駐在生活を経ての価値観の変化ですか?

(松浦)そうでうね。住環境は大きく変わりました。帯同前は夫婦お互いの勤務地に30分以内で通勤可能な場所に住んでいたのですが、今は自然が多く、隣の家と密接していないゆったりした環境で生活をしたいと思い、郊外に住んでいます。今は、フローリングを貼ったり壁を塗ったり、キッチンを作ったりと新しい家を自分たちで作りながら生活しています!

――家を自分たちで!愛着がより一層湧きそうですね。ヨーロッパのゆったりした住環境から影響を受けたんですね。他に影響を受けた考え方はありますか?

(松浦)主人は、オランダでの働き方を目の当たりにし、オランダで主流だったリモートワークが日本でもいずれ広まるだろう、と考えていました。そのため、帰国後は「職場への近さ」よりも「住環境」を優先しました。コロナの影響でリモートワークが予想以上に早く定着したのは驚きましたが。私はありがたいことにフルフレックス&フルリモートで勤務させていただいています。

――フルフレックス&フルリモートは本当に魅力的な働き方ですね。最近はコロナの影響もあり在宅ワークの人気が高まっていますよね。

(松浦)多様な働き方を実現してくれているノヴィータに感謝の気持ちでいっぱいです。
その中で肝に命じていることが1つあるのですが、それは、リモートは働き方の手段に過ぎず目的では無いということです。職種や事業自体に意欲がまず無いと、復職活動の際に「なぜその会社や業務内容でなくてはいけないのか」、熱意をもって明確に伝えられないですし、続けていくのは厳しいのが現実だと思います。

――なるほど、私達も履き違えいないよう、復職活動時に参考にしたい考え方です。


◆いつも大切にしている言葉「困ったことは起こらない」


――最後に、大切にしている言葉や座右の銘を教えて下さい。

(松浦)「困ったことは起こらない」
渡航前、母が私の背中を押してくれた言葉なのですが、帯同中のみなさんにも贈りたい言葉です。この言葉を胸に刻んでいることで、困ったことが起こったとしてもなんとかあるし、なんとかする力が湧いてきます。今までの帯同生活や仕事においても、この言葉で乗り越えてくることができました。


◆後記

ヨーロッパでの帯同生活を経て、日本を俯瞰的に見ることで日本の良さを再認識されたという理恵さん。日本文化や季節の移ろいを愛でる意識も高まり、着付け教室に通ったり、お彼岸におはぎを作ってみたりしているそう。海外で日本のことを紹介する時に、行事の背景や意味の理解が大切だと実感されたとのことでした。

プロジェクト進捗管理等、バックオフィス的業務を着実に遂行されている冷静沈着なイメージだった理恵さんですが、それに加え、パン・お菓子作り教室や着付け教室に通われたり、家族で家を創ったり、帯同中たくさんの活動をされたりと、多趣味でパワフルな一面を垣間見られたインタビューでした。

そして、駐在生活でアンテナを広げ、一つひとつの経験をしっかりと吸収し、ご自身の糧にされてきた理恵さんの芯の強さをぜひ見習いたいな、とひしひしと感じました。

駐在生活をステップにして、帯同生活中の自分を認め自信を持つこと、家族と対話し自分たちがより心地よいと思う生活を楽しむこと。帯同後のあり方のひとつの理想のようなものに巡り会えたような気がしました。

帯同経験がブランクと見なされ、持てる能力を発揮しきれていなかった理恵さんはまさに、CARRER MARKが支援したい駐在妻像そのものかもしれません。
自分が経験したからこそ、伝えたい。とおっしゃる理恵さん。
「CARRER MARKを駐在妻がキャリアに悩んだら必ず立ち寄る場所にしたい」という強い思いがCARRER MARKの基盤を支えているのだ、と確信しました。

レポート:CAREER MARK広報3期インターン 廣瀬 望


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