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運営スタッフインタビュー vol.2 【三好怜子さん(株式会社ノヴィータ代表取締役兼CAREER MARK共同代表)】

CAREER MARKのことをもっと知りたい!どんな背景で、どんな人がやっているの?というインターンの疑問から始まった、広報インターンによる運営スタッフインタビュー。(vol.1鎌田薫さんはこちら)第二弾は、同じく共同代表の三好怜子さんにお話を伺いました。
30代で株式会社ノヴィータの代表取締役に就いた三好さん。起業ではなく、従業員からの就任とのことですが、どのような背景があったのか。また、CAREER MARKが目指す場所はどこなのか、この機会にじっくりお話を伺いたいと思います。

【三好怜子さんプロフィール】
大学時代から、ノヴィータの前身となる会社でインターンとして活動。2006年、ノヴィータ設立時に立ち上げメンバーとして参画。一貫してWEBディレクターとしてWEB制作の企画営業・進行/品質管理を担当。2010年3月に取締役に就任し、経営者として現場と経営の意思疎通をはかりながら、業績向上、および社員の労働環境向上に従事。
2015年2月に代表取締役就任。同年8月に、ワーママ&パパ向けWEBメディア「LAXIC(ラシク)」を立ち上げる。代表取締役就任10ヶ月後に出産し、自身も育児と仕事の両立を図る日々。CAREER MARKでは共同代表として、主に意思決定、求人企業との折衝役を務める。


(インターン、以下略)
―実は三好さんはインターンにとって謎の人物なんですよね。日々の活動で直接関わることも少ないので、どんな方なのか、お話を伺えるのをとても楽しみにしてきました。

(三好怜子さん、以下略)
ははは。何でも聞いてくださいね!

◆30代で社長就任。ただ、社長=偉いではない

ーありがとうございます。では率直に、「30代で社長就任」ってちょっと想像がつかないんですが、どんな背景があったのでしょうか?

大学在学時頃から経営に興味はあったんです。当時は親に出せなかった手紙に社長になりたいと書いていたし、学生時代にインターンや取材で関わった複数の会社の社長が、自分で様々なことを決断し、イキイキと仕事をするのを目の当たりにして憧れも感じていました。
ただ、もちろんいきなり社長になったわけではなく。もともと20代に営業をしていた時、自分が言っても納得してくれないお客さんに、同じことを当時の社長(現会長)が言うと、内容は変わらないのに納得してもらえるということがあったんです。それで、自分にも肩書が欲しいと思って、まずは役員にしてもらったんです。当時は数人の会社だったから、それもできたのだと思いますね。
で、役員になってみたら、社員から「役員になったんだから何かしてくれるんじゃないの」という期待が出てきたんです。そこで、中間管理職として、社員と会社・役員の懸け橋的な仕事をするようになりました。社員が安心して働けるように、社会保障などの環境整備も行いました。その後、なぜか顧客から「社長になるんでしょう?」と言われたりすることがあり、自分の中でも覚悟を決めて、社長になったという流れですね。


ー社長として、社員の生活を背負う重責はどう感じているのでしょうか

ある程度の責任や緊張感がある仕事が自分には向いていると思うので、そこまで負担には感じていないです。そもそも、社長だから偉いとか、全部できないといけないという思いは無いんです。私が苦手なことをものすごく上手に進めてくれる社員ももちろんいるし。
少し前にストレングスファインダーを受けてみたんですが、私の強みの一つが「個別化」だったんです。いわゆる個の最適化ですね。個人個人の能力を適材適所で発揮することができるように采配するのが、自分の力の見せ所だと思っています。

◆社長就任3カ月での妊娠と、新規事業LAXICの立ち上げ

ーすごく自然体で社長業を受け止めていらっしゃるんですね。CAREER MARKの母体のウェブメディアLAXICも、その頃に始めたと聞きました。

社長に就任して3カ月後に妊娠が発覚しました。自分でもこのタイミングか!という思いもありましたが、妊娠を望んでいたこともあり素直に受け止めて、育休は無理かもしれないけど産休は取ることにしました。
休みを取るための引継ぎにより現場業務が手を離れたこともあり、数年前から現会長も取り組み始めていた新規事業に取り組みはじめようと思うようになりました。
ちょうどその頃、同僚や協力会社さんなどにワーママが増えてきていて、彼女たちの時間の使い方に感銘を受けつつも、仕事を続けられない方も多く、もったいないな~と感じていました。
そこで、「優秀なママさんが時間的制約があっても仕事をできる状態」を作りたいと思い、時間制約のある人も対象にした人材紹介をプロジェクトとしてスタートしました。ただ、人材紹介はこれまであまり力を入れてこなかった分野だったので、まずは時間制約のあるママでも成果を出しながら働いていることを認知してもらうことが必要だと思い、また、自分自身も先輩たちの両立の術を知りたいと思い、ロールモデルを紹介するワーママ・ワーパパ向けのサイトを立ち上げようということになりました。それがLAXICなんです。


ーLAXICにはご自身の経験と、周りのママさんの想いが詰まっているんですね。

そうなんです。そうやって3年ほど、出産後の働き方を模索しているママ達を見たり、社内にも子育てをしながら働く女性が増えてきたタイミングが、ちょうど旧友の鎌田(鎌田薫)が駐在帯同を経て帰国、次の仕事を探している時だったんです。
鎌田の、「働きたいけど幼稚園ママでは希望するような仕事がない。産前は完全バリキャリだった自分が、幼稚園児がいるだけで社会的価値が下がってしまうのか」という悩みを聞いた時、帯同帰国後のママと、産後ママの課題感にリンクするものを感じました。
一人の母親として、経営者として、鎌田のような、帰国後に自分の居場所を模索している人に活躍の場を提供したい気持ちが芽生え、まずは彼女に「幼稚園ママでもできるところを見せてくれ」とLAXIC編集長を打診しました。その後、鎌田がパラレルワークで関わっていたHimemamaとLAXICを掛け合わせる形で、CAREER MARKというプロジェクトの立ち上げと続いたんです。

◆ママは時間じゃない価値を提供してくれる。だから企業も、時間じゃない価値でママを見ないといけない。

ー企業経営者として、母親業をしている女性の働き方を見てどう感じていますか

強く思うのが、「会社に理解者がいるかいないかで、その人が働き続けられるかどうかが変わってしまう」ということ。私自身、子連れ出勤など前例のないことをしながらでも働き続けてこられたのは、それを許容してくれる組織だったから。組織の理解力の必要性を身をもって経験している経営者として、ママなど時間的制約がある人にも、活躍の場を提供することにコミットしていくことが自分の役割だと考えています。
常に、子育てに家事に仕事にというマルチタスクを抱え、かつ時間制約を抱えたママたちは、決められた時間内でどれだけの成果を出すかという意識がものすごく高い。この「時間じゃない価値を提供してくれる」ことが彼女たちの最大の強みだと思いますね。だから企業側も、彼女たちを時間じゃない価値で見ないといけない。それを他の企業にも伝えていきたいです。

子連れ出勤

◆「得意を活かす」~CAREER MARKを支えるメンバー~

―現在のCAREER MARK運営スタッフは5人いらっしゃいますが、メンバーはどうやって募ったのでしょうか。

鎌田も私もアイディア系の人間なので、想いを形に落としこんでくれる仲間が必要でした。
現在実際にキャリアセミナーなどのコンテンツを企画運営しているキャリアコンサルタントは小橋と林の2名です。
小橋は私の大学時代からの知り合いで、CAREER MARK立ち上げ当時、LAXICでキャリアについてのコラムを執筆していました。自身のアイデンティティクライシスの経験も踏まえて、相談者の悩みに寄り添ってくれる人だなと常々思っていて、キャリアの事業をやるなら必須な人とお声がけしました。
林は鎌田とのロンドン帯同繋がりです。Himemama Londonでキャリアセミナーやキャリアカウンセリングを開催していて、そのカウンセリングを通じて自分の強みを自覚した上で本帰国した人が、再就職活動から魅力的な将来を築いてたこともあり、プロジェクト立ち上げに伴い運営メンバーとしてお誘いし、最初はロンドンから参加してもらっていました。
企画運営のマネジメントや、海外との契約を担当しているのが松浦です。実は彼女は私の中高の同級生なんです。新卒で外資系企業で働いた後、育休中に欧州に駐在帯同し、7年半の帯同中に退職。帰国後はケーキ屋さんに勤めていました。それが、CAREER MARKの事業を相談してみたら、言われていないことも調べてきちっと用意してくる。素晴らしい人材だと思い、うちの会長に話しをしたところ即採用に。会長が行っている多種多様な新規事業のプロジェクト管理をお願いすることになりました。
こんなふうに何をするか具体的な事業内容は決まっていないなかで、しかもまさか仕事を一緒にすると思ってもいなかった仲間たちと、駐妻のキャリア支援という共感ポイントをベースに、それやりたい!と立ち上がってできたのがCAREER MARKなんです。でも蓋を開けてみたら、それぞれの得意がとがっていて、かつ互いを尊重していて、非常にいい組織ができたと感じています。

◆企業が求める人材像にピッタリ当てはまるのが帯同経験者

―皆さん、三好さん、鎌田さんの人脈を介して集まったメンバーなんですね!それにしても松浦さんの、帯同を経てケーキ屋さんから秘書に転身というのは、印象的ですね。

松浦のような人材がまさに、CAREER MARKがサポートしたいと考えている層です。能力はあるのに、子育てのために働ける時間が限られている、数年帯同していた、または地方在住、という目に見えやすい条件、職歴書に書いてあることだけで、選択肢が提示されない。大きな社会課題だと感じています。
今、企業が求めるスキルのうち、8割程度は持っているのが駐妻だと思います。いくつか例にあげれば、
・基本的社会人スキル
・外的変化を受け入れる力
・自分でやり方を探してトライする力
などですね。
求めるスキルを8割も持っている人材を探すなんてかなり困難なことなのに、駐妻にはこんな方が沢山いるんです。この駐妻の持つ価値を世の中に伝えていくことで、多くの方に活躍の場がひらけると思っています。

◆オンラインワークでさらに発揮される駐妻の価値

ー今、リモートワークが主流になってきている中で、駐妻が帯同前の仕事を継続する、または新規にフルオンラインで就業する流れも出てきているのでしょうか?

あると思いますね。駐妻でも、例えば業務委託といった形で一部の仕事を続けることはできる時代になってきたと思います。うちのようなウェブ関連の企業や、あとは中小の企業だとフットワークが軽いので始めやすいというのはあるかもしれないですね。


ー業務委託のような仕事というと、ウェブ系などのスキルが明確な仕事をイメージしがちですが、例えばバックオフィス的な仕事でもできるんでしょうか?

そうですね、できると思いますよ。バックオフィスやプロジェクトマネジメントの仕事って、マルチタスクを日々こなしているママさんにはピッタリの仕事だし、オンラインでできることもたくさんあると思います。
ただ、今自分がやっている業務を分解して、帯同中であればどのような仕事ができるのかを新たに自身で見つけていかないといけない。それは企業側もそうですね。誰がやるのかという課題もありますが、経営コンサル的なこともうちはやっているので、支援できることもあると考えています。
帯同者にとっても、渡航先で仕事をしなかったとしても、帯同前からそうやって仕事の分解をしておくことで、帰国後に再就職する際、分解した内容を新たに組み合わせて以前と違った仕事に就くこともできます。

◆駐妻の価値を受け入れてもらえるような仕組みづくりも必要

ーでは、CAREER MARKの今後の展望、目標があれば教えてください

CAREER MARKはプロジェクトから始まって今年3年目。勝負の時になると思っています。もっともっと駐妻の魅力を世の中に知ってもらえるように働きかけていきたいし、受け入れてもらえる素地がまだないのであれば、受け入れて価値を感じてもらえるような、仕組み作りからお手伝いしていきたいですね。
自身のやりたいを叶える場所を探している人と、企業のマッチングという視点では、転勤妻にも同様の課題・可能性があると考えています。地方との取り組みも始めているので、そこも絡めながら広げていきたいなと思っています。

◆恵まれた環境にいるからこそ、会社にも家庭にも感謝し、還元したい

ープライベートについてもお話を聞かせてください。5歳のお子さんがいるということですが、どのようなスタンスで子育てや家庭とのやりくりをしているのでしょうか?

そうですねー。。まず、私はやっぱり仕事が好きなんです。仕事をしていない自分を想像できない。夫も、その姿勢、私が仕事を楽しんでいることを魅力と捉えてくれているんです。前に冗談で、「私が娘と一緒にいたいから仕事を辞めるって言ったらどうする?」と聞いたら、「離婚する」と言ったんです!(笑)その分、彼も私以上に家事育児をしてくれていますし、家事サポートや家族のヘルプもあって成り立っている状況ですね。こんな恵まれた状況だからこそ、私は仕事で、会社にも家族にも還元しないといけないという責任感も感じています。
ただ一つだけ決めていることがあって、「娘の健康を脅かすことがあれば仕事を止める」というのはあります。健康でいてくれている娘を含む多くの方の協力があって、今の状況があるのだと感謝しています。

◆寝て食べていたら大丈夫。明日は明日の風が吹く

ー最後に、座右の銘を教えてください

「寝て食べていたら大丈夫。明日は明日の風が吹く」
頑張ってもどうにかならないこともあるけど、最終的には切り替えるしかない。昔はもう少し引きずるタイプだったんですが、こんなふうに考えられるようになったのも、切り替えが早い夫の影響かもしれないですね。

◆後記

薫さん、三好さんとお話を聞いて共通して感じたのは、「多様な働き方を受け入れたい。広めたい」という強い想いです。幼稚園ママで働ける時間に制約があっても、働きたいならその場を提供したいし、提供してもらえるように自己PRのお手伝いをしたい。その想いを具現化させたものがCAREER MARKが行う種々のセミナーなんだと改めて実感しました。
お二人とも忙しい中でどんどん仕事を回しているのですが、強い想いがあるからこそ、忙しくても頑張れるのだろうなと思いました。


次回の運営スタッフインタビューは、CAREER MARKのキャリアコンサルタント、小橋友美さんにお話を伺います。

レポート:CAREER MARK広報インターン 蔀 佳恵

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駐妻キャリア支援を行うCAREER MARKの、広報インターンのnoteです。運営スタッフでも、セミナー受講者でもない第三者目線でCMについてお伝えしていきます。