ドイツ帯同中の駐在妻が初ヘアドネーション！

こんにちは。CAREER MARK広報PRインターン２期生の門野です。
突然ですが、皆さん「ヘアドネーション」をご存知ですか？したことがありますか？
ヘアドネーションとは、切った髪を寄付し病気や事故などで髪を失った子供のための医療用ウィッグを作成・提供することです。アメリカで始まった慈善活動ですが、今では色んな国でヘアドネーションができるようです。
今回は、私が駐在帯同先のドイツでしたヘアドネーション体験をレポートしたいと思います。

○ヘアドネーションをしようと思ったきっかけは「もったいない精神」

今年で渡独3年目になりますが、ヘアドネーションに興味を持ったのはまだ日本にいる時でした。
昔からなぜか髪の毛が伸びるのが早く、小学生の頃はバレエをしていたこともあり、腰まで長い髪を振り回していました（笑）。
中学入学を機に初めてバッサリと20cmほど切ったのですが（それでも背中のあたりまで長さがありました）、その後はロング⇄ボブを繰り返し、美容師さんに箒でかき集められる大量に切られた髪を眺めながら、漠然と「もったいないなぁ」と感じていました。なので、大学生の頃何かのきっかけでヘアドネーションを知った時は、「これだ！」とすぐに思ったことを覚えています。
しかし、その後色んな美容院を転々とし、ヘアドネーションについて聞いてみるも、31cm以上ないと寄付できないとの答え※。切った後も髪型調整することを踏まえるとかなり髪を短くしなければならず、ボブ以上に短くする勇気のなかった私は、結局何年もヘアドネーションができないままでした。
※2021年現在は、日本でも25cm以上あれば寄付できる団体もあるようです。

○Instagramで美容院を発見

日本にいた時からInstagramはしていたのですが、ドイツに来てから、駐在生活のための情報収集・備忘録のために別アカウントを作りました。
新型コロナウィルスによる規制も、感染者数の継続的減少によりやっと緩み始めた2021年春、何気なくInstagramを見ていたら、ヘアドネーションをしたという方の投稿を発見！その方の投稿によると、ドイツのチャリティー団体には25cm以上あればドネーションできる先もあるとのこと。
ドイツはコロナによる規制がなかなか厳しく、美容院も数ヶ月ほど営業停止期間があり、営業再開後も来店するためにはコロナの陰性証明書が必要だったりと気軽に行ける状況ではなかったため、ちょうど私の髪の毛は伸び放題。すぐにヘアドネーションの投稿をされた方にメッセージを送り、美容院の情報を教えてもらい来店予約をしました。

○念願のヘアドネーション体験

実はドイツと言っても、私の住むデュッセルドルフ市は400社以上の日系企業が進出しており、人口62万人のうちなんと8500人が日本人という、ヨーロッパ屈指の日本人街です。おかげで日系レストランや日系スーパーはもちろん、美容院などの美容サービスも日系のお店がいくつもあるのです！私が今回お世話になったのも日系美容院でした。
来店すると、明るい日本人美容師さんが迎えてくれました。
日本語なのでどんな施術を希望するか細かいニュアンスも問題なく伝えることができ、背中の真ん中より下あたりまであった髪の毛をバッサリ肩上までカット、カラーもしてもらい、満足のいく施術をしていただきました。
（余談ですが、ドイツには「紫シャンプー」なるものが市販されており、カラーによる色抜けを防いでくれる効能があるそうです。美容師さんに使うように勧められたのですがまだ買えていません・・・）
切った髪を持たせてもらった時は、なかなかの重みを感じました（笑）。枝毛ばかりで少し恥ずかしかったのですが、しっかりトリミングしてもらえるとのことで安心。アジア人の芯のある黒髪はドイツでも重宝されるようですよと言われた時は嬉しかったです。「これに入れて団体に送らせていただきますね」と髪を同封する封筒も見せていただき、「あぁ、ヘアドネーションできて良かったな。ただ髪を切るだけで誰かの役に立つなんて、こんなに良いことはないな」としみじみと感じました。

いかがでしたでしょうか。
この記事を読んで、一人でも多くの方にヘアドネーションについて知ってもらったり、駐在先や新天地でも、今までやりたかったけどできなかったこと・新しいことを始めてみるきっかけになることができれば幸いです。
そんな私の、もう一つの駐在帯同中に始めた新しいことは、CAREER MARKの広報インターンです。
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