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キャリアの棚卸しはこの3つを押さえろ!

3ヶ月に1度はキャリアドックをしてください

これは常に言い続けていることです。
なぜかというと「ちくしょう〜!転職だ!」って思い立ってから、転職活動をするよりも効果的だからです。

「心・技・体」が揃っていないときの転職はハイリスクローリターンだからです。

「仕事を辞めて新しい仕事をする」という気持ちになると、今の会社より条件が良ければいいということになり、どうしても目の前の環境しか見ていないため、中長期的なキャリアについてはしっかりと見ていないことが多くあります。

そうすると入社した後に「えっ!こんな会社はずじゃなかった!」とか、「前の会社のほうがよかったかも…」と後悔をしても、後の祭りですから。

面接でスキルが不足しているにも関わらず、話を盛って自分を大きく見せてしまったあまりに、入社後に潰れてしまう人も最近は増えています。

プレゼンテーション能力が高ければ、面接をクリアすることもでき、企業のハードルも高くなっています。
入社した後にパフォーマンスが発揮されないと、「やばい!高い買い物をしたかもしれない」と言われてしまうと、試用期間の延長、雇い止めになるケースも増えています。

特に大手企業でいろいろな実績を遺した人が中小企業やスタートアップ企業に転職をされると、何役もやらなければならないのに関わらず、大手企業の肩書にぶら下がってしまって、歩調がぶれてしまい戦力外通告をされるケースも最近増えています。

コロナショックになり、在宅勤務になっている方も多くなっていますから、体調管理、体内時計の管理をちゃんとしておかないと、出勤になった際に体内時計が狂ってしまい、寝不足、催眠負債が増えていくと、顔に出てしまうので、体調管理については常に気をつけておかないとなりません。

これからの時代はいつでもどこでも転職をする準備をして、タイミングを見た上で転職をするのが当たり前の時代になってきます。
そこで今回はキャリアの棚卸しについて簡単にお話をさせていただきます。

キャリアの棚卸しはこの3つを押さえろ!

キャリアの棚卸しというと、転職サイトの入力項目が思い浮かんでしまって何がなんだかモヤモヤしてしまうことがよくあると思います。
ここでいうキャリアの棚卸しとは、「仕事の経験を振り返ってみて、習得したスキルや原体験について言語化をすること」なんです。

転職活動をする際に「何がしたいのか」「何をやりたいのか」「どんなキャリアを進みたいのか」など未来から逆算して来る方法で考えてしまうため、モヤモヤしたまま、やみくもに時間だけが過ぎてしまって、「転職活動」=めんどくさいということになってしまいます。

だからこそ、最初にやってほしいのがキャリアの棚卸しなんです。
しかもこの3つにフォーカスをすることでフレームが出来上がり、それに付随する原体験を言語化することができれば、転職サイトの入力項目のような複雑なものでも簡単に記入することができちゃうんです。

キャリアの棚卸しで言語化してほしい3つのポイントは…
1:テクニカルスキル
2:ポータブルスキル
3:興味や関心

その1:テクニカルスキルを言語化してみよう

特定の業界や職種で必要とされる能力のことで、求人票に掲載されている「○○経験☓年以上」の○○に入るものを経験してきたことを思い出しながら書き出してきましょう。
(例)法人営業○年、個人営業○年、フロントエンドエンジニア○年、人事○年、宣伝広報○年、マーケティング○年、WEBデザイン○年…

今までに経験してきたことをすべて書き出してみましょう。
実務経験ゼロのものについては書かないように注意をしてください。
また、デザイン系の仕事の場合についてポートフォリオがあるとより説得力が増すので、WEBに公開できるもの、面接用に持参するものなど、権利関係に注意をしながら出せるようにしておくと便利です。

その2:テクニカルスキルからポータブルスキルを言語化してみよう

テクニカルスキルからポータブルスキルの順番で振り返ることが必要になります。

ポータブルスキルについては求人票に書かれておらず、特定の業種・職種・時代背景にとらわれない能力で仕事上得られたスキル。
経験上では言い切れないスキルのこと。
(例)営業力、マネージメント力、統率力、牽引力、交渉力、傾聴力など

テクニカルスキルについては、求人票に書かれてる「○○経験☓年」以上の○○に入る部分です。

ポータブルスキルについては具体的に「○○経験☓年以上の経験」では言い切れないスキルのこと。
(例)営業力、マネージメント力、統率力、牽引力、交渉力、傾聴力など

ポータブルスキルに関しては自分で自信が持てるかどうかが重要になるので、同期、先輩後輩、上司や取引先の商談相手などにインタビューしてみるとわかることです。

LinkedInにあるこのスキルについて推薦できる機能のように、あなたのスキルを推薦してくれそうな人に聞いてみるといいかもしれません。

その3:スキルと興味と関心のつながりを考える

興味や関心については、スキルや知識とは関係なく、根底にある価値観のことであり、「好き」「嫌い」「得意」「不得意」に分けて書き出してみましょう。
スキルとは一旦切り離して考えてください。
(例)人と関わる仕事が好き、細かい仕事が好き、企画することが好き…

ここで書き出したスキルと自分自身が興味を盛っていることや関心のつながりについて考えてみましょう。
つながりから今後伸ばしたいスキル、深めたいスキルが見えてくるかもしれません。

例えば、人と関わる仕事が好きだから、傾聴力を深めて問題解決力を身についけることでいろいろな職種のベースになるのではないだろうか?
または思考をすることが得意だから今後は言語化する力を身につけようなどと、今持っているスキルと関心、興味を持っていることをかけ合わせると、今の仕事について俯瞰的にみることができ、自分自身の中で新しい目標ができることがよくあります。

この3ステップを行うことで、ご自身は何ができるのか、何を大事にしているのかが明確になります。
これらを踏まえて、今後何がしたいのか考えてみましょう。

この3ステップを行うことで、ご自身は何ができるのか、何を大事にしているのかが明確になります。
これらを踏まえて、今後何がしたいのか考えてみましょう。

ここでできたことを職務経歴書や転職サイトの入力項目に反映をすることができれば初手としてはいいでしょう。
書類選考通過率、面接通過率などを見ながら、企業が求めている共通点を見つけることができるようになったら、どんどんリライトしていくことをオススメします。

職務経歴書に反映させるときは、希望する業種、職種にあわせて軸を決めましょう。
同業種、同職種への転職を希望する場合:軸はスキル
未経験の業種、職種への転職を希望する場合:軸は興味・関心

ぜひ、「年度末」「半年に1回」「3ヶ月に1回」「月に1回」などのように、定期的にキャリアの棚卸しの時間を設けることをおすすめします。

キャリアの棚卸しが終わったら、転職サイトに入力をしてみて、企業や人材ビジネス会社からのスカウトメールの件数が変わるかもしれません。

世の中は目まぐるしく変化していきます。
昨日まで必要だったスキルが今日は必要でなくなるということも起こりえます。

そこで、ご自身が何を大事にしているのか、何が好きなのかが重要になってきます。
例にあるとおり、単純なことで構いませんので、まとめてみましょう。

ぜひ、ご自身の職務経歴書を見直し、
キャリアの棚卸しをしてみてはいかがでしょうか。





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