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日本で活躍する海外女子インタビュー企画「Goalist」外国籍社員のCareerFlyとは-前編

「日本で働く」ことで自身のキャリアを広げ、活躍している若手外国籍人材にインタビューする企画。
テーマ 「外国籍人材とともに飛躍する(Career Fly)」
日本で働く外国籍人材は何を考えているのか? 外国籍人材採用後進国日本において、活躍している外国籍人材の描くキャリアや日本で働く想いを紐解く。

ゴーリスト
キャリアコンサルタント ドティトゥイ氏
ベトナム出身。6年前、18歳の時に来日し、日本語学校と大学にて教育を受ける。大学時代は積極的に勉強や企業インターンを経験。日本での就活を身をもって体感する中で外国籍の就労支援に興味を持ち、2018年秋からゴーリストへインターン、2019年4月から入社。可憐な見た目の彼女だが、大学時代はボクシングを楽しんでいたそう。

日本で学ぶことは、人生の選択肢を広げること

CareerFly 羽二生(以下羽二生): 今日はお時間ありがとうございます!早速ですが、日本語がとてもお上手ですね!!日本に来てどのくらい経つのでしょうか?

ゴーリスト トゥイ氏(以下トゥイ氏): ありがとうございます。「日本に来て何年?」という質問はみんなに聞かれます(笑)。18歳の時に、日本に来ました。最初は日本語学校に2年、それから大学に入って卒業したので今年で7年目です。結構長いんですよ(笑)。

羽二生:当初留学を考えた時に、日本以外の選択肢はあったのですが?

トゥイ氏: 日本以外は、オーストラリアが選択肢にありました。でも両親の友人がオーストラリアにいたので、誰も知らない土地で力をつけたかったこともあり、日本を選びました。

羽二生 : 留学をしないという選択肢は?

トゥイ氏 : ありませんでした。ベトナムにいたら、ベトナムでしか仕事ができない人になってしまうので、もっと世界を見てみたかったんです。
ベトナムでは単純作業のような仕事しかないので「今後の自分の可能性を広げるためにも海外で勉強しなくては!」と思いました。

留学生にとって、日本の就活は壁と謎だらけ!

羽二生: 日本語習得は、難しくなかったですか?

トゥイ氏: 難しかったです! 特に日本語学校に入った時は、簡単な挨拶程度しかわからないのに、先生が容赦無く日本語で授業を進めるので、本当に辛かったです(笑)!
なんとか日本語を習得しても、今度は会話が難しかったです。日本人の日常での会話と、授業で習ったものは違うことが多いので。

友達とLINEしたり、会話したりしながらだんだん覚えて、今はほとんどわかるようになりました。

羽二生: 日本人としても、日本語は本当に難しいと思います……。その中で就活をされたんですよね?

トゥイ氏: そうです。就活も本当に大変でした。そもそも職探しの仕組みって、ベトナムだとほとんど整ってないんですね。なので、日本でどうやって仕事を探していいかも最初わかりませんでした。
また言語の壁がある中で、SPIや面接が最低3回はあったりなど、日本人と全く同じ選考をするのは大変でした。そんな経験をしたからこそ、もっと日本での職探しをスムーズにしたいという思いが生まれました。それが「ベトナム人の日本での就労支援」という今のキャリアに繋がっているのかもしれません。

羽二生: 今日本語を勉強している人たちにアドバイスをお願いします。

トゥイ氏: これは、本当に頑張らなければいけません! 頑張りましょう(笑)! 日本にせっかく勉強しに来て、アルバイトばかりしている留学生もいます。しっかり向き合って勉強したら、もっと選択肢が広がります。

ベトナムの女性は結婚が早い&キャリアウーマンが多い!

羽二生:「女性の活躍」は日本で今話題になっていますが、ベトナムではいかがですか?

トゥイ氏: ベトナムの女性はみんな働いています。日本の女性より働いているかもしれません。というのも、多くの人が両親と一緒に住んでいるので、子供が生まれても親に預けて仕事に行けるんです。また、キャリアアップ思考の人が多いので、いろんな会社を経験しながら上を目指すことが多いですね。

羽二生: 日本だと、待機児童の問題がありますもんね。

トゥイ氏: そうなんです。だから、日本に来て私は結婚できないな……と思いました。
少なくともすぐは嫌ですね。仕事がしたいので。「子育て中、短期でいいから両親を日本に呼べたら」と思いますが、ビザの問題がありますので、難しいですね。

羽二生: 日本に住んでみてわかった、ベトナムの女性に伝えたいことはありますか?

トゥイ氏: もっと勉強したほうがいい、と思っています。10代、20代は学び盛り、働き盛りなので、結婚よりももっと自分のために時間を使って、可能性を広げたら楽しくなると思います。

後編へ続く..........

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