朝の空気が気持ちいい街に住みたい
※この記事は、7月末に感じたことのメモを9/9にアップしているものです。
つい先日、急用で福島の実家に帰ったときのこと。
生後半年の娘と寝ていた和室で、朝5時前に目が覚めました。
エアコンのタイマーが切れ、部屋の空気がモワッとこもっている。
窓を開け深呼吸してみると、早朝の空気のなんとエネルギーに満ちていたことか。
盆地ゆえ日中はうだるような暑さですが、朝晩は都会と異なり幾分涼しく、
湿っぽい草木のような、稲の香りのような、なんとも言えない良い匂いがするんです。
そして小鳥が澄んだ声で鳴いている。
そうそうこれこれ、この感じ。
私の身体が求めていたのはこれだ!
「朝の空気が気持ちいい街に住みたい」
ここ数か月、将来どんなキャリアを築いていきたいか考え続け、インターンに励んだり転職サイトに複数登録したり、ひたすら行動し続けても、自分の望みがよく分からなくなり迷走モード。
こんなに純粋に湧き出るような衝動に駆られたのは久しぶりでした。
理屈じゃなくて、こういう体感覚ってすごく大切な気がする。
なので理想のキャリアはさておき、理想の朝についてイメージを書きとめておきます。
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朝日の明るさと小鳥の鳴き声で自然に目を覚ます。
カーテンと窓を開け、草木の香りのひんやりした空気を胸いっぱい吸い込む。
他の家族はまだ寝ていて、私だけが起きている静かな空間。
散らかった部屋を綺麗に整える。
歯を磨き、外を眺めながら白湯を飲み、ベランダの植物に水遣りする。
その後は早朝の散歩なんかもいい。
休日は木のぬくもり溢れるカフェに出かける。
天井は高くファンが回っていて、店員はラフなコットンTシャツとハーフパンツにエプロン。
コーヒー豆を挽く薫りやトーストの焼ける香ばしい匂い。
エスプレッソマシーンからシューっと蒸気が出て、手際よくラテが淹れらている。
私はハウスブレンドとモーニングを注文する。そこにいる客はビジネスマンや旅行客、家族連れなど様々。
彼らを眺め、「この人たちはどんな一日を過ごすんだろう」と思いを馳せつつ、ノートを開き一日の計画を立てたり読書したりする。
いい。すごくいい。
思えば、これまで住んだ中で記憶にありありと残っている街は、気持ちの良い朝を過ごせる街でした。
まずは福島。蛙の鳴き声、稲の香り、小学校の夏休みにラジオ体操をした公園の、夏でもひんやりした空気。
そして大学生時代を過ごした武蔵境。
東京でありながら森が近く、清々しい空気感。
近所に畑があり、早朝に煙の匂いや、蚊取り線香の匂い。
近所には新鮮で安い八百屋さん。
美味しいパン屋さんも豊富。
噛みしめるほどに美味しいベーグル屋さんや、
学生時代の私には高級品だった、1つ400円の絶品にんじんサラダサンドを売るパン屋さん。
駅前のエクセルシオールの、今はもう無い中央の丸テーブルで他のお客さんをぼんやり観察しながら、大学の課題に取り組む時間が好きでした。
初任地の新潟市も好きでした。
休日に早起きして朝市に向かい、売り場のお婆さんとおしゃべりしながら野菜を買ったこと。
自転車を走らせ、沼垂の珈琲屋さんで美味しいコーヒーとグラノーラを食べたこと。
雪が積もる路を歩いてDIY教室に通ったこと。
工房の木の香りと、先生や仲間との団らん。
朝の空気が気持ちよく、朝から活動的になれて、居心地良いカフェがあり、街の人たちとゆるく繋がれる。
そんな街に住みたいし、朝を有意義に過ごせるライフスタイルを持ちたい。
そのためにはもう少し郊外に住みたいな。
今の便利な暮らしも、都会のさっぱりした人間関係も好きだけど。
郊外に住んだら通勤はどうなる?
家賃は?子育て環境は?
考える要素はたくさんあるけれど。
純粋な望みを忘れないうちに記録しておきましょう。
今日は9/9、あっという間に初秋です。
このメモから1か月以上経ち、最近また生活がアップデートされ、この時とは違った感情が湧いてきました。それについては別記事でアップしたいと思います。
なかなかnoteを更新できずにいたので、久しぶりに書くことができ嬉しいです。
思いを文章化することは、私にとってすごく心が落ち着き、思考が深まる好きな作業です。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます🥰
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