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あなたの役割(ライフロール)は?

こんにちは、いなっくまです。
本日は、「ライフキャリア・レインボー」というキャリア理論についてお伝えしたいと思います。

「今後、どんなキャリアを描きたいですか?」と聞かれたら、どのように答えますか?

・今の会社で頑張って、マネジメントする立場になっていきたい。
・将来的には独立をして、時間の自由を手に入れたい。
・今は趣味として取り組んでいるが、老後は趣味をメインの仕事にしていきたい。 

まさに千差万別の答えがあると思います(もちろん、キャリアが見えない人もいると思います)。
ただ、おそらく「1つの役割」にフォーカスして答えることが多いのではないでしょうか?

「え?役割って何・・?」という感じですよね。

アメリカの教育学者ドナルド・E・スーパーという方が1950年代に提唱した「ライフキャリア・レインボー」という理論があります。この理論では、キャリア=職業とは考えず「キャリアを人生のある年齢や場面の様々な役割(ライフロール)の組み合わせ」と言っています。

ちょっと難しいですね。簡単に言うと、社会や家庭で様々な役割を積み重ねて、初めて自身のキャリアがつくられる、ということです。スーパーは9つのライフロールを挙げています。1950年代なので、ちょっと古いという前提で見てみてください。

(1)子供
(2)学生
(3)職業人
(4)配偶者
(5)家庭人
(6)親
(7)市民
(8)余暇人
(9)年金生活者

いかがでしょうか?なんだか「スッキリ割り切れない分け方だなぁ・・」と感じませんか?年齢だけで区切れるものではないし、シーンだけで区切れるものでもないし・・。でも、そこがミソだと思っています。

私達が今、演じている役割(ライフロール)は1つではない、ということです。

最初の問いに戻ると、おそらく「職業人」として答えたケースが多いのではないかと思います。でも、きっと他の役割も持っている方が多いはずです。家族がいれば「家庭人」、土日は「余暇人」、社会人大学院に通っていれば「学生」、日本の「市民」などなど。スーパーの理論は70年前のものなので、現在はもっともっと役割は多様化しているとも思います。

こんな風に考えてみてはどうでしょう。あなたが30のキャパシティーを持っているとしたら、今、あなたはどんな配分で役割を演じているのでしょうか?実際に使っている時間で考えてみると面白いかもしれません。私は職業人Aが10、職業人Bが3、家庭人が3、親が5、子供が1、余暇人が5、学生が3、というところでしょうか。

あなたは、その役割の配分に満足ですか?理想はどのような配分ですか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。今日は「ライフキャリア・レインボー」というキャリア理論をご紹介しました。今回の記事が自分に合った「キャリアの描き方」を見つけるヒントになれば嬉しいです。

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