見出し画像

I-13)新卒で入社したら3年は続けよう?

こんばんは。今日もこちらの記事を見に来て下さりありがとうございます。ノートで書き始めてからおかげさまで色々感想やコメントを頂いており、その一つ一つに、なんだか前向きになれて嬉しい今日この頃です。20代の頃の私を知る人が、当時を懐かしんで下さったり。一方で、私が二年前に会社員を辞めてフリーの身となり、さまざまな活動や出会いを通じてお知り合いになった方も読み始めて下さいまして。そのうちの一人、キャリアコンサルタント仲間でもある某氏からは、「いや、おもしろい。今の本木さんからは想像できないことばかり。早くもっと記事を書き進めてちょうだい」と言われました。

 ということで、新卒で入った会社を4年目で退職したところまで前回の記事で書いたので、その続きへいきたいのですが、その前に今日書こうと思うこと。それは、よくこの私が当時、なんとか3年もったか、について。

 私は3年9か月をもって4年目の年末で退職しました。もう30年前ではあるものの、働き出して3年満了するまでが、うんと長く感じたのを覚えています。それだけ色々辛かったり、社外へ飛び出てベターな待遇へ、とはやる気持ちもありました。でも最低でも3年は動くな、と複数の声があり、それらに耳を傾けたのでした。

 一人は人事部で何才か先輩だった男性社員の方。最初に入った会社は3年はいないといけない、とご自身に言い聞かせるように言っていらしたのを聞いて、ふーん、そうなんだ、とその時のやりとりが印象的だったのを覚えています。彼は当時採用を担当していたので、色々な採用選考をとおしてそう感じているようでした。

 もう一つは町の小さな不動産屋の方から、中古マンションの物件を見て回っていた時、「奥さん、3年間在籍していないと、融資が借りれなくなってしまうのでなんとか続けないといけません。3年経ったら辞めてもいいです。」と言われたことです。まだ夫も私も若くて、足してもさほどの収入ではなかったとはいえ、当時はバブル経済期。小さくても早く家を手に入れなければ、不動産価格は年々上昇するばかり。この先どうなるか、高くなってしまうばかり、と思えた頃。週末になんとなく不動産を見て回っていました。物件を案内される車中で、私が会社を辞めたいようなことをもらしたんだと思います。融資を引き合いに出して、そんなことを言われたんですよね。結果的にその公的融資はあてにしないことになったのですが、その彼のひとことで、とりあえず3年以上勤められたんだと思っています。

 私が会社員の終盤で勤めた2社、15年の人事部門責任者の仕事で、KPI(評価対象となる数値目標)は、いかに社員の離職率を一定の%以下にするか、ということでした。とりわけ若年者層の早期離職は、いつもグローバルの人事チームで定期的に電話会議の時の重要トピックでした。そんな時に、家探し中の不動産やさんが、若き頃の私の在籍をのばしたと思えることを、ふっと思い出したりしまして。ほんとにこんなつまんないこと、なんでいつまでも覚えているんですかね。なんでも人の言うことを素直にすっと受け止める性分だった私です。

 次の記事では、転職のためにと意識した資格取得のことを書く予定。合格して取った資格がどうとかではなく、そのための講座や受検をとおして、尊敬できる方に出会えること、そこにこそ、資格取得に挑戦した価値や意味がある、といったお話などに触れたいと思います。

よろしければサポートお願いします。こんな時、どうされたんですか、といったキャリア上の疑問やお悩みなどもお寄せ下さい。次の記事を書くきっかけにさせて頂くかもしれません。キャリア相談も受け付けています。