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私の仕事①~職業訓練校のキャリコン~

さのなおこです。

子育てをしながらキャリアコンサルタントとして、職業訓練校に勤務しています。
経験の中で、学んだことを発信していきたいと思います。

今日は、どんな仕事をしているかの紹介と、仕事のやりがいについて書きたいと思います。

まずは・・・職業訓練校とは?

私が関わっているのは、公共職業訓練と言い、仕事を辞めた人が技能や知識を身につけ再就職を目指すための訓練です。

(最近、ハロートレーニングという愛称でも呼ばれています。)

テキスト代などを除いて受講料は無料です。さらに、失業保険を受ける資格のある方は、給付を受けながら学ぶことができます。

ここでの私の仕事は、再就職を目指して訓練を受講している方が、就職できるようサポートすることです。

何をしているか?

私の訓練校にはいくつかのコースがあり、年間に何回か入所の受け入れをしています。

受講者のキャリア支援の担当者が数名いて、私は1クラス15人程度のクラスを、年間で 8クラスほど担当しています。
よって、担当する受講生の数は、年間で100人程度でしょうか。

そんな中で、具体的には、以下のような支援をしています。

・受講生のキャリアコンサルティング

全員と個別で面談をします。

・就職ガイダンスという授業の運営

クラスごとに実施します。講義+グループワークという形で行うことが多いです。

・求人をくれる企業さんへの対応、交渉など

受講者あての求人を多数頂くので、求人内容の確認、受講者への公開をします。

応募希望の人がいれば、企業との間に立って調整をします。

こちらから企業さんに出向いて、求人開拓をすることもあります。


・就職活動についての相談

「応募書類を添削してほしい」

「面接で何を聞かれるか心配」

のような具体的な相談が多いですが、

就職活動における不安や悩みを聴くこともあります。

支援する上でのやりがいは?

私の思う職業訓練のキャリアコンサルタントのやりがいを3つ挙げたいと思います。

・キャリアチェンジを目指す人を支援することができる。

 職業訓練に「就職のために必要な技能を身に着ける」という特徴があることから、未経験の職種にチャレンジする方が多いです。

 訓練校に入所する理由は人それぞれですが、みんなある程度の決断をしてきています。

 「○○の仕事に応募したが、未経験なので採用されなかった。訓練で○○を学んで再就職したい」

 「○○のために会社都合で退職することになってしまった。今後は、△△を学んで再就職につなげたい」など。

 新しい分野の仕事に就くために、新たな視点での自己理解が求められます。そのために、ご本人の話を元に一緒に考えていきます。

そして、未経験の分野ゆえに、仕事理解も必要です。受講者が興味を持っている職種や会社などについて、色々な情報を提供します。

 新しい夢に向かってチャレンジする人に対してのサポートは、やりがいがあると感じています。

・社会貢献度が高い仕事である。

 訓練校に入る方は、仕事を辞めている状況にあります。(自分の意思で辞めた人もいれば、会社都合の人もいる)

 訓練受講中は失業保険の受給をしていますが、修了後は無収入になる方がほとんどです。なので、在職中の方とは違い、早めに就職を決めなくてはいけない状況の方がほとんどです。

 このような、もし就職できなければ、自立できなくなるかもしれない方を支援する中で、


自分も世の中の役に立っていると実感することができます。

・一定期間、継続して支援することができる。 
 通常のキャリアコンサルティングは、1回の面談のみの支援であることも多いと思います。
 その場合、1回の相談の中で、関係構築をし、相手の話を聞き、アドバイスしている形になると思います。

 訓練校では、訓練期間が3~6カ月ほどあるため、継続的に支援することができます。
 相手の経歴、今後の目標を一緒に考え、その後も、都度その方に必要な情報を届けたり、さらに相談に乗ることができます。

 その方の色々な面を見ながら、支援を進めていけるのが、やりがいというか、とても面白い部分かなと思います。

 就職が決まったときや、修了するときに、わざわざお礼を言いに来てくれる方も多いです。

続く

今回は職業訓練校のキャリアコンサルタントの仕事の内容と、やりがいについて触れてみました。

逆に、この仕事の大変な面については、次の回で触れてみたいと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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