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【キャリコン試験対策】昇格=しあわせ でも 降格=不幸 でもない という話

私は、5年以上辞めるかどうか悩んでいた会社を、10年目に辞めることにしました。


それは、キャリアダウンの希望を

「現実的ではない」

と一蹴されたからです。

26歳で父を亡くした四人姉妹長女の私は、
生前経営者だった父に言われた


「1円でもいいから高く働け」


を素直に受け止め、それを叶えるべく、
それまでは一切考えてこなかった、
出世を視野に入れるように
なりました。


だから、本心では残業も休日出勤も
望んでいなかったけれど、
いとわずこなしてきました。

30代前半まではそんな毎日も
なんとかやってこれたんですが、
アラフォーに差し掛かる頃になると、
ものすごく心身共にキツク感じられることが
増えてきました。


その一方で、
私のしんどさをまるであざわらうかのごとく、
出世の兆しは見えたかと思えば一瞬で消え、
私はしだいに

何のためにがんばっているのか、
わからなくなってきました

そんな私が最終的にたどり着いた境地は、

「心身ともに健康であれば、
私は何だってできる。」

でした。

ですので、退職を選択する前に、
上述の通り上司にキャリアダウンを
申し出ることにしたのです。


具体的には、降格してもいいから、
毎日定時で帰れるようにしてほしい

申し出ました。

当時、私の勤めていた会社のママ社員さんの
ほとんどは、この制度を活用していたのを
知っていたからです。


私は独身&ママでもないので、
恥を忍んで頼んだのですが、
「現実的ではない」の一言で一蹴され、

もうこの会社にいてもダメだ

と思いました。

ロールプレイケースには、
昇格後のお悩みが多いですよね。

このケースでロールプレイ練習をすると、

「おめでとうございます!」

とおっしゃる方が必ずいらっしゃいます。


ですが、私にとってのキャリアダウンが
ハッピーだったように、
相談者の方にとって、
昇格自体がハッピーではないことも
十分にあり得るため、要注意です!!!

ステレオタイプや、
あなたの価値観にあてはめるのではなく、
相談者の方にとってその出来事には
どんな意味があるのか?
をしっかり伺う必要があります。

慣れるまでは難しいと思いますが、
これができるようになると、
相談者の方の支援にもつながります。


ぜひ、意識してみてくださいね!

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