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【リハビリテーション】運動神経伝導検査の方法

○方法

・1本の末梢神経について、末梢部、中枢部の数箇所で末梢神経を最大上刺激する.
・筋膜と腱に置いた表面電極(belly-tendon法)によって支配筋肉での反応(CMAP:M波)を記録する.
・刺激からM波が出現するまでの時間は、神経.神経筋接合部.筋肉内での伝導時間が含まれる.
・そのために、刺激部位間の距離を潜時の差で除して伝導速度を算出する.

○記録部位と刺激部位

正中神経
記録部位:短母指外転筋
刺激部位:手関節部(記録電極から7cm)、上腕二頭筋内側、手掌

尺骨神経
記録部位:小指外転筋、第一背側骨間筋
刺激部位:手関節部(記録電極から7cm)、肘部(肘の上下)

橈骨神経
記録部位:示指伸筋
刺激部位:前腕部、上腕部(上腕神経溝)

腓骨神経
記録部位:短趾伸筋、前脛骨筋
刺激部位:足関節前方、腓骨小頭の上下

脛骨神経
記録部位:母趾外転筋、小趾外転筋
刺激部位:内果後方、膝窩部

大腿神経
記録部位:大腿四頭筋
刺激部位:鼠径靭帯上下

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