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何度も死ぬ伊之助①炭治郎たちとの出会い

正直、伊之助を初めて観たとき「野蛮だ…」とちょっと印象が良くなかったんです。(ぼくはアニメが初見でした)

炭治郎と善逸が優しすぎるがゆえに、人を踏みつけにする伊之助の存在が「異質」に思えました。

しかし藤の宿からの伊之助がめちゃくちゃ可愛い
個人的には「コブが痛ぇ…」の伊之助が可愛い過ぎて、、。
那田蜘蛛山編ではほわほわする伊之助を見てほわほわしてしまいます。

今回は伊之助をざっくり掘り下げたいと思います

伊之助と炭治郎の出会い

伊之助と炭治郎は鼓屋敷で出会いました。
炭治郎は伊之助に足蹴にされ、てる子は踏みつけられました。

以前のnote、「冨岡義勇は嫌われているのか?①」では、

“21巻で縁壱が「自分が命より大切に思っているものでも他人は容易く踏みつけにできるのだ」と言うようにやはり、大切な人を理不尽に奪う奴は「鬼」

だと書きましたが、「踏みつけ」にする奴、あるいは「相手を尊重しない」奴も鬼滅の刃では「鬼」として描かれています。

なので「伊之助は鬼として描かれている」とぼくは思っていますし、「人間に危害を加える」奴は物語上、鬼か鬼の味方(魘夢に従う人など)だけです。

伊之助の日輪刀がギザギザとしていて「千切り裂くような切れ味」なのはきっと「鬼の爪」を現しているのだと思います。
爪なら両手で攻撃出来るから、伊之助も二刀流、という感じなのかなぁと想像しています。

善逸をボコボコにする伊之助

禰豆子が入った箱を見つけた伊之助は、箱を庇おうとする善逸をボコボコにします。
以前のnoteに書きましたが、このシーンは1話のオマージュだと思っています。
義勇も「鬼」として描かれていたので、さしずめ伊之助は1話の義勇として描かれているのではないでしょうか。

炭治郎はボコボコ、まではされませんでしたが、善逸は本当に気の毒です…。
訂正です!炭治郎は精神的にボッコボコにされましたね…。

豪快で何にも縛られずに行動しているような(個人的なイメージです)伊之助が、“鬼殺隊として鬼は殺さなければならない”というサラリーマンのような呪いに縛られていて、鬼が鬼を狩ろうとするという、なんだか不思議なシーンでした(個人的な感想です)

そして炭治郎に殴られ、伊之助はアバラを折られます。
「骨が折れる」というのは人間の特徴(?)です。
鬼は骨が折れてもすぐに治ってしまうので、ここで伊之助が一応「人間」であることが証明されましたが、全く痛がっていないので、「鬼っぽい」という印象が残ります。

それからさらに炭治郎に強烈な頭突きをされ、猪の被り物が落ちました。(炭治郎が頭突きをするのは「鬼」に対してだけです)
「鬼」として描かれた伊之助はここで一度「死んだ」とぼくは思っています。


それまで鬼だった伊之助はここから「嘴平伊之助」として動き出します。
しかし伊之助は猪に育てられていたので「人間らしさに欠けている(鬼っぽい)」のですが、炭治郎たちと一緒に過ごすうちに色んな事を吸収していきます。
なので伊之助の「人間らしさ」を取り戻していく物語なのだと個人的には思っています。

次回は藤の宿と那田蜘蛛山編の伊之助を掘り下げたいと思います。
読んで頂きありがとうございました。

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