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Cardano のパートナー

カルダノのパートナーについてサイトを観覧して、せっかくなので短めにまとめてみました。盛り上がりを見せたNFTを身近に感じられるパートナーや、より日常に近いアプリケーションに関連した内容が増えてきています。今後どのようにユースケースが広がっていくか楽みです。

* カルダノは多くのパートナーシップを組んでいるため、ここに取り上げられていないパートナーやプロダクトもたくさんあります。

Essential Cardano

Cardano上のプロジェクトがまとまっているサイト

Chainlink

オラクルは(データソースそのものではなく)情報を発見・検証するエージェントで、スマート・コントラクトにデータを提供し、指定された条件で当該コントラクトを実行することで、現実世界とブロックチェーンの橋渡しをします。

https://coinmarketcap.com/alexandria/glossary/oracles

Chainlink(ティッカーLINK)はオープン・ソースの、分散化されたオラクル・ネットワークです。

LINEのプロジェクトで発行されているLINK(LN)とは別物です。

What Is Chainlink?」によると、Ethereumなどの様々なブロックチェーン上で実行されるスマートコントラクトが、現実世界のデータを取り扱うための重要なツールとなっています。

データのプロバイダから情報を購入し、スマートコントラクトのインプットとして渡します。

情報がSLA(サービス・レベル・アグリーメント)に見合った正確性を持っているか検証するため、エンド・ユーザは正確なデータを得ることができます。

正確な情報でない場合は、プロバイダはネガティブな評価を下されネットワークから切り離されます。

現実世界とは、ここではオフチェーンのデータで、支払い、センサーの温度、フットボールのスコア、バーコードスキャナーから受け取ったデータなどを指します。

これらのデータをスマートコントラクトへ渡します。

反対にスマートコントラクト側からデータを出力することも可能です。

Chainlink はERC-20の ユーティリティトークンで、PoSのメカニズムにより、LINKトークンのステーク量に応じて、どのノードがトランザクションの検証をするかを決定します。

データの正確性や、ノードのトランザクションの検証に対してインセンティブを与えます。

Chainlink はGoogleなどとパートナーシップを組んでいます。

COTI

COTI Group: https://coti.io/

COTIはシンプルで早く、透過的、信頼性、拡張性がある決済プラットフォームを目指しています。
トラストチェーン(Trustchain)の信頼スコアにより処理速度を高めています。 COTI Payは従来の第三者に管理され、時間とコストのかかる送金、決済の問題を解決しマイクロトランザクションを可能にします。ステーブルコイン、クレジットカード、暗号資産などの決済を処理できます。Ada Payが開始され、これに慈善団体のSave the Childrenが最初に加盟しました。

Iagon

読んでいただいている皆様に、カルダノに関連したプロジェクトやパートナーを知っていただくことで、カルダノの今後を楽しみにしていただき、今後の良い判断材料になればという思いで、少しずつ調べて記事にしております。できるだけ端的にわかりやすくを心がけております。今回はIagonのご紹介です。

公式ウェブサイト:https://www.iagon.com/

Cardanoネットワーク上で動作するビッグデータプラットフォームを作成します。データとファイルにいつでもどこからでもアクセスできるようにする分散型クラウドプラットフォームです。

https://iagonjapan.medium.com/

次世代のクラウドストレージです。iCloudのようなものをイメージしていただければよいのかと思います。Iagonはなんて読むのだろうと検索するとアイアゴンなどもでてきますが、日本公式ではイアゴンと表示されているので、イアゴンでよさそうです。従来のクラウドストレージと比べてなにが違うのでしょうか?

クラウドになる

https://www.iagon.com/rent.html

ほとんどの方はPCやラップトップで使っていない余っているストレージ、保存スペースがあると思います。公式のHP(2021年7月時点では準備中となっている部分もあります)によると、サーバ(将来的にはモバイルデバイス含む)のストレージ空き容量、リソースを提供(ホスト)することで、誰でも支払いを得ることができます。支払いにはIAGトークンが使われます(Gate.ioに上場決定とのことです)。

ユーザがこのクラウドストレージを使い、ドキュメントなどのファイルを保存することを考えてみます。その際、ファイルは細分化、暗号化され、世界中のホストしているコンピュータ上へ格納されます。第三者が細分化されたデータをかき集めて中身を覗き見ることは数学的に不可能で、軍用レベルのセキュリティということです。さらに、AIにより最適なバックアップがとられることで信頼性をあげます。GoogleやDropboxなど既存のクラウドストレージと互換性があります。重要なのが、企業が管理するサーバ上ではなく、分散化されたネットワーク上でデータを保存できるようになるということです。

安く、セキュリティに強い上に、使っていない空きスペースを提供することで稼ぎにもなるということです。今後も追っていきたい情報です。

Nervos

Nervos: https://www.nervos.org/

相互運用性の問題により、ブロックチェーンはサイロ化して孤立した状態になっています。Nervos Networkは、ブロックチェーンの「ユニバーサルパスポート」となることで、この問題の解決を目指している、オープンソースプロジェクトです。ブロックチェーンの基盤となるレイヤー「Layer Zero」として、構築者やユーザーがエコシステム内を完全に移動できるようにします。どのブロックチェーンのどの資産にもアクセスでき、複数ウォレット、複数取引所管理の悩みを解決します。

Nexo

nexo: https://nexo.io/

デジタル貸付プラットフォームNexoはCardanoを統合し、ADA保有者がさまざまな暗号資産ポートフォリオから借りたり稼いだりすることを可能にします

Nexoは、暗号資産担保即時ローンのためのプラットフォームであり、40以上のフィアット通貨と200以上の管轄区域でサービスを提供するブロックチェーン企業です。担保に入れた暗号資産に応じた現金を借りることができます。暗号資産の所有者へ、現金へのアクセスと資産の所有権の保持を提供します。NEXO Tokenを取り扱います。業界に不慣れな人にとっても使いやすく、保有資産の数%の利息を得ながら暗号資産の購入、借用、貸与、販売ができます。Nexo ウォレットは軍用グレードのセキュリティを備えています。クライアントの資産は、ゴールドマン・サックスの支援を受けた監査済みカストディアンであるBitGo社のコールド・ストレージに保管されます。

Orion Protocol

Orion Protocol: https://www.orionprotocol.io/
IOHKブログ: OrionがCardanoにワンストップの暗号市場をもたらす

「Cardano360 – June 2021」で個人的に一番衝撃を受けました。「NFTを含むデジタル資産は購入しにくい」という問題を解決するため、全ての投資家のために全ての市場をまとめ、株式や商品を購入するのと同じくらい簡単にします。デジタル資産市場全体へのゲートウェイを目指します。

シングルポータルでNFTマーケットを取り扱います。他のチェーンと相互運用し、カルダノ上でトークンと取引、スワップでき、他のチェーンにも移動させることができます。

Revuto

Revuto: https://crypto.revuto.com/

サブスクリプションは無料トライアルに罠があったり、解除手順が複雑で見つかりにくい、複雑な仕組みであったりと問題を抱えています。Revutoのエコシステムは、CardanoのネイティブトークンとDeFiを利用して、Spotify、Netflix、Amazonなどのサブスクリプションの支払いを行うことで、ブロック、スヌーズ、承認できる管理ソリューションです。暗号市場の状況に関わらず人々のお金を節約、コントロールできるように設計されています。

REVUはCardanoのネイティブトークンで、サブスクリプションへ支払いをしながらインセンティブを得ることができます。

SingularityNet

SingularityNet: https://singularitynet.io

SingularityNETは、人工知能アルゴリズムを集約した、分散型マーケットプレイスです。人工知能のクリエイターが連携・協力するためのプラットフォームを構築しています。このプラットフォームでは、企業や開発者、組織を含むすべてのユーザーが、自分のアルゴリズムを収益化することができ、アルゴリズムを売買し、自身のアプリケーションに組み込むことができます。SophiaはSingularityNETプラットフォーム上で作成されたロボットのユースケースの一つです。アフリカスペシャルでも触れられました。

SingularityNETエコシステムで使用されていたAGIトークンに関し、Cardanoのニュースとして大きく取り上げられました。5/28にEthereumのコントラクト上のAGIトークンがハードフォークし、ブロックチェーン間で行き来ができるAGIXトークンとしてCardano上で作成されました。ERC20コンバータについてはこちら

Wolfram

Wolfram Blockchain Labs: https://www.wolframblockchainlabs.com/

Wolfram Blockchain Labsは、私も学生の頃使っていた数学ソフトウェアのMathematica(マセマティカ)の開発・販売元であるWolfram Researchの子会社です。Mathematicaから発展したWolfram 言語で、DLTs(分散型台帳技術)と統合する関数を設計・作成しました。クラウド、デスクトップ、モバイルのプラットフォームにシームレスに配備できるカスタム分析ソリューションを構築するための洗練されたツールを開発者に提供しています。

World Mobile

World Mobile: https://worldmobile.io/

世界の半分がまだオフラインなのは、既存のネットワーク構築にはコストがかかり、維持が難しく収益化につながらないためです。World Mobileはブロックチェーンとシェアリングエコノミーを掛け合わせた初のモバイルネットワークで、すべての人、すべての場所がつながっている世界をつくることを目標に掲げています。WMTトークンが使われます。こちらもアフリカスペシャルで発表されました。

SingularityNetとWorld Mobileについて、LEON Stake Pool のオペレーター KUNIさんが、Coin Otakuへ寄稿されているブログも必見です。
ブロックチェーンプロジェクトの実態経済への進出【Cardano Community SPO JAPAN GUILD寄稿】

まとめ

いかがでしたでしょうか?短い説明だけでは物足りないという方は、気になったパートナーの詳細は各ウェブサイトなどを覗いてみてはいかがでしょうか?日本語対応もしているパートナーもあります。実際のユースケースが想像できたり、身近に感じていただけていれば幸いです。

Cardanoの今後が楽しみになった、長い目で応援したいという方はぜひステーキングをお勧めいたします。その際はSUGARも検討に入れていただければ幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

免責事項

この記事はトークンの購入など、投資を勧めるものではありません。

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