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ふくいの住まいを「暖かく」する。

 こんにちは!福井県庁カーボンニュートラルディレクター(CND)の岩井です。まだまだ寒い日が続きますね。今日は、住まいの「省エネ」について考えてみたいと思います。

家庭のエネルギー消費量の多い福井県

 最近、巷では電気料金の高騰が話題になっていますよね。私も、1月の電気料金は思わず「二度見」してしまいました。「電気料金の値上がりは4月からではなかったの?」と思われている方も多いかもしれません。その疑問に応えるべく、2月12日放送のタイムリーふくいで特集が組まれていたので良かったらぜひご覧ください。

 さて、この電気料金にも繋がる話なのですが、福井県の家庭におけるエネルギー消費量はとても多いというデータがあります。福井県が5回連続日本一となっている「幸福度ランキング」の中でも、「1人当たりのエネルギー消費量」の指標があるのですが、こちらは残念ながら全国で45位(出典:幸福度ランキング2022)となっています。さらに、電力だけで見ると、福井県が最も電力使用量が多いという調査結果もあるようです…(!)
都道府県別電力消費量(家計調査版) - とどラン (todo-ran.com)

 なぜ、こんなにも福井県のエネルギー消費量は多いのでしょうか?関係するサイトなどを見ますと、1世帯当たりの住宅面積が広いこと世帯人数が多いことオール電化の普及率が全国と比べて高いこと省エネ基準(昭和55年度)前に建築された住宅の割合が高いこと、などが挙げられていました。そういった理由から、必然的に家庭でのエネルギー消費量が多くなっているんですね…。昨今の電気料金の高騰を考えると、出来るだけエネルギーの、とりわけ電気の使用量は抑えていきたいですよね。

過去最大規模の「省エネ住宅キャンペーン」!

 エネルギー料金の高騰は、福井県だけだなく、日本国内でも同じです。国も、家庭の「省エネ」を徹底的に進めるべく、今回の補正予算で、国土交通省・経済産業省・環境省の3省連携で、大規模な「住宅省エネ2023キャンペーン」を開始しています。

 最近の休日の新聞チラシをぜひご覧いただきたいのですが、各社がこのキャンペーンの事を紹介しています。と言うのも、今回の補助金制度は、「過去最大級の予算規模」「過去最高の還元率」とも言われているからです。  
 しかも、補助金の申請者は家主ではなく、施工事業者になります。これからこの補助金を活用したいと思われる方は、ぜひお近くの登録事業者を探してみてくださいね!

 ちなみに、今回のキャンペーン、「こどもエコすまい支援事業」「先進的窓リノベ事業」「給湯省エネ事業」の3つの補助金を用意しています。受付期間は令和5年3月下旬から、予算上限に達するまで(早い者勝ち!)となりますので、住宅のリフォームや高効率の給湯機器の導入をお考えの方はぜひ活用をご検討ください!

出典:住宅省エネキャンペーン2023 ホームページ

住まいの「省エネ」、考えてみよう。

 節電が日常的に求められている今だからこそ、電気料金の高騰する今だからこそ、住まいの「省エネ」を考える良い機会になっているのかもしれません。ぜひこの機会に住まいの「省エネ」住まいを「暖かく」する事を考えてみませんか??
 3月11日(土)には、福井県建築住宅課の主催による「省エネ住宅シンポジウム」が開催されます。住宅の断熱研究の第一人者であられる近畿大学の岩前篤 教授から「健康な暮らしと住まい」のご講演をいただきます。さらに!来場者にはグリーンカーテンに使えるゴーヤのセットもプレゼント。これから家を新築されたい方、リフォームされたい方は必聴のセミナーかと思いますので、ぜひぜひご参加ください!(下記のちらしをクリックして、申込方法をご確認ください)

 それから、福井県建築住宅課のYouTubeチャンネルもぜひご覧ください。省エネ住宅を建てられた方の生のお声が聴けますよ!

 住まいの「省エネ」ぜひ一緒に考えていきましょう!それでまた!

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