ボリビア・チリ探訪記②
前回はボリビアに入国することなく終わってしまいましたが、いよいよボリビアへ入国🇧🇴
※ボリビアへの入国にはFormulario N°250という税関への申告書類を予め用意しておく必要がありますので注意してください
2日目
トランジットにもう一箇所、パナマ🇵🇦を経由して、ボリビア第2の都市、サンタ・クルス・デ・ラ・シエラのビルビル国際空港(VVI)へと到着しました。
第2の都市と呼ばれる通り、サンタクルスは人口の増加が著しく、外国資本の参入もあり、ボリビア国内で最も成長している都市だそうです。
到着してまず感じたのは、むわっとした熱帯独特の湿った空気
夜でも半袖1枚で過ごせるくらいの気温の高さ。
というのも、ボリビアには実は大まかに3つの気候帯があるのです。
標高が4000m付近で冷え込む、ウユニなどのアンデス山脈沿いの高地地帯
熱がこもりやすく湿度も高いサンタクルスなどアマゾン側の盆地地帯
その中間の比較的過ごしやすく標高2000m程度なコチャバンバやタリハなどの渓谷地帯
そう、サンタクルスは海抜400mとボリビアの中では低めな熱帯のサバナ気候(Aw)に属しているのです。
この熱帯気候に分類するための基準の一つがヤシの木の生育環境に適していることらしいのですが、その通りに背の高いヤシが並んでいたのが印象的でした。
※秋や冬には”スール“と呼ばれる南風があり、かなり冷え込むようなので注意が必要です。
到着したのが23:00周辺ということで、その日はUberでホテルまで向かい1日を終えました。
3日目
気持ちの良い朝。
ここまで飛行機でしか眠れていなかったため、久しぶりにベッドでぐっすりと眠れました。
まずはひとまずホテルについている所謂アメリカンブレックファースト
特に印象的だったのは、日本でも食べられるモチモチのチーズパンである“ポン・デ・ケージョ”
ボリビアでは“クニャペ”というようです。
朝食後は時間があるので、サンタクルスを軽く探索してみることに。
たどり着いたのは一際目立つ”サンタ・クルス・デ・ラ・シエラ大聖堂“
市内で最も大きいカトリック系の教会です。
寄り道ですがせっかくですので”教会”と“大聖堂“の話
何気なく耳にする教会こと“チャーチ“と大聖堂こと”カテドラル“一体何が違うのか?
結論でいうと司教がいる教会を大聖堂と言います。
カテドラと呼ばれる司教が座る椅子のある場所、ということでカテドラルというようです。
司教は大聖堂で”教区“というエリアを管轄し、その下にはいくつもの”司祭“が教会で”小教区“というエリアを管轄しています。
ちなみにボリビア国内での2001年時点での宗教人口の区分は
カトリック:78%
プロテスタントや福音派:16%
その他キリスト教:3%
無宗教:2.5%
その他宗教:0.2%
かなりの割合をキリスト教が占めています。
実際に街の人に話を聞いてみると、キリスト教の影響でお酒はほとんど飲まないという方が多いようです。
街中の飲食店などでもお酒を飲んでる人や酒屋をあまり見かけませんでしたが、このことが大きく影響しているようです。
大聖堂の後は目の前にある“9月24日広場”へ
ここはサンタクルスのセントラルパークでサンタクルスのスペインからの独立日を記念する市民たちの憩いの場
中心にはサンタクルスの独立を導いた“Ignacio Warnes”(イグナシオ・ウォーンズ)の像があります。
このような街の中心にセントラルパークがあり、周りに司法などの政治機能が設けられた街の構造は、アメリカによく似ているそうです。
南米諸国の独立を支援した、アメリカの影響を受けているのでしょうか。
それとも、当時南米を侵略したスペインによる統治の影響を受け継いでいるのでしょうか。
街の形について考察するのもまた楽しいですね。
広場のあちこちにはこのようにチェス磐が設置されています。
これはとてもボリビアらしく、サンタクルス以外でもよく見られます笑
ボリビアン・チェス・チャンピオンシップがあったり、南米のチェスオリンピックのチャンピオンがボリビア人だったり、ボリビアはチェスが大人気のようです♟️
街中で不思議な壺で飲み物を移動販売している方がいたので、これもいただきました。
飲んでみるとシナモン風味の甘いドリンクで舌に白い芋のような沈殿物が沈んでいました。
後々調べてみると、これはボリビア東部特にサンタクルスで人気のある、“ソモ”というドリンクで、材料には様々なコーンとコーンフラワー、砂糖とシナモンと、南国らしい甘口ドリンクでした。
どうやら下に沈んでいたのは茹でたジャイアントコーンだったようです。
このソモを販売する人を“ソモセロス”というようで、サンタクルスに行くと怪しいソモセロスをたくさん見かけられると思います笑
もう一つ広場で面白かったのが、ボリビアで“トボロチ”と呼ばれているこの木
ボリビアの暖かいところにはあるようですが、熱帯気候側の植生らしく、“セイバ・スペシオサ”または“シルク・フロス・ツリー“という名前もあります。
幹は禍々しいですが、天辺には赤色のとても美しい花を咲かせます。
どうやら薔薇だけでなく、美しいトボロチにも棘があるようです。
こういう植生の違いを感じられるのも旅の醍醐味ですね。
国立公園の雰囲気はこんな感じ。
街中の大通りはこんな感じ。
ここでのサンタクルスの滞在はほぼ半日なのでこんな感じで。
また後の日程でサンタクルスに滞在するので、その時にまた他の情報も紹介できればと思います。
次回はウユニに向かうため、一度標高を3000m近くまで上げ、スクレという街に!
雑な殴り書きではありますが、なんとか続けていきたいと思います。
どこかでボリビアへ行く人の参考にでもなれば幸いです。
それでは、次回もお楽しみに!
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