二重になっただけで

多分ようやく人間の仲間入りができたように思うんだろうな…と腫れたまぶたを見ながらふと思った。
ダウンタイム4日目である。

逆に一重の人が人間でないなんて言わないけど、
例外として自分だけは他の人より完璧でなければいけないみたいな思い込み、強迫観念がすごい強い。

人には優しくできても自分にはその優しさを向けられない。

とにかくいつからか自己肯定感、自己受容感がほぼなかった。自分には何も無いから勉強しかない!と思いこんで勉強だけは頑張ってた。

でも自信がないので自分よりは勉強ができない友達に勉強のことでさりげないマウントとったりしてたなあ…。すごい嫌な奴。
「これは自慢だけど」って付けたらなんでも言っていい訳ないよ。

こんなことばかりしてるから尚更自分のこと好きになれず、負のスパイラル。。

あと写真がすごい嫌いだった。
目開けてるのに目大きく開けてって言われるし、それを父がふざけて言ってくるのにはすごくムカついた。当時は笑ってたけど、今でも思い出し怒りできるってことは相当その言葉に傷ついてたんだろう。

そもそも私が一重でこんなに苦しんだのは父の遺伝子のせいなのに、整形費用は自分のお金なのも納得がいかない。
けどまあこれから実家に住んで住居費浮かして仕事でお金稼ぐからまあいいかとなってる。

だからいい感じの二重ができたら、前より写真を撮られることを楽しめると希望でいっぱいだ。
他にも顔でコンプレックスある部分はなくはないが、大きな問題は解決される。

そもそもこんなことなら大学一、二年のうちにやっておけばよかったと少し後悔もある。
大学生と言わず、浪人時代でも全然よかったかもしれない。だって外に出なくてもいいから。

就活でもどうせ顔がいい方が有利だし、自分も顔がいいと思ってる状態の方が堂々と話せただろう。
そう思うとバッドコンディションの中よく頑張ったな自分、と自分を称えたくなる。

これから私の世界は変わるんだろうか?
痴漢やナンパから狙われやすくなるとかいうデメリットもあるんだろうか?
ささいな失敗や嫌なことをもう顔のせいにはできないぞ!という覚悟もある。
それとも目が小さいのは変わらないので、意外と急激に可愛くなったりとかはしないのかもしれない。ちょっと顔が豪華になるけど。

思い切って自分のやりたいことをやってみたら、良い方向に転じたので、自分のやりたいことがどんなにしょうもなく見えたとしても、その衝動を大事にして、一つ一つ実現させたい。
今はMMD作品で踊られてるようなダンスが踊れるように練習してみたい。

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