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治療院・サロン業界の知人はゼロ。最初の1人と出会うまで。

こんにちは。からだケア代表の高井です。

からだケアnoteの創業ストーリーということで、今回は私が書きますね。

実はからだケアをスタートする時、治療院・サロン業界の知り合いは0人でした。あっいや、正確には1人だけいたんですが、いろいろあって(今度書きます笑)離れることになりました。

もちろんその方から別の方のご紹介はありませんでした。ではどうやって最初の1人と出会ったのかについて書きたいと思います。

なぜ業界の知り合いが必要なのか

からだケア予約システムの開発前の話ですが、そもそも治療院やサロンの施術者の方が抱えている課題や痛みが何かを知らないで良いシステムは作れませんよね。制作者の想像”だけ”で作られたイケてないシステムに何度も出会ってきました。

インタビューをしながら課題を掘り下げ、さらに言語化されていない課題も突き止めたい思いでした。が、が、そもそも先ほど書いた通り、誰も知りあいはいませんでした。

さぁ困りました(苦笑)

Facebookで呼びかけた

いきなり結論を書きましたが、そうFacebookで呼びかけました。

誰か治療院・サロン関係者の方の知り合いいませんか?もしいたらご紹介していただけないでしょうか?

そして、ありがたいことに10名ほど紹介していただきました。

ーおしまい。

・・・というわけではなく、ここで取り上げたい点は2つあります。

・なぜFacebookで呼びかけようと思ったのか
・なぜ紹介してくれたのか

以前の私なら、Facebookで呼びかけることができなかったと思います。ほら、なんというか「こんな風に聞いちゃっていいのかなぁ?」って思ったりしませんか?私はがっつりしていました。

でも、今回は呼びかけることができたんです。それはなぜかをお話しますね。

助けてほしいとちゃんという

実はからだケアをスタートする前、出版社 兼 飲食店 を営んでいました。

上の記事のタイトルにもあるように2年で閉店しました。私の個人的な思いは↑の記事に書かせていただきましたが、世間一般には「うまくいかなかった」と分類される出来事だと思います。

閉店という文字がちらついてきた時期、私(と一緒に営んでいた妻)は、自分たちだけでなんとか乗り切ろうとしていました。しかし、なかなか改善できませんでした。まもなく閉店することを公表すると、いろいろな方が来店してくれました。

そのときみなさんが言ってくれた言葉があります。

・大変だったんだね。言ってほしかったよ。大好きなお店だったし、もっともっと協力できたと思う。
・ビラ配りでもなんでもしますよ
・今日から1週間連続で来ます!(←本当に来てくれました(涙))

このとき、私と妻は気づきました。「助けてほしいときは助けてって声に出して良かったのかもしれない」と。

もちろんなんでもかんでもヘルプ!ヘルプ!は違うと思います。だけど、自分たちが信頼する人には、正直にそのことを伝えて良かったんだと感じました。

お店という文脈に関していえば、お客さんにとっても「お気に入りのお店がなくなる」という寂しい出来事になるわけで、逆にお伝えする方が良かったのかもしれないとさえ、思ったんですね。

繰り返しますが誰も彼もって意味ではなく、信頼する人たちにはちゃんと助けてほしいことを伝えようとこのとき感じました。

治療院・サロン業界の知り合いがいない自体は、先ほど書いた店舗の閉店とはちょっと毛色が違いますが、でも当時の私はこの先どうすすめて良いかわからなかったんですね。

Facebookでつながっている人は当時のお店のお客さんも含め全員知り合いだったこともあり、(私自身の中では)思い切って呼びかけてみました!

出会いと別れ、そして再会

もう一つ、Facebookでつながっている人たちが、なぜ私に紹介してくれたのかについてです。直接聞いたわけではないので、私の想像でお話します。

人との出会いのときも大事ですが、それと同じくらい別れ際って大切だと思っているんですね。再びお店のときの話になりますが、お店でときどきイベント(お笑いとか音楽ライブとか)開催していたんですね。

イベントをはじめようと思うときって盛り上がりますよね。「今度ぜひ一緒にやりましょう!」みたいに。

でも(このイベントのシリーズを)やめようと話すときって、ネガティブな雰囲気にもなりますよね。やめる理由にもよりますが、端的に集客できない回が続くと、イベント主催者もお店も「そろそろおしまいに」を決断します。

そのときのふるまい。

「あっそう。やめるのね」とぶっきらぼうになるか。
「これまで楽しかったね!ありがとう」といいあえるか。

私自身がどう見えていたかはわかりませんが、少なくとも自分の中ではこれまでの感謝しかありませんでした。

だって、一緒にやろうと言い合ったのは事実ですし、実際楽しかった。結果として多くの人に見てもらうことは叶わなかったけれど、十分楽しめたし「ありがとう」以外にないよねと、キレイごとって感じではなく素直に思えたんですよね。

気持ちのイイ別れは、再会を楽しみなものにしてくれます。

Facebookで呼びかけたことで、治療院・サロン業界で働く人たちの紹介してもらいながら、そうして別れた人たちとの再会もはたすことができました。

創業ストーリー「治療院・サロン業界の知人はゼロ。最初の1人と出会うまで」でした。ちょっと長くなってしまいましたね。最後まで読んでくださってありがとうございます。

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