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子供大興奮!大人も癒される、あらかわ遊園

都電荒川線、可愛い路面電車の様な電車で荒川遊園地前駅で降りると小さな商店と住宅街に囲まれた遊歩道を歩くこと3分、突然!ポップな入場ゲートが見えてきます。動物目的で訪ねる私にとっては遊園地だという事を忘れていたので不思議な感覚に襲われたのですが、周りのファミリーを見てそりゃそうだと思ったり。都内で唯一の区営の遊園地であり複合施設、観覧車やメリーゴーランド、乗り物が多種あるミニ遊園地でもあり、子供用の室内&屋外遊び場や釣り堀まである中に、ミニ動物園までもある楽しい施設。しかも区営だかに入場料も乗り物料金も安いのに驚き。もし私が小学生だったら鼻血が出る程に興奮しただろうと思うような夢の場所だ。電車の中で隣だったおじいちゃんと孫と思われる男の子は、駅に着く前から今日は何と何に乗ってヤギに餌にもあげるんだ!などと夢の計画を口ずさんでいたのを見てリピート率の高さや近隣に愛されている施設だという事が分かりました。

ポップな入場ゲート
子供が楽しいポヨンポヨンする施設。

あらかわ遊園、2018年12月1日からリニューアル工事で休園し今年の4月21日に再オープンをしたピカピカな施設。私の記憶では以前の面影は入場ゲート付近ぐらいで、動物達のいる「どうぶつ広場」は以前は鉄の冷たい檻や柵で囲われ懐かしい雰囲気の飼育舎が並んでいた雰囲気から一転、今回のリニューアルにより、どの動物達も手の届くような距離で柵や網も最低限。ウサギやモルモットとのふれあい、ヤギやヒツジの餌あげ、ポニーの乗馬など体験型の展示も多く、どうしても遊園地併設施設だと動物コーナーは閑散としがちですが大人気でした。

ヤギの柵には顔を出すスペースが確保、面白い。

お目当てのカピバラ放飼場も大リニューアル。2つの放飼場があり約1.2mまでの金網柵、上部はよく動物園で見かける黒い荒い網で仕切られており大人も子供も観察しやすい施設。大きさもL字型の約18m×6mの大きな放飼場と豆電車の線路を挟んで反対側に飼育小屋の横に約9m×6mの2つがあり、この日はお父さんと子供3頭、更にアカカンガルーが4頭同居、そして別宅にお母さんの計5頭のカピバラがおりました。放飼場内には1畳ぐらいの水溜と、少し太い木が3本、その地面は動物園では珍しい砂が大半を占める土状のもの。他園館でも砂と土の混合はよく見かけますが、砂の配合率が高く注目点。ブラジルで野生のカピバラを観察した際に砂浴びをしている姿を見たので国内の動物園でも砂場があったら面白いなぁと思っていたら、結構近くで見つけたという偶然に驚いたりしました。

豆電車の左右がカピバラ放飼場。
電車とカピバラ、国内でも園館でも珍しい。
広いカピバラ放飼場、奥左はレストラン
餌あげ体験100円!

カピバラ達、同居のアカカンガルーとかなり仲が良く真横にいても、触られても関係ない雰囲気で、この組み合わせも独特で面白く注目点。有料100円で柵越しトングを使用しての餌あげも可能です。もう一つの注目点は真横に豆電車が走っていること。近くにミニ踏切があり「カンカンカン」の警報音が鳴ろうが電車が通ろうが関係ないのもマイペースで面白い注目点です。今度は電車に乗って逆方向からカピバラ達の生活を覗きたいなぁと思いました。

ちなみに、お車でお越しの方は大きくないですが近くに駐車場もあります。私の訪れた時は午前中には満車となっておりました。近くに多少時間貸し駐車場もありますが出来たら、電車で訪ねた方が賢明ですし、珍しい路面電車も楽しいもので、おススメです。

あらかわ遊園 https://www.city.arakawa.tokyo.jp/yuuen/index.html