飼育頭数日本一の迫力、とくしま動物園
先日、国内カピバラ飼育頭数日本一！とくしま動物園のカピバラに会いに行ってまいりました。その頭数、飼育係さんにお聞きしたところ「88頭」凄すぎます。現在はシマウマ３頭と一緒に広大なサバンナエリアの放飼場で観察できます。この放飼場の面積も私が国内で見た中では(約120園館)日本一広いと思います。
ちなみに以前、100頭目前だった頃に、実は飼育頭数世界一の施設ではないか？とネットで調べたのですが、ブラジルに餌あげ＆ふれあいの出来る観光施設がある事が分かり、正確な頭数は分からないのですが(多分半野生)写真等で見る限りでは100頭以上は確実に数えられ、残念ながら世界一とは言えないようです。動物園という括りでは可能性はありますので、引き続き調べたいと思っています。
とくしま動物園、この文章を読んでいる方の中で「私はカピバラ好き！」と公言なさっている方がいらっしゃったら、絶対に行って欲しい園館の一つです。飼育頭数、広大な放飼場は他で味わえない圧巻な光景で解放感も抜群で大自然の中でカピバラ達に会っている雰囲気です。他では味わえない雰囲気を増強しているのは、園内が「無音」なこと。動物園や水族館は小さい音で音楽が流れている場所が多いのですが、ここは偶に注意事項のアナウンスが流れるだけで、風の音、野鳥の声、そしてカピバラの鳴き声や池に飛び込む音など、作られた音が一切ない動物園なのです。なので遠くでカピバラが「ホーゥ」と鳴く声が聞こえたり、激しい水面を叩く「バシャーン」と音で、何かあったかなぁと、直ぐに気が付くことが出来るのです。
さて、全国でそろそろGOTO旅行割引が始まりそうな雰囲気、旅行計画に参考になればと少し細かい事を書き綴ります。とくしま動物園は夏が面白い！泳ぐ姿のカピバラが複数頭同時に観察出来る数少ない動物園です。
おススメ時間。約13時からのお昼の給餌時間は外せません。飼育係さんが来るや否や、広い放飼場の各所からこんなにカピバラいたんだ！というぐらいゾロゾロと集まった来る様子は迫力満点。その上、平日限定のイベントがあり、普通の時間帯は私達は約2.5mぐらいの高さから観察するのですが、この時間帯だけは一段下がった動物達のいる放飼場の真横で観察出来、更に餌あげ体験も出来きて、見ている視線が変わり全く違う風景を味わえます。
もう1つのおススメ時間は15～16時ぐらいの夕方の給餌時間。時間は決まっていませんが、放飼場内のシマウマを室内飼育舎に移動をさせ終わった直後に始まります。シマウマを呼ぶのに飼育係さんが手を叩きますので気が付くと思います。こちらも圧巻！間違いなし。ほぼ全頭が集合、餌の取り合いにならない様に、餌を大きな円を描くように撒いて行くとカピバラで文字を書いた様に綺麗な輪になります。野生でもなかなか見れない大群です。
なので、この狙い目の時間帯、13～14時、15～16時の間の時間帯にお昼ご飯を食べますが、ここでもカピバラから目を離す事はありません。カピバラ放飼場の真横にあるレストランのバルコニー席からは放飼場が一望出来、食事中もカピバラを観察する事が出来ます。優雅に食事や喫茶をしながらカピバラを見る事が出来る、今ではカピバラカフェなどが各地にありますが、おそらく、とくしま動物園が初めてだったのではないでしょうか。そうそう、せっかく喫茶をするならカピバラを模したアイスを一度食べて戴きたい。耳の部分のリッツの塩味が良いアクセントになっており、アイスの下にはフレークが引き詰められてあり食感の変化も楽しめます。
ちなみに、夏・暑い日は泳ぐ姿や大群の日向ぼっこを見られ最高なのですが、この動物園に限っては雨は辛いです。放飼場内には何か所もカピバラ達が雨宿りできる屋根や小屋があり、以前雨の日に訪ねた事があるのですが、大多数が小屋に隠れ数頭しか目視出来ず涙を流した事がありますので要注意です。
さて、最後にとくしま動物園に行く手段ですが、レンタカーを借りるのが簡単な選択だと思いますが、もしバスで移動するなら徳島駅より片道約25分で到着します。問題は徳島駅に行く手段です。徳島空港には限られた場所(現在6月は東京・福岡)からのアクセスしかないので諦めがちですが、高速バスを利用すれば東京・広島・岡山・大阪・京都・神戸・関西空港・松山・高知・高松などからも簡単に徳島駅まで行く事が出来るので、ぜひ一度訪れてみては、いかがでしょうか。
徳島バスHP(徳島駅→動物園・渋野線) https://www.tokubus.co.jp/routebus/diagram.html
徳島バスHP(高速バス) https://www.tokubus.co.jp/highwaybus/
とくしま動物園 HP https://www.city.tokushima.tokushima.jp/zoo/
