見出し画像

カピバラジオ#60 1週間の相場まとめ(8/29~9/2)

 こんにちは!投資カピバラ(@Capybara_Stock)と申します。

平日22時からClubhouseというアプリにて、「米国株相場実況」というルームを主催させていただいています!

毎週日曜22:00~はTwitterSpacesにて、一週間の相場振り返り&マシュマロで募集した質問にお答えする時間を設けています。

なにかご意見・ご質問などありましたらいつも通りマシュマロを送ってくだされば、23時ごろ〜回答させてただきます👍

本記事は全編無料でお読みいただけます。
もし本記事に価値を感じてくださった方がおられましたら
投げ銭をいただけますと大変嬉しいです。

それではお楽しみください!

【お知らせ】
来週の米国株相場実況ですが、下記の通りとなります。
9/5(月):※レイバーデーでお休み
9/6(火):
9/7(水):
9/8(木):
9/9(金):相場実況お休み(嫁っちゃま誕生日)

9/11(日)カピバラジオ お休み

今回のヘッダー画像はYumi yumiさんに描いていただきました!ありがとうございます!



◆今週の指数値動き

 ダウ30指数 -2.99%
 S&P500指数 -3.29%
 NASDAQ100指数 -4.02%
 NASDAQ総合指数 -4.21%
 ラッセル2000指数 -4.10%
 (ARKK -5.25%)
 ⇒全指数とも先週に続き続落。インフレ・景気鈍化の兆候を示す指標が出ており木曜にはサポートでの反発を見せたものの、金曜日に包み陰線。

 ⇒S&P500は続落。50SMA(4000)を割り込むも、3900付近のサポートで踏ん張りを見せる。週明けここを割り込んだ場合、次のサポートは3740付近か。

 ⇒NASDAQ総合指数は続落。50SMA(11970)を割り込むも、11600付近のサポートで踏ん張りを見せる。週明けここを割り込んだ場合、次のサポートは10900付近か。

・FEAR&GREED INDEXは「41:FEAR(←44:FEAR)」
 https://money.cnn.com/data/fear-and-greed/

・NAAIM Exposure Index(機関投資家センチメント)は「32.36(←54.86)」
 https://www.naaim.org/programs/naaim-exposure-index/
 ⇒機関投資家はポジションを大幅削減。

・VIX:25.47←25.56

・ファクター別:
 好調:公益・ヘルスケア・通信
  ⇒ディフェンシブセクターは比較的堅調。
 不調:ハイテク・素材
  ⇒GAFAM+T中心に金曜日に急落。半導体もNvidia決算受け厳しい。

・金利:イールドカーブは長短期ともに上昇。

利上げ予想
https://www.cmegroup.com/trading/interest-rates/countdown-to-fomc.html#
 ⇨7月FOMCの利上げ幅は「75bp」。現在の政策金利は225-250bp
 ⇨9月FOMCでの「0.50%」利上げの確率:43%(←38.5%)
 ⇒9月FOMCでの「0.75%」利上げの確率:57%(←61.5%)
 ⇒11月FOMCでの利上げ幅は「0.50%」が優勢
 ⇨利上げは年内で一旦停止するとの織り込み



FRBのQTが9月に「本格化」、9兆ドルのバランスシート圧縮加速



リッチモンド連銀総裁、「必要な措置」講じる-インフレ抑制のために


・オニール流:
 マーケットステータス:Uptrend Under Pressure
 売り抜け日:S&P500 5日 NASDAQ 5日
  ⇨売り抜け日さらに増加。再び調整相場入りする日も近いだろう。

・アノマリー:8/27(金)~新月相場(弱気)
9/5(月):※レイバーデーでお休み
9/6(火):
9/7(水):
9/8(木):
9/9(金):ブル
9月は米国では新年度の始まりだが、アノマリー的にも弱い月となる。1950-2021年の統計ではぶっちぎりのワースト月だ。特にレイバーデー(9/5(月))明けは相場の流れが「ガラッと変わる」として有名。
また、トリプルウィッチング(9/16)の翌週は特に危険とされている。

★総評★:

<短期見通し>
・3指数ともに続落。堅調な経済データを背景に金利は上昇。債券市場は30年ぶりのベアマーケット入り。来週はECBやレイバーデーの休場を控えていることもあり、リスクオフ市況が継続した。
・指数は重要なサポートライン上で引けており、短期的には中立。レイバーデー明け、どちらへ向かうのかじっくり見極めたい。ただ上昇した場合も、9月後半はアノマリー的には超弱気である点を考慮されたし。
・個人投資家のセンチメントはやや悲観寄りへ。


◆来週注目イベント
<イベント>
9/5(月):※レイバーデーでお休み OPEC+
9/6(火):★ISM非製造業景気指数
9/7(水):ユーロ圏GDP 米貿易収支 中国貿易収支
    ★ブレイナードFRB副議長講演(翌03:00)
    Apple新製品発表会
9/8(木):★ECB政策金利 ★パウエルFRB議長講演(22:10)
9/9(金):中国消費者物価指数・中国生産者物価指数 卸売在庫
    ★シカゴ連銀エバンス総裁講演(23:00)
    ★ウォラーFRB理事講演(翌01:00)


<中期見通し>中立。
・2023年前半にも景気後退との見方を維持。
・インフレはピークアウトしたと思われるものの、賃金を中心に長期化の見通し。FRBは景気後退を招いたとしてもインフレを抑え込む構えだ。
・悲観的なニュースが市場を覆い尽くしているが、株価の下落という観点では下げの7割は過ぎたと考える。
・指数は秋ごろまで軟調と思われるが、一部個別銘柄については既に底打ちしていると判断してもよい。
~10月にかけて指数全体の下げがあれば、押し目と見て有望株を拾いに行くチャンス。焦らず分割買いで。

<注目銘柄>
ハイグロ(下落待ち):CELH INMD U AFRM NFE ENPH
反落局面のため、短期的には買いポジション追加は控えたい。


◆重要ニュース(マクロ)

<米国>
・米消費者信頼感指数、8月は予想上回る伸び-5月以来の高水準
 ⇒8月の消費者信頼感の改善は支出を後押しする可能性があるが、インフレと追加利上げがなお短期的に経済成長へのリスクとなっている

・米求人件数、7月は予想外の増加-労働市場の逼迫継続を示唆


・米ISM製造業景況指数、予想外の底堅さ-インフレ圧力は緩和


・8月の米雇用者数、予想上回る31万5000人増-労働参加率が上昇
非農業部門雇用者数(前月比)
結果:+31.5万人
予想:+30.0万人

失業率
結果:3.7%
予想:3.5%

平均時給(前月比)
結果:0.3%
予想:0.4%


・オミクロン株派生型対応のブースター接種、全米で近く開始


・米の意見へのイラン返答、9月2日以降-核合意再建巡るEU最終文書



<中国>

・中国のコロナ感染、過去10日間に全省で報告-景気下押し懸念再燃も


・中国が四川省成都市をロックダウン、1日夜から-ゼロコロナ継続

・中国・深センでコロナ規制延長、封鎖の成都ではトヨタ「通常操業」


・中国四川省、記録的な干ばつの次は洪水警報-豪雨で12万人近くが避難


・中国製造業PMI、8月も活動縮小示す-電力不足が生産に影響


・中国、下半期は雇用・物価安定で景気支援へ=財政省


・中国共産党大会、10月16日開幕 新体制の布陣が焦点


・米ミサイル巡洋艦2隻、台湾海峡を航行-ペロシ下院議長の訪台後初


・バイデン米政権、台湾に11億ドルの武器・防衛装備の売却準備-当局者



<欧州・その他>
・ウクライナ原発に調査団出発 災害抑止へ週内現地入り IAEA


・ザポリージャ原発に砲撃、原子炉1基が緊急停止 ウクライナ側が発表


・G7、ロシア産石油に上限価格導入で合意-ロシアの収入制限狙う

・ロシア、価格上限設定する国に石油売却せず


・ドイツのガス貯蔵率、10月の目標を来月に前倒し達成へ-経済省


・EU天然ガス貯蔵目標、2カ月前倒しで達成へ-冬場の備えがやや改善


・欧州ガス先物値上がり-保守点検で「ノルドストリーム」供給停止


★ロシア、ノルドストリーム通じたガス供給を無期限停止 欧州向け


・ユーロ圏インフレ率、8月も過去最高を更新-ECBに大幅利上げ圧力


・9月の大幅利上げ、ECB高官が相次ぎ主張


・イラク首都で衝突、15人死亡 サドル師派と親イラン派、治安部隊 政府機関にデモ、発砲

・パキスタン、洪水死者1100人超 国土の3分の1水没


◆重要ニュース(企業)

・エヌビディア株一時5.1%急落、GPUの対中輸出に米承認必要と通知

・メタ、フェイスブックなどに有料サービス追加を検討=米業界サイト

・マイクロソフトのアクティビジョン買収計画、英当局本格調査の可能性

・3Mが人員削減計画を従業員に伝達、広範囲なコスト削減の一環


・スナップが20%前後の人員削減を計画、31日から開始-バージ

・バフェット氏のバークシャー、BYD株133万株を4700万ドルで売却

バフェット氏のバークシャー、中国BYD株を追加売却-約80億円相当


◆今週の決算まとめ


中国:PDD BIDU
ハイテク:CRWD NCNO PD AVGO
その他:LULU NAT CHPT

※中国ピンドゥオドゥオ、第2四半期は増収増益 売上高が予想超え


百度、4-6月利益は予想上回る-新事業の拡大目指す取り組み寄与


※米ベスト・バイ、第2四半期の売上減は予想より軽微 値引きが奏功


米ブロードコム、8-10月売上高に力強い見通し示す-株価上昇

FUTU AMBA CHWY HPQ
※米HPが通期利益見通し下方修正、PC販売減継続-株価下落


◆来週の決算・注目イベント

<イベント>
9/5(月):※レイバーデーでお休み OPEC+
9/6(火):★ISM非製造業景気指数
9/7(水):ユーロ圏GDP 米貿易収支 中国貿易収支
    ★ブレイナードFRB副議長講演(翌03:00)
    Apple新製品発表会
9/8(木):★ECB政策金利 ★パウエルFRB議長講演(22:10)
9/9(金):中国消費者物価指数・中国生産者物価指数 卸売在庫
    ★シカゴ連銀エバンス総裁講演(23:00)
    ★ウォラーFRB理事講演(翌01:00)

ここまでお読みいただきありがとうございました!
平日夜のClubhouseではリアルタイムな売買情報なども発信しておりますので、ぜひ一度遊びに来てみてください!

ここから先は

0字

¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?