カピバラジオ#62 1週間の相場まとめ(9/19~9/23)
こんにちは!投資カピバラ(@Capybara_Stock)と申します。
平日22時からClubhouseというアプリにて、「米国株相場実況」というルームを主催させていただいています!
毎週日曜22:00~はTwitterSpacesにて、一週間の相場振り返り&マシュマロで募集した質問にお答えする時間を設けています。
なにかご意見・ご質問などありましたらいつも通りマシュマロを送ってくだされば、23時ごろ〜回答させてただきます👍
それではお楽しみください!
◆今週の指数値動き
ダウ30指数 -4.00%
S&P500指数 -4.65%
NASDAQ100指数 -4.64%
NASDAQ総合指数 -5.07%
ラッセル2000指数 -6.74%
(ARKK -11.16%)
⇒全指数とも続落。FOMCにて金融引き締め継続路線が改めて明確となり、急落。「景気後退してもインフレ継続・引き締め継続」が嫌気され特にエネルギー価格は急落。ダウ平均は6月の安値を割り込んだ。
⇒S&P500は反落。FOMC通過後に3885のサポートを割り込み、6月安値3636に急接近。金曜日は下髭をつけたものの、週明け続落を警戒。
⇒NASDAQ総合指数はFOMC通過後に11470のサポートを割り込み、6月安値10565に急接近。金曜日は下髭をつけたものの、週明け続落を警戒。
・FEAR&GREED INDEXは「24:EXTREME FEAR(←36:FEAR)」
https://money.cnn.com/data/fear-and-greed/
・NAAIM Exposure Index(機関投資家センチメント)は「29.59(←33.86)」
https://www.naaim.org/programs/naaim-exposure-index/
⇒機関投資家ポジションは再度下落。引き続き低調。
・VIX:29.92←26.30
・ファクター別:
好調:生活必需品・公益・ヘルスケア
⇒ディフェンシブは比較的堅調だが木曜以降の急落には逆らえず。
不調:不動産・一般消費財・エネルギー
⇒景気敏感株を中心に幅広く売られる。
・金利:イールドカーブはベア・フラットニング。短期~中期債中心に金利続伸し1,2年債は4%超え。2Y-10Y金利差はさらに拡大。
利上げ予想
https://www.cmegroup.com/trading/interest-rates/countdown-to-fomc.html#
⇨9月FOMCの利上げ幅は「75bp」。現在の政策金利は300-325bp
⇨11月FOMCでの「0.50%」利上げの確率:27.1%(←30.7%)
⇨11月FOMCでの「0.75%」利上げの確率:72.9%(←69.7%)
⇒12月FOMCでの利上げ幅は「0.50%」が優勢
⇨利上げは2023年度初頭まで継続する見込み
・パウエル議長、さらなる「痛み」への覚悟促す-積極利上げ継続へ
・FOMC声明:支出と生産は緩慢な伸び、雇用堅調もインフレ高止まり
・引き続きタカ派姿勢を維持。今後の引き締めもデータ次第。
⇒インフレ率が極端に下落しない限り、引き締め姿勢維持。
・特に賃金インフレに言及。
・ドットチャートを見ると2023年になっても利上げは継続し、2023年末時点で4.5%、2024年末時点で3.75%。「そんなに急いで利下げしないぞ」と。
・オニール流:
マーケットステータス:Market in Correction
売り抜け日:S&P500 -日 NASDAQ -日(カウント停止中)
⇨9/16(金)に調整相場入り。教科書的にはキャッシュ100%推奨。
・アノマリー:9/26(月)~新月相場(弱気)
9/26(月):ベア
9/27(火):
9/28(水):ブル
9/29(木):
9/30(金):ベア
9月は米国では新年度の始まりだが、アノマリー的にも弱い月となる。1950-2021年の統計ではぶっちぎりのワースト月だ。特にレイバーデー(9/5(月))明けは相場の流れが「ガラッと変わる」として有名。
また、トリプルウィッチング(9/16)の翌週は特に危険とされている。
★総評★:
<短期見通し>
・全指数とも続落。FOMCにて金融引き締め継続路線が改めて明確となり、急落。「景気後退してもインフレ継続・引き締め継続」が嫌気され特にエネルギー価格は急落。ダウ平均は6月の安値を割り込んだ。
・流動性の低い小型株などが先行して売られている状況で、S&P500/NASDAQも早晩6月安値を割り込む公算が大きい。来週には多数の要人発言&経済指標が待っている。
・一方で、6月の底値付近ではパウエル議長の「リセッション入り可能性」発言を受けて将来の金融緩和が想起され、反発したケースも。
⇒下値を割った直後は短期的なカバーも入りやすいので注意。
・NAAIMは既に弱気の極であり、上記サプライズがなければ株価は上方向も期待できそうだが、9月後半はアノマリー的には超弱気である点を考慮されたし。
・個人投資家のセンチメントはやや悲観寄りへ。
・機関投資家のセンチメントは総悲観に近い。キャッシュポジションは6.1%=2001年来の高さ。
◆来週注目イベント
<イベント>
9/26(月):米2年債入札
ボストン連銀コリンズ総裁講演(23:00)
アトランタ連銀ボスティック総裁講演(25:00)
クリーブランド連銀メスター総裁講演(29:00)
9/27(火):米5年債入札 S&Pケースシラー住宅価格 新築住宅販売件数
コンファレンスボード消費者信頼感指数 耐久財受注
パウエルFRB議長が討議に参加(20:30)
9/28(水):米7年債入札 中古住宅販売成約指数 卸売在庫
原油在庫・ガソリン在庫
9/29(木):実質GDP 新規失業保険申請件数
クリーブランド連銀メスター総裁講演(26:00)
サンフランシスコ連銀デイリー総裁講演(29:45)
9/30(金):PCEコアデフレータ PCEデフレータ シカゴ購買部協会景気指数
ミシガン大学消費者信頼感指数 個人所得 個人支出
ユーロ圏消費者物価指数 ユーロ圏失業率
中国製造業PMI 中国財新製造業PMI
ブレイナードFRB副議長講演(22:00)
ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁講演(29:15)
<中期見通し>中立。変更なし。
・2023年前半にも景気後退との見方を維持。
・インフレはピークアウトしたと思われるものの、賃金を中心に長期化の見通し。FRBは景気後退を招いたとしてもインフレを抑え込む構えだ。
・悲観的なニュースが市場を覆い尽くしているが、株価の下落という観点では下げの7割は過ぎたと考える。
・指数は秋ごろまで軟調と思われるが、一部個別銘柄については既に底打ちしていると判断してもよい。
・~10月にかけて指数全体の下げがあれば、押し目と見て有望株を拾いに行くチャンス。焦らず分割買いで。
<注目銘柄>
ハイグロ(下落待ち):CELH INMD U AFRM ENPH
その他(下落待ち):SQM ALB GIS ABBV
反落局面のため、短期的には買いポジション追加は控えたい。
◆重要ニュース(マクロ)
・24年ぶり円買い介入、「過度な変動は見過ごせず」と鈴木財務相
<米国>
・バイデン米大統領がパンデミック終了宣言、インフレ制御見通しも示す
・米30年固定住宅ローン金利が6.25%に上昇、08年来の高水準-MBA
・米中古住宅販売、7カ月連続で減少-住宅ローン金利高騰が打撃に
・米企業活動、インフレの落ち着きで改善傾向-総合PMIは49.3
⇒3カ月連続で活動縮小を示した。ただ、受注の持ち直しとインフレの落ち着き傾向で景気懸念が後退し、数値自体は改善している。
・パウエル議長、さらなる「痛み」への覚悟促す-積極利上げ継続へ
<中国>
・中国本土の新型コロナ新規市中感染者数が4日ぶり1千人超…貴州省で急増、全体の約7割占める=9/17
・中国侵攻なら台湾防衛、バイデン米大統領が明言 中国は反発
・台湾東部で大きな地震 ビル倒壊、女児ら救出
・台湾、海外の観光客受け入れへ 日本からはビザなし旅行可能に
<欧州・その他>
・プーチン大統領、軍動員令で30万人召集 西側の「核の脅し」批判
・航空券急騰、5倍の70万円便も 動員令のロシア、国外脱出の動き加速
⇒ロシア航空、18歳~65歳男性への航空券販売を停止
⇒「腕を折る方法」が検索上位に
・ロシアとウクライナ、捕虜250人以上を交換 国連総長も「歓迎」
・親ロ派の「住民投票」開始 ウクライナ東・南部併合か
・エリザベス女王 日本時間19日夜に国葬 2000人以上が参列し追悼
・迫る総選挙、揺れるイタリア 右派優勢、対露制裁影響も
・英国が25.5兆円経済対策、1972年以来の大型減税-通貨と国債急落
・英中銀、0.5ポイント利上げ-当局者3人はより大幅な引き上げを支持
その他の利上げ状況
スウェーデン中銀、1%利上げ
スイス中銀、0.75ポイント利上げ
ノルウェー中銀、0.5ポイント利上げ
インドネシアとフィリピン、0.5ポイント利上げ
トルコ中銀、再び予想外の利下げ
◆重要ニュース(企業)
・米アップル、アップストアの有料アプリ値上げ-早ければ10月5日から
・「アマゾン・エア」運航便数、パンデミック入り後で最も低調な伸び
・米FTC、アマゾンのアイロボット買収で詳細情報を要請
・フォードは投資家に、第 3 四半期のサプライ チェーン コストが 10 億ドル増えることを警告
・米ハーツ、GMから5年間で最大17.5万台のEV購入へ
・米ターゲット、年末に向け10万人雇用を計画 セール開始も前倒し
・ビヨンド・ミートCOO逮捕、口論中に男性の鼻にかみついた容疑
◆今週の決算まとめ
◎
GIS
COST
×
SFIX
LEN
ACN
FDX
※フェデックス、23年度最大27億ドル経費削減 利益悪化受け
◆来週の決算・注目イベント
<イベント>
9/26(月):米2年債入札
ボストン連銀コリンズ総裁講演(23:00)
アトランタ連銀ボスティック総裁講演(25:00)
クリーブランド連銀メスター総裁講演(29:00)
9/27(火):米5年債入札 S&Pケースシラー住宅価格 新築住宅販売件数
コンファレンスボード消費者信頼感指数 耐久財受注
パウエルFRB議長が討議に参加(20:30)
9/28(水):米7年債入札 中古住宅販売成約指数 卸売在庫
原油在庫・ガソリン在庫
9/29(木):実質GDP 新規失業保険申請件数
クリーブランド連銀メスター総裁講演(26:00)
サンフランシスコ連銀デイリー総裁講演(29:45)
9/30(金):PCEコアデフレータ PCEデフレータ シカゴ購買部協会景気指数
ミシガン大学消費者信頼感指数 個人所得 個人支出
ユーロ圏消費者物価指数 ユーロ圏失業率
中国製造業PMI 中国財新製造業PMI
ブレイナードFRB副議長講演(22:00)
ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁講演(29:15)
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