カピバラジオ#58 1週間の相場まとめ(8/15~8/19)
こんにちは!投資カピバラ(@Capybara_Stock)と申します。
平日22時からClubhouseというアプリにて、「米国株相場実況」というルームを主催させていただいています!
毎週日曜22:00~はTwitterSpacesにて、一週間の相場振り返り&マシュマロで募集した質問にお答えする時間を設けています。
なにかご意見・ご質問などありましたらいつも通りマシュマロを送ってくだされば、23時ごろ〜回答させてただきます👍
それではお楽しみください!
◆今週の指数値動き
ダウ30指数 -0.16%
S&P500指数 -1.21%
NASDAQ100指数 -2.38%
NASDAQ総合指数 -2.62%
ラッセル2000指数 -2.91%
(ARKK -14.07%)
⇒主要指数は反落。ショートカバーによる上昇が一巡し、年末以降のトレンドラインで跳ね返される形に。
⇒S&P500は200SMAに跳ね返される形で反落。ついに半値戻しを達成した(4242)。短期的には下目線で、週足サポート=4110付近を割り込むか注目。逆に、トレンドラインをブレイクしていくようであれば再度買いで入れる?
⇒NASDAQ総合指数はトレンドラインをブレイクするも、こちらも反落。基本的に下目線で、週足サポート=12555付近を割り込むか注目。
・FEAR&GREED INDEXは「51:NEUTRAL(←54:NEUTRAL)」
https://money.cnn.com/data/fear-and-greed/
⇒一瞬GREEDまで振れたが、やや巻き戻し
・NAAIM Exposure Index(機関投資家センチメント)は「64.44(←71.59)」
https://www.naaim.org/programs/naaim-exposure-index/
・VIX:20.60←19.53
・ファクター別:
好調:生活必需品・公益・エネルギー
⇒WMT好決算で小売り系が巻き返し
⇒石油&ガス探査会社や製薬会社も好調
不調:不動産・素材・通信
⇒不動産市況減速の指標多し
⇒スタグフレーション懸念で広告関連下落
・金利:長期金利は再び上昇トレンドへ⇒経済指標強め&欧州インフレ継続→米国もインフレ懸念再燃?
利上げ予想
https://www.cmegroup.com/trading/interest-rates/countdown-to-fomc.html#
⇨7月FOMCの利上げ幅は「75bp」。現在の政策金利は225-250bp
⇨9月FOMCでの「0.50%」利上げの確率:57.5%(←55%)
⇒9月FOMCでの「0.75%」利上げの確率:42.5%(←45%)
⇒11月FOMCでの利上げ幅は「0.50%」が優勢
⇨利上げは年内で一旦停止するとの織り込みも
セントルイス連銀ブラード総裁:9月75bp利上げを主張
カンザスシティー連銀ジョージ総裁:ターミナルレートは討議余地あり
サンフランシスコ連銀デーリー総裁:50bpもしくは75bpが合理的
ミネアポリス連銀カシュカリ総裁:インフレを「至急」押し下げる必要
リッチモンド連銀バーキン総裁:データ次第。必要な措置を講じる。
・オニール流:
マーケットステータス:Confirmed Uptrend
売り抜け日:S&P500 1日 NASDAQ 2日
⇨好調な相場が続いていたが、ここにきて売り抜け日が増加中。
・アノマリー:8/12(金)~満月相場 8/27(金)~新月相場(弱気)
8/22月):ブル
8/23(火):
8/24(水):
8/25(木):
8/26(金):
★総評★:
<短期見通し>
・3指数ともに反落。特にS&P500はトレンドラインでわかりやすく跳ね返されており一旦は戻り売り目線。基調は上昇トレンドにあるため、押し目or反転局面かは要注視する必要がある。
・英国やEUの消費者物価指数CPIは上振れ⇒金利上昇&株価下落トレンドとなっている点に注意。インフレピークアウト目線がやや揺らぎつつある。
・ハイイールド債(HYG)や小型株の動向は注視しておきたい。
・個人投資家のセンチメントはかなり楽観寄りに見える。
・S&P500の決算はほぼ完了し、来週はハイテク銘柄中心。
(先週から変更なし)
・ここまでの短期底打ちラリーでは「先導個別銘柄の押し目買い」がワークしてきたが、基本的にはショートカバー+FOMO(取り残されまいとする気持ち)によるもの。
・FOMCブラックアウト期間が過ぎたことでメンバーによるタカ派発言が既に出てきている。「利上げはまだまだ続くぞ」と。9月にはQT増額も。
・ここから先、買い進めるのはオッズが悪い。年初来のトレンドラインに従えば S&P500=4300 NASDAQ=12600付近が頭打ちに見え、8月の前半どこかで頭打ちとなるだろう。
⇒S&P500は今のところ見込み通りのシナリオ。NASDAQは上抜けしたものの下落に転ずる。
◆来週注目イベント
<イベント>
8/22月):
8/23(火):ユーロ圏製造業PMI ユーロ圏非製造業PMI 米新築住宅販売件数
8/24(水):中古住宅販売成約指数 卸売在庫 耐久財受注 原油在庫
8/25(木):★~27日 ジャクソンホール 実質GDP
8/26(金):ユーロ圏消費者物価指数 PCEデフレータ ミシガン大学消費者信頼感指数 個人所得 個人支出
<中期見通し>中立。変更なし
・2023年前半にも景気後退との見方を維持。
・コアPCEデフレータの伸びは3か月連続で減速。
・悲観的なニュースが市場を覆い尽くしているが、株価の下落という観点では下げの7割は過ぎたと考える。
・指数は秋ごろまで軟調と思われるが、一部個別銘柄については既に底打ちしていると判断してもよい。
・7月後半~9月にかけて指数全体の下げがあれば、押し目と見て有望株を拾いに行くチャンス。焦らず分割買いで。
<注目銘柄>
製薬:VRTX LLY
陸運関連:ULH UPS
エネルギー:XOM CVX OXY DVN STNG AR FLNG VLO BTU
ハイグロ(下落待ち):CELH INMD U AFRM NFE ENPH
+その他先導株:ON SIGA NOC UNH PEP
◆重要ニュース(マクロ)
<米国>
・FOMC議事要旨、いずれ利上げ減速と引き締め策の精査が適切に
⇒利上げペース減速を示唆も、インフレ抑制効果の精査が重要に
⇒引き続き「データ次第」強調
・米政権、コロナワクチン・治療薬の無料提供終了を計画=WSJ
・米製造業生産指数、7月は3カ月ぶりに上昇-自動車生産が急回復
・フィラデルフィア連銀製造業指数、8月は6.2に上昇-予想はマイナス5
・米住宅購入契約のキャンセル、7月に増加-金利上昇で購入希望者離脱
・7月の米中古住宅販売、6カ月連続の減少-2年超ぶり低水準に
・米小売売上高は足踏み、ガソリン安が押し下げ-自動車販売が減少
<中国>
・中国のコロナ新規感染、3カ月ぶり高水準-海南省で拡大止まらず
・中国主要経済指標、7月は軒並み減速 ゼロコロナが経済圧迫
・中国が予想外の利下げ-7月指標は「非常に気掛かり」との指摘も
・中国、干ばつ警報を全土に発令 長江流域で対策急ぐ
・中国企業の米上場廃止、次の焦点は航空会社か-国有大手5社に続き
・中国、新エネルギー車購入の免税措置を23年末まで延長へ-CCTV
・中国、15日に台湾周辺で哨戒活動と演習-米議員団訪台に対抗
・中国習主席、プーチン氏と会談へ 来月中央アジアで=報道
・中ロ首脳、11月のG20サミットに出席へ-インドネシア大統領
<欧州・その他>
・クリミア「脱占領」へ、ゼレンスキー氏が諮問機関設置…プーチン政権への揺さぶりか
・ロシア軍、クリミアから戦闘機24機など撤収…軍用飛行場の爆発受け
・英インフレ率が10%突破、40年ぶり高水準-利上げ織り込み加速
・ユーロ圏CPI、7月改定値は前年比+8.9% 過去最高更新
★ガスプロム、欧州向けパイプラインを一時停止へ 3日間
◆重要ニュース(企業)
・ベッド・バス株急落、アクティビストのコーエン氏が全保有株を売却
・GM、配当と自社株買いを2年ぶりに再開-見通し改善とバーラCEO
・オキシデンタルが急伸、バークシャーが株式最大50%の取得目指す
・アップル、iPhone14の発表イベントを9月7日開催へ-関係者
・テンセント、美団株240億ドルの売却を計画
◆今週の決算まとめ
◎
ハイテク:CSCO SNPS AMAT BILL
フィンテック:NU GLBE
クリエネ:CSIQ
小売り:HD WMT LOW
ヘルスケア:A
その他:KEYS EH
※ウォルマート株上昇、予想より良好な四半期決算が安定化を示唆
※ホーム・デポ、5-7月決算は市場予想上回る-住宅市場の減速よそに
※シスコシステムズ、8-10月は増収見通し-半導体不足緩和
※アプライド・マテリアルズが強気見通し、景気減速の乗り切りに自信
×
中国:LI NIU QFIN
ハイテク:ZIP ADI STNE
小売り:TGT KSS
レストラン:DNUT
その他:NNOX ONON SE SQM EL TPR DE
※ターゲット、利益が最も低い市場予想に届かず-下期は急回復を予想
※半導体株下落、アナログ・デバイセズが受注への影響に言及
◆来週の決算・注目イベント
<イベント>
8/22月):
8/23(火):ユーロ圏製造業PMI ユーロ圏非製造業PMI 米新築住宅販売件数
8/24(水):中古住宅販売成約指数 卸売在庫 耐久財受注 原油在庫
8/25(木):★~27日 ジャクソンホール 実質GDP
8/26(金):ユーロ圏消費者物価指数 PCEデフレータ ミシガン大学消費者信頼感指数 個人所得 個人支出
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