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カピバラジオ#56 1週間の相場まとめ(7/18~7/22)

 こんにちは!投資カピバラ(@Capybara_Stock)と申します。

平日22時30分からClubhouseというアプリにて、「米国株相場実況」というルームを主催させていただいています!

毎週日曜22:00~はTwitterSpacesにて、一週間の相場振り返り&マシュマロで募集した質問にお答えする時間を設けています。

なにかご意見・ご質問などありましたらいつも通りマシュマロを送ってくだされば、23時ごろ〜回答させてただきます👍

本記事は全編無料でお読みいただけます。
もし本記事に価値を感じてくださった方がおられましたら
投げ銭をいただけますと大変嬉しいです。

それではお楽しみください!

★お知らせ★ 来週のカピバラジオはお休みです!



◆今週の指数値動き

 ダウ30指数 +1.95%
 S&P500指数 +2.25%
 NASDAQ100指数 +3.45%
 NASDAQ総合指数 +3.33%
 ラッセル2000指数 +3.56%
 (ARKK +4.85%)
 ⇒指数は先週後半からさらに上昇し、3指数ともに50SMAを突破。大型株の決算シーズンが本格化し、好決算のTSLAを中心にグロース銘柄が上昇を牽引。
 
Appleの採用減・バイデン大統領のコロナ感染など悪材料が頻出しつつも「悪いニュースはいいニュース」で株価上昇
 
⇒金曜日、S&P500は4000台を瞬間的に回復したものの、「SNAP決算ミス」「総合PMI悪化」に押され急落。

S&P500は6/28の高値=3945を上回り、金曜日には4000を奪還するも、再度下落。ただし下値は割っておらず上昇トレンドが崩れているわけではない。

 ⇒NASDAQ総合は6/27の高値=11677を上回り12000を奪還するも、再度下落。下値を割ってしまっておりこちらの方がやや弱い。

・FEAR&GREED INDEXは「39:Fear(←27:Fear)」
 https://money.cnn.com/data/fear-and-greed/

・NAAIM Exposure Index(機関投資家センチメント)は「44.48(←26.74)」
 https://www.naaim.org/programs/naaim-exposure-index/
 →水曜日時点での統計。機関投資家はポジションを再構築。
 ⇨逆に言えば「現物の売りができる」状態

・VIX:24.23⇨23.03

・ファクター別:
 好調:一般消費財・素材・資本財
  ⇨先週に続きリスクオン。景気敏感銘柄買われる
  ⇨マカオのカジノ再開でリカバリー銘柄上昇
  ⇨決算主導で強弱まちまち。住宅建設・半導体など強め
 不調:通信・生活必需品・ヘルスケア・公益
  ⇨ディフェンシブセクターは控えめな上昇
  ⇨通信:SNAP決算ミス-オンライン広告減速観測で売られる

・金利:イールドカーブはブル・フラットニング。10Y-2Yの逆イールドはさらに進行。10Y-3M逆イールドも目前に。

利上げ予想
https://www.cmegroup.com/trading/interest-rates/countdown-to-fomc.html#
 ⇨現在の政策金利は150-175bp
 ⇨7月FOMCでの「0.75%」利上げの確率:80.5%(←69.1%)
 ⇒7月FOMCでの「1.00%」利上げの確率:19.5%(←30.9%)
 ⇒9月FOMCでの利上げ幅は「0.50%」が優勢
 ⇨利上げは年内で一旦停止するとの織り込みも

9月FOMCでの利上げ幅は「0.50%」が優勢

FRB、今月0.75ポイント利上げ後はペース落とす-エコノミスト予想

・オニール流:
 マーケットステータス:Uptrend Under Pressure
 売り抜け日:S&P500 1日 NASDAQ 1日
  ⇨6/24(金)にフォロースルーデイ達成したが、売り抜け日増加中⇨今週の上昇で売り抜け日減少👍引き続き不安定な相場は継続しそう。
 ※売り抜け日の終値から5%以上の上昇で売り抜け日減少

・アノマリー:7/14~満月相場(強気) 7/29(金)~新月相場(弱気)
7/25(月):
7/26(火):
7/27(水):ベア
7/28(木):
7/29(金):

★総評★:

<短期見通し>
3指数ともに50SMAを突破。大型株の決算シーズンが本格化し、好決算のTSLAを中心にグロース銘柄が上昇を牽引。
 
⇒金曜日、S&P500は4000台を瞬間的に回復したものの、「SNAP決算ミス」「総合PMI悪化」に押され反落。
・個人投資家のセンチメントは楽観に見える。
7月FOMCの利上げ幅予想は62社中58社が75bp予想。前回と異なりブラックアウト期間前に方向性がほぼ定まったのも株価上昇につながったか。
・企業決算は素材・エネルギーや一部のグロース(TSLA DHR等)は好調だが、SNAP決算が事前予想通りの大幅ミスでやや暗雲。来週はGAFAM決算
<GAFAM個人的決算見通し>
✕$GOOG:オンライン広告需要の減速影響
○$AAPL:他社決算でiPhone好調の報道。ドル高影響&ガイダンス警戒
✕$FB(META):オンライン広告需要の減速影響
✕$AMZN:引き続きコストインフレ・過剰投資の影響
△$MSFT:O365減速懸念。ドル高影響 Azureの成長維持できるか
・株価指数は短期底打ちラリーの様相。チャートが崩れるまでは「先導個別銘柄の押し目買い」は引き続きワークすると想定。
・来週はやや戻り売り局面を想定。FOMCおよび経済指標多数。月末リバランスも。短期移動平均線でのサポートが確認できればよい押し目買い場面となるか。

◆来週注目イベント
<イベント>
7/25(月):米2年債入札
7/26(火):FOMC S&Pケースシラー住宅価格 新築住宅販売件数
    ★コンファレンスボード消費者信頼感指数 米5年債入札
7/27(水):★★★FOMC/政策金利 〜Fedメンバーブラックアウト期間
     中古住宅販売成約指数 卸売在庫 耐久材受注 原油在庫・ガソリン在庫
7/28(木):米7年債入札 PCEコアデフレータ PCEデフレータ 個人所得 個人支出 ★実質GDP 
7/29(金):欧州GDP 欧州消費者物価指数 ★シカゴ購買部協会景気指数 ★ミシガン大学消費者信頼感指数


<中期見通し>中立。変更なし
・2023年前半にも景気後退との見方を維持。
・コアPCEデフレータの伸びは3か月連続で減速。
・悲観的なニュースが市場を覆い尽くしているが、株価の下落という観点では下げの7割は過ぎたと考える。
・指数は秋ごろまで軟調と思われるが、一部個別銘柄については既に底打ちしていると判断してもよい。
7月後半~9月にかけて指数全体の下げがあれば、押し目と見て有望株を拾いに行くチャンス。焦らず分割買いで。

<注目銘柄>
製薬:LLY VRTX MRK
SaaS:CRWD
ハイグロ:CELH INMD U AFRM +NFE
レストラン:KRUS MCD WING WEN
中国EV:BYD(01211),XPEV(09868),LI(02015)
+好決算大型:TSLA AXP DHR
+陸運関連:DRVN ULH SNDR UPS


◆重要ニュース(マクロ)

<米国>
・米住宅着工件数、6月は昨年9月以来の低水準-需要減が鮮明に


・米総合PMI、7月は47.5に急低下 約2年ぶりに50割れ
 ⇒雇用増加ペースは過去2年間で2番目に低い水準
 ⇒商品・サービスの平均価格は16カ月ぶり低水準

・バイデン大統領がコロナ陽性 軽症、隔離で執務
 ⇨ファイザー製の飲み薬パクスロビドを服用後、改善傾向


・全米で新たなコロナ感染の波、オミクロン派生型が猛威-大統領も感染

・CDCがCovid-19プログラムを終了した後、クルーズラインのシェアが急上昇

・米上院、中国対抗半導体法案手続き動議可決 来週採決も

・バイデン米政権、サル痘で「緊急事態宣言」を検討-ジャー調整官


★(週末ニュース)
WHO、サル痘で緊急事態宣言-急速な感染拡大で国際的な対策強化へ




<中国>

・中国本土のコロナ新規感染、1000人に迫る-大都市以外で流行


・マカオ、23日からカジノ再開 コロナ規制を段階的緩和へ

・中国の銀行金利収入6300億円喪失も、住宅ローン返済猶予なら-シティ


・中国、銀行に不動産事業向け融資促す ローン返済拒否問題受け


・中国首相、柔軟な成長目標を示唆-過度な刺激策には慎重姿勢


・中国人民銀の易総裁、より強力な景気支援を表明-G20会議で


・中国経済、今年の成長率4%割れとエコノミスト-コロナや不動産響く


・バイデン氏、中国主席と10日以内に電話協議計画 議長の訪台に疑念





<欧州・その他>


・ウクライナ軍、反攻で44カ所の村落解放 南部ヘルソン州


・ロ・ウクライナ、穀物輸出再開へ合意文書に署名 食料危機緩和に期待

★週末ニュース
・オデーサ港にミサイル攻撃、穀物輸出再開の合意翌日
 ⇒船舶の安全な通航の確保で合意してから、わずか数時間後の出来事

★週末ニュース
・EU、対ロシア制裁を調整 ロシア産原油巡り第3国と取引可能に

・ロシア、「ノルドストリーム」でガス供給再開-保守点検終了


・ノルドストリーム1のタービン、独で足止め ロシアの許可待ち


・EUのガス使用節減計画、27カ国中12カ国が難色=当局筋


・プーチン氏がサウジ皇太子と電話会談、OPECプラス協力強化など協議


・ECBが11年ぶり利上げ、0.5ポイント-分断化阻止ツールも発表


・ECB、自国の過失なく金利が急上昇した国の国債購入へ


・ユーロ圏CPI改定値、6月前年比+8.6% エネルギー高で過去最高


・英保守党首選、スナク氏とトラス氏が決選へ ジョンソン首相後任選び


・イタリア、9月25日に前倒し総選挙-ドラギ首相辞任で


◆重要ニュース(企業)

・アップルが来年の採用と支出を抑制へ、一部部門対象-関係者


・ネットフリックス、パスワード共有で料金請求目指す-新たな方法試行


・アマゾン、一次医療サービスのワン・メディカルを35億ドルで買収


・カーニバルが時間外で8%下落 10億ドル相当の増資計画=米国株個別


・BofA、従来の人員採用計画を維持する-モイニハンCEO


・中国BYDが日本の乗用車市場参入、トヨタなどの牙城崩せるか


◆今週の決算まとめ


金融:BAC GS SCHW AXP NDAQ
半導体:AEHR
エネルギー:HAL KMI SLB
ヘルスケア:ABT ELV NVS BIIB DHR
素材:AA DOW STLD NUE
鉄道:CSX UNP
一般消費財:LVS TSLA LAD
航空:ALK
その他:SI DHI PM

※ゴールドマン、4-6月業績は市場予想上回る-トレーディングけん引

※テスラ第2四半期、値上げで利益予想超え マスク氏「需要に問題ない」

※ダナハーが上昇 マクロの逆風も決算好調=米国株個別


※アメックス、4-6月は顧客の支出額が急増-航空需要の好調継続

×
金融:IBKR SIVB
半導体:ASML
ハイテク:IBM
通信:NFLX TWTR SNAP T VZ
エネルギー:BKR
ヘルスケア:JNJ ISRG
素材:FCX CLF
一般消費財:POOL DPZ SAM
航空:UAL AAL
公益:NEE
その他:LMT

※IBM、通期フリーキャッシュフロー予測を下方修正-株価下落


※ジョンソン&ジョンソンが決算受け小幅高 医薬品が好調もガイダンスは下方修正

※アメリカン航空、第2四半期は黒字転換 急回復でコスト増見込む

※AT&T株が20年で最大の下げ、支払い延滞がキャッシュフローに打撃


※スナップ4-6月売上高が予想下回る、広告業界低迷で-株価急落




◆来週の決算・注目イベント

<イベント>
7/25(月):米2年債入札
7/26(火):FOMC S&Pケースシラー住宅価格 新築住宅販売件数
    ★コンファレンスボード消費者信頼感指数 米5年債入札
7/27(水):★★★FOMC/🇺🇸政策金利 〜Fedメンバーブラックアウト期間
     中古住宅販売成約指数 卸売在庫 耐久材受注 原油在庫・ガソリン在庫
7/28(木):米7年債入札 PCEコアデフレータ PCEデフレータ 個人所得 個人支出 ★実質GDP 
7/29(金):欧州GDP 欧州消費者物価指数 ★シカゴ購買部協会景気指数 ★ミシガン大学消費者信頼感指数

<決算>

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