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カピバラジオ#59 1週間の相場まとめ(8/22~8/26)

 こんにちは!投資カピバラ(@Capybara_Stock)と申します。

平日22時からClubhouseというアプリにて、「米国株相場実況」というルームを主催させていただいています!

毎週日曜22:00~はTwitterSpacesにて、一週間の相場振り返り&マシュマロで募集した質問にお答えする時間を設けています。

なにかご意見・ご質問などありましたらいつも通りマシュマロを送ってくだされば、23時ごろ〜回答させてただきます👍

本記事は全編無料でお読みいただけます。
もし本記事に価値を感じてくださった方がおられましたら
投げ銭をいただけますと大変嬉しいです。

それではお楽しみください!

今回のヘッダー画像はYumi yumiさんに描いていただきました!ありがとうございます!


◆今週の指数値動き

◆今週の指数値動き
 ダウ30指数 -4.22%
 S&P500指数 -4.04%
 NASDAQ100指数 -4.82%
 NASDAQ総合指数 -4.44%
 ラッセル2000指数 -3.54%
 (ARKK -4.14%)
 ⇒指数は週を通して反発を見せるも、金曜日に急落しサポートを割り込む。トレンドライン上抜けは否定され下値を探る展開に。

 ⇒S&P500は続落。4120付近がサポートとして機能していたが、金曜日にあっさりと割り込む。目先、50SMA(4000)や3920付近がサポートとなるか注目。

 ⇒NASDAQ総合指数は続落。12330付近がサポートとして機能していたが、金曜日にあっさりと割り込む。目先、50SMA(11970)や11650付近がサポートとなるか注目。

・FEAR&GREED INDEXは「44:FEAR(←51:NEUTRAL)」
 https://money.cnn.com/data/fear-and-greed/
 ⇒再びFEAR圏へ

・NAAIM Exposure Index(機関投資家センチメント)は「54.86(←64.44)」
 https://www.naaim.org/programs/naaim-exposure-index/
 
 ⇒機関投資家はポジションを削減。


・VIX:25.56←20.60

・ファクター別:
 好調:エネルギー
  ⇒原油価格+3.4%・欧州の天然ガス高騰も寄与
 不調:ハイテク・一般消費財・通信
  ⇒GAFAM中心に金曜日に急落。半導体もNvidia決算受け厳しい。


・金利:イールドカーブはブル・フラットニング。年内4%到達を示唆する発言も出てきており短期金利続伸。

利上げ予想
https://www.cmegroup.com/trading/interest-rates/countdown-to-fomc.html#
 ⇨7月FOMCの利上げ幅は「75bp」。現在の政策金利は225-250bp
 ⇨9月FOMCでの「0.50%」利上げの確率:38.5%(←57.5%)
 ⇒9月FOMCでの「0.75%」利上げの確率:61.5%(←42.5%)
 ⇒11月FOMCでの利上げ幅は「0.75%」が優勢
 ⇨利上げは年内で一旦停止するとの織り込み

カンザスシティー連銀ジョージ総裁:金利4%超え当面あり得る
アトランタ連銀ボスティック総裁:さらなる強いデータ出れば75bp利上げ
フィラデルフィア連銀ハーカー総裁:3.4%まで利上げ後は「様子見」
クリーブランド連銀メスター総裁:金利4%超に引き上げる必要
ミネアポリス連銀カシュカリ総裁:引き締めの必要性「極めて明白」
 ⇒4%超を示唆する発言が相次いでおり、先週に続いてさらにタカ化

・オニール流:
 マーケットステータス:Uptrend Under Pressure
 売り抜け日:S&P500 3日 NASDAQ 3日
  ⇨売り抜け日さらに増加。再び調整相場入りする日も近いだろう。

・アノマリー:8/27(金)~新月相場(弱気)
8/29(月):ブル
8/30(火):ベア
8/31(水):ブル
9/1(木):
9/2(金):
9月は米国では新年度の始まりだが、アノマリー的にも弱い月となる。1950-2021年の統計ではぶっちぎりのワースト月だ。特にレーバーデイ(9/5(月))明けは相場の流れが「ガラッと変わる」として有名。
また、トリプルウィッチング(9/16)の翌週は特に危険とされている。

★総評★:

<短期見通し>
・3指数ともに反落。週を通して反発を見せるも、金曜日に急落しサポートを割り込む。トレンドライン上抜けは否定され下値を探る展開に。
・戻り売り目線継続。反転局面となり6月の安値を試しに行くと思われる。
・金曜日のパウエル議長のジャクソンホールでの公演は短かったが、
 これまで複数メンバーが示唆していた「高金利維持する可能性」について改めて言及。景気後退よりもインフレ退治を優先する姿勢を改めて示した。
・ECBが75bp利上げを検討し始めているとの報道も下落に拍車をかけた。
・個人投資家のセンチメントはやや楽観寄りに見える。


◆来週注目イベント
<イベント>
8/29(月):ブレイナードFRB議長講演(翌0315)
8/30(火):S&Pケースシラー住宅価格(20都市)コンファレンスボード消費者信頼感指数
     NY連銀ウィリアムズ総裁講演(2400)
8/31(水):★ユーロ圏消費者物価指数(HICP)中国製造業PMI ADP雇用者数
     ★シカゴ購買部協会景気指数 原油在庫・ガソリン在庫
     クリーブランド連銀メスター総裁講演(2100)
     アトランタ連銀ボスティック総裁講演(翌0730)

9/1(木):ユーロ圏失業率 中国財新製造業PMI ★ISM製造業景気指数
9/2(金):★非農業部門雇用者数 失業率 耐久財受注 製造業新規受注


<中期見通し>中立。変更なし
・2023年前半にも景気後退との見方を維持。
・コアPCEデフレータの伸びは3か月連続で減速。
・悲観的なニュースが市場を覆い尽くしているが、株価の下落という観点では下げの7割は過ぎたと考える。
・指数は秋ごろまで軟調と思われるが、一部個別銘柄については既に底打ちしていると判断してもよい。
7月後半~9月にかけて指数全体の下げがあれば、押し目と見て有望株を拾いに行くチャンス。焦らず分割買いで。

<注目銘柄>
ヘルスケア:VRTX LLY UNH
ハイグロ(下落待ち):CELH INMD U AFRM NFE ENPH
反落局面のため、短期的には買いポジション追加は控えたい。


◆重要ニュース(マクロ)

<米国>
○経済指標

・米GDP、4-6月改定値は前期比年率0.6%減-予想0.7%減


・米企業活動が2カ月連続で縮小、総合PMIは2020年5月以来の低水準


・米新築住宅販売、7月は年換算51.1万戸に減少-市場予想を下回る


米個人消費支出、7月は低調な伸びにとどまる-インフレは緩和


・米耐久財受注、コア資本財が予想上回る伸び-機器の需要継続示唆


米8月ミシガン大消費者信頼感確報値、改善続く 短期期待インフレ低下



○政治・その他
・パウエル議長、高金利維持する可能性高いと示唆-転換期待裏切る
 ⇒★市場が期待しているような利下げはしないよ
 ⇒★ソフトランディングよりもインフレ撲滅を優先するよ


・米政府、1人当たり最大2万ドルの学生ローン減免へ-大統領発表
 ⇒インフレ率押上げの懸念も


・トランプ氏、最高機密文書を自宅で不適切に保管-FBI宣誓供述書


米カリフォルニア州、35年までにガソリン車の新車販売禁止へ


世界サル痘感染者4.1万人超、米で増加 欧州は流行減速の兆候
 ⇒米国が全世界の1/3を占める

○エネルギー関連
・米で6分の1の世帯が公共料金を滞納-電気代高騰で過去最悪の危機か


・バイデン大統領、イラン巡り独仏英首脳と協議-米は立場を検討中


・サウジ石油相、先物相場の需給逸脱はOPECプラスの「決意」強める
 ⇒原油価格の下落を嫌気し、"減産"も辞さない姿勢

・火災事故の米フリーポートLNG、11月に一部操業再開、2023年3月に完全稼働目指す
 ⇒天然ガス輸出の拠点。復旧が遅れると、米国天然ガス↓ 欧州天然ガス↑



<中国>

・香港、新型コロナ新規感染者数が4カ月余りで最多-患者向け施設増設

・北京に隣接の都市がロックダウン-外出禁止と大規模検査で首都防衛


・中国の歴史的干ばつ、電力危機招く-EV充電もままならず
 ⇒作物への甚大な影響が懸念される
 ⇒水力発電が停止し電力不足へ。工場も停止
 ⇒TeslaやNioなど充電ステーションを停止
 ⇒(ANZ)再生可能エネルギーへの転換が進み銅やアルミ需要増加



・中国人民銀、最優遇貸出金利引き下げ 景気下支え


・中国の景気刺激策、20兆円相当上乗せ-不動産危機や干ばつに対応



米中、米当局による中国企業監査の検証容認で暫定合意


・米議員団が新たに台湾訪問へ、26日に蔡総統と会談



<欧州・その他>

・ザポロジエ原発周辺にまた砲撃か ハリコフ州で20人超死亡
 ⇒米国やIAEAも介入し、ロシアにザポロジエ原発返還を要請



・ガスプロム、欧州向けパイプラインを一時停止へ 3日間

・ロシア、余った天然ガス焼却か 「欧州の依存脱却の効果」推測も


・欧州電力価格が記録的な急騰、EU緊急会合へ-インフレ加速を警戒


・英最大のコンテナ港でスト、賃上げ巡り対立-供給網に打撃も


・ユーロ圏総合PMI速報、8月49.2で連続50割れ 昨年2月以来の低水準




欧州の約6割で干ばつの危険、過去500年で最悪の状態=EU調査


ECB政策会合、次回は75bp利上げについて議論を-ホルツマン氏


◆重要ニュース(企業)

・アマゾンなど、米ヘルスケア企業シグニファイ買収に名乗り


アマゾン、遠隔医療サービス「アマゾン・ケア」を終了へ-年末までに


・米ペロトン、アマゾンで売れ筋バイク販売へ 株価20%急騰


米EAが上昇、アマゾンが買収提案準備と米紙報道-CNBCは懐疑的




・フォードが3000人削減、EV生産資金確保で利益増大図る


Tモバイル、マスク氏のスペースXと提携-衛星利用の携帯サービスで


モデルナがファイザー提訴 コロナワクチン「特許侵害」


◆今週の決算まとめ


ハイテク:PANW INTU ADSK SNOW
小売り:M WSM ULTA
ヘルスケア:MDT
その他:COTY GOGL FTCH


ファーフェッチが大幅高 スイスのリシュモンからYNAPの一部権利を取得=米国株個別



×
ハイテク:ZM BOX CRM SPLK ZUO DOMO DELL ESTC
半導体:NVDA MRVL
中国:BEKE JD XPEV
小売:JWN DG DLTR
小型グロース:DLO AFRM PTON
アパレル:VSCO GPS


※米ズーム、通期売上高・利益見通しを下方修正 需要低迷で


※ノードストロム株急落、通期売上高・利益見通しを下方修正


セールスフォースの売上高見通し、市場予想に届かず-顧客態度に変化


エヌビディア、8-10月で軟調な売上高見通し-PC低迷持続示唆


デル株下落、今後一層厳しい環境と幹部-8~10月は約8%減収か


◆来週の決算・注目イベント

<イベント>
8/29(月):ブレイナードFRB議長講演(翌0315)
8/30(火):S&Pケースシラー住宅価格(20都市)コンファレンスボード消費者信頼感指数
     NY連銀ウィリアムズ総裁講演(2400)
8/31(水):★ユーロ圏消費者物価指数(HICP)中国製造業PMI ADP雇用者数
     ★シカゴ購買部協会景気指数 原油在庫・ガソリン在庫
     クリーブランド連銀メスター総裁講演(2100)
     アトランタ連銀ボスティック総裁講演(翌0730)

9/1(木):ユーロ圏失業率 中国財新製造業PMI ★ISM製造業景気指数
9/2(金):★非農業部門雇用者数 失業率 耐久財受注 製造業新規受注


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