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2020夏・自作シンセサイザー始めました。

 ここのところ仕事の合間に時間を見つけてシンセサイザーを自作しています。あれ、インディーゲームはどうなったんだ? とお思いの方もいらっしゃいますでしょうが、そちらもゆっくりではありますがぼちぼち進めています。多趣味ということでどうかひとつ。 

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 もともと電子工作は好きでして、ギターのエフェクターを自作したりシンセサイザー(以下シンセ)を作ったりはしていたんです。ちなみに15年前にやっていた自作シンセページの残骸がこちらになります。
https://ca3080.hatenadiary.org/
 過去に二台ほどモジュールシンセを作りました。モジュールシンセというのは、シンセの各要素をひとつひとつモジュールに切り出したタイプのもので、パッチングと呼ばれるひとつひとつのモジュールをケーブルで繋げる行為によってシンセとして機能するものです。んで、僕の作ったものは現在主流の規格とは違うオリジナル規格のものだったんです。(ここらへんわかりやすくするためにわざと曖昧な表現を使ってますよよろしくね)で、規格とはなんぞやといいますと、現在モジュールシンセ界ではユーロラックという規格が主流になっておりまして、これはわかりやすく言うと
・パネルの寸法
・電源電圧
・繋げるコードの太さ
 などの規格でして、それを合わせておけばどこのメーカーが出したモジュールもちゃんと繋がるよという、シンセ界のVHSのような、いやMSXのような規格なわけです。つまり僕が過去に作ったシンセはユーロラック規格のシンセに対して、モジュール同士をつなぐコードの太さが合わなかったり電源を流用できなかったり、はたまたサイズの問題で同じケースにマウント出来なかったりという感じで互換性がないものだったわけです。説明疲れたな。
 しかし案ずるなかれボーイズ&ガールズ! 中身は同じシンセサイザーなので、ジャックを付け替え電源まわりを改造しパネルを作り直せば、僕の古い自作シンセもめでたく令和対応のユーロラックシンセに生まれ変わるってわけなのでございます。
 だもんで、電子工作のリハビリ(ずいぶん久しぶり)もかねてそこらへんを進めながら、新たなモジュールづくりなども進めていきたいなーと思いハンダごてを手にとった次第であります。アチチ。

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 シンセサイザーを自作するということにピンと来ない方も多いと思います。え、そんなもの作れるの? と。しかし、シンセの機能を切り分けモジュール化することによって、ひとつひとつの規模はさほど大きくなくなります。
 例えばギターのエフェクターを自作している、という話であれば「うん……そういう人もいる……かもね?」くらいの印象だと思うのですが、シンセの1モジュールもだいたいギターエフェクター1つくらいの規模だと考えてもらってよいのではないでしょうか。ちなみに上の写真はVCAというモジュールが2台入ったパネルです。名刺サイズの基板が2枚取り付けられているのが見えると思いますが、VCAひとつであればこの基板一枚の規模です。
 単純なモノシンセを考えてみた場合、VCO、VCF、VCA、EG、LFOそして電源の合わせて6モジュールくらいがあればそれなりのものが出来ますでしょうか。つまりギターエフェクターを6個作るくらいの労力でシンセが自作できるわけです。
なんとかなりそうでしょ?

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 ちなみに上の写真はパッシブローパスゲートというとても少ない部品でできるモジュールなのですが、この写真で見えているものがすべて、いやなんなら右半分はもうひとつ同じものを作るためのスペースです。これなら1時間くらいで作れます。

 要はシンセ、意外に作れちゃうものだよってことで、だからと言って「みんなシンセ作ろうぜ!」とは言いませんが(最近はどんどん安くていいシンセが発売になっていますので、自作するメリットがどれだけあるのか正直わからないです……)、こういう趣味を持った人もいるんだよということで温かく見守っていただければこれ幸いでございます。

 まぁ、そんなこんなで、インディーゲームの進捗に加えて、シンセ自作の進捗もレポートしていくからよろしくね、という宣言日記でした! とりあえずよろしくお願いします!

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