二重の極み

どうも。3年振りくらいに実家に帰省しました。キャプテンです。

コロナ前から忙しさを理由に帰省していなかったため、久々の帰省でした。
帰省と言ってもすることないので、大晦日の夕方に帰って、正月の夕方には戻る弾丸ツアーでした。

ウチの家系は大抵2日に親戚の大きな集まりがあるんですが、それを避けたいが故に、この弾丸ツアーとなりました。

ウチは父親が5人兄弟、母親が3人兄弟で、それぞれ皆結婚して子供がいるため、結構な人数の集まりになります。

また、両親共に兄弟の中では下の方なため、もうこの歳になると従兄弟も大抵結婚して子供もいます。
そうなってくると従兄弟の奥さんや旦那さんは他人で、その子供もほとんど他人で、長年帰ってない自分からしたらほぼ他人の集まりになっており、居心地の悪さこの上ないです。

なので1泊2日の弾丸ツアーで、申し訳程度の帰省を済ませました。



久々に会った母親からは『痩せたね』とか、『髪型変わったね』とかの大きな変化に触れられず、『しばらく会わない間に二重になったね』と言われました。


3年前に帰省した時も二重だし、その前も二重、一緒に住んでた時から二重です。

どうやらしばらく会わないと、実の息子が二重だったか一重だったかも忘れてしまうようです。


母は昔から、娘とピアノで『エリーゼのために』を連弾するのが夢というような人で、ずっと娘を欲しがっていたそうです。
そんな中で次男として自分が生まれてきた時、大層なショックを受けたようですが、唯一嬉しかったのが、母自身にも兄にも妹にもない、二重で生まれてきてくれた事だったと、昔に親戚の集まりで笑い話として語っていました。



どうやら母は、30年以上経つ今も、息子を二重か一重で見ているらしい。


そんな悲しい年越しでした。

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