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(19)ガチャガチャはお店の健康状態が見える

人の往来が売上に比例する

『いくらくらい売上が出ますか?』設置するにあたり、よく聞かれる話である。しかし、これはハッキリ言って難しい話だ。カプセル販売機、通称ガチャガチャは人の往来が多ければ多い程売上が上がる。往来が少なければ上がらない。もちろん中身によっても売上は多少変わるが、ガチャガチャは飲食物ではなく趣味的なアイテムなので買う買わないは完全に好みになる。そのため売上を上げるには多くの人の目に触れて購入確率を上げる必要がある。

お店の健康チェックになる

つまり、そのお店の健康状態をはかるバロメータとして使える事に気づく。設置して定期的にガチャガチャの売上を見ると、そのお店にお客様が多く来ているか、安定的に来ているか、減ったか、危篤かがハッキリわかるのだ。過去、設置していて残念ながら閉店などで引上げるお店様のほとんどが、このバロメータで分かっていた。

グラフ化して例を示すと

基本的に、極端に売上が大きい訳ではないが、現金回収の時に一定の売上が毎回大きく変わらないお店様は安定していると分かる。

あんていA

現金回収時、毎回の売上に波が激しいお店様は、季節柄や天気に左右される業態であれば仕方ない事であるので、これだけでは判断ができない。別に悪い兆候ではないが、ここから下がり続けると、あまり良くない兆候だと分かる。

なみがはげしい

現金回収時、毎回ジワジワと売上が上がっていくお店様はとても健康だ。なかなか見かけないけど・・・

じわじわあがる

初回の現金回収時にはドンっ売上が上がり、そこからは、毎回低い売上を推移するお店様は、かなり危ない。何らかの理由でお客様が減ってしまっている。この動きは新規オープンのお店でよく見る事がある。

きとく

毎回ほとんど売上が上がらないお店様は危篤状態だ。明らかにお客様が少ないと分かる。危篤状態だ。

あがらない

動きを見る事で、お店様が健康か危機的かが分かる。別にこの動きを見てお店側へアドバイスなどはしないが、

あぁ、ここそろそろヤバいな・・・

と言うのは分かるため、撤去した時の機械の保管場所なんかを考える事がある。ほぼ上の表示の動きの通りの結末になる。

まあメンテナンスに訪問した時に、どれだけお客様が店内にいるかでも分かる気がしますが、店内にいるお客様が必ずしもお金を使ってくれる人とは限らない。趣味的なアイテムであるガチャガチャを買うと言う事は、お金を使う余裕がある人だと分かる。

お金を使ってくれないと、お客様ではない。それはヒヤカシと言うものだ。ヒヤカシだって、潜在顧客に成りうるので、大切ではあるが、その中から何人がお金を使う顧客に変わるかが重要と言う話になる。あまりにも潜在顧客ばかりでは、お店も生きて行けない。

ガチャポンに使っても

お金は循環させないと経済は回らない。その一番始まりが、お店でお金を使う事だ。

よく、ガチャポンを回して親から

『あんたまた、無駄遣いして!』

と怒られてる子を見かける光景があるが、お店に置いてあるガチャポンを回しただけで、お店、うちにお金が入る。

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うちは、そのお金を仕入れに使う・・・と循環していくので、経済を回す事にちゃんと貢献している。経済的には無駄ではないのだ。と無理に理由付けてみた。

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