とあるガチャポン事業者の奮闘目録

福岡県で生まれたカプセル販売業(ガチャポン)を営む事業者です。 ブログも執筆してますが…

とあるガチャポン事業者の奮闘目録

福岡県で生まれたカプセル販売業(ガチャポン)を営む事業者です。 ブログも執筆してますが、ブログでは、なかなか書けない裏の話などをnoteで提供して行きます。

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

(00)カプセル販売事業を始めたキッカケ

この記事を書いてる時から約9年前、自宅で観葉植物を育てていた時にふと気づいた。 観葉植物って、どんどん増える!これを売ったら仕入もかからず儲かるんじゃないかな? なんて考えた。 では、どうやって売ろうか? EC(通販)で売れば良いと考えた。 当時は、メルカリやBASEなど無く オークションならヤフオクか楽天フリマくらいの時代。 ショッピングカートは有料がほとんどの時代にFC2カートの無料版を使って販売を始めた。 結果は一つも売れず・・・ それでも諦めなかった

    • (33)カプセル販売機業者の時間管理法

      別にガチャガチャのビジネスとは関係なしで、もし商売を始めるなら、簡単に何と何の要素を用意しなければ、ならないだろう?? そんな質問があった場合、当然ながら小売業するなら販売する”物”が必要だろう。無在庫であろうとも”販売するサービス”を提供していますね。宅配をするなら”配達する仕組み”を提供しますね。 ただ、俺は宅配業をする!飲食業をする!と宣言するも、そのサービスや必要な物を用意しなければ、始められない。 そして、『ビジネスを開始する!』と宣言しても、家の中で勝手に騒

      • (32)カプセル販売機の業者なのに苦しめられた話

        あちこちのお店へ設置するための主力機に スリムボーイと言う機械を使っていた当時、時折、お店から 『ガチャポンが詰まったので修理に来てい下さい!』 と電話が来ることがあったり 『お宅のガチャポンは頻繁に詰まったり故障したりするんだけど!』 と叱責を貰う事があった。 基本的にメンテナンスの際は補充した商品は上手く排出されるか動作確認を行ってから店を出る。なので問題なんか起こらないはずなのに・・・ 当時は、なんでなのか原因が分からず悩み、滑りをよくする為にカプセルの排

        • (31)ガチャポン屋さんがチャーター便を使った話

          今は諸事情で、できなくなったが、数年前まで全国から、不要になったガチャポンを引き取るサービスをやっていた。あまり依頼は多くは無かったが、ポツポツあった。 なんで、そんな事をしていたのか?それには、キッカケがあったからだ。 ●きっかけある時、東京のゲーム機械を扱う業者から、福岡県にも、その会社の倉庫があり、そこにガチャポン本体があるんだけど買い取ってくれないか?と持ちかけられた。 実機を見に行くと驚いた事に、まだキレイな上に、タカラトミーでは最新の型だった。今でもまだタカ

        • 固定された記事

        (00)カプセル販売事業を始めたキッカケ

        マガジン

        • とあるカプセル販売器業者の奮闘記
          34本

        記事

          (30)カプセル販売機の審査

          まだカプセル販売機、通称ガチャガチャのビジネスを開始した当初、知り合いのツテ以外は置けそうな所なら手当たり次第置いていった。そうやって設置数を増やして行った。 しかし、そうやっていくうちに、ある事に気付いた。置いて行ってる割には儲からないぞ・・・ 当時は、商品を仕入れる能力を持ってないと言う原因もあったので仕方ないと思っていた。 しかし次第に商品を仕入れられるようになっても、やはり同じ商品なのに売れる所と売れない所に分かれる。某温泉施設に設置した時、最初はボチボチだった

          (30)カプセル販売機の審査

          (29)ガチャガチャの商売−最初の営業方法

          ガチャポンのビジネスをするには、設置する場所を持っている必要がある。 どうやって設置場所を確保していいか分からん!と最初は思うかもしれない。 確かに私は人生で全くの営業未経験ながら、なんとか営業して場所を確保していった。そうしなければ収入が増えないからだ。 今回のお話は営業経験があるなり営業に絶対の自信があるなら読む必要はないかもしれない。 ●飛び込み営業はだんだん麻痺するうちは、元々最初は人のツテで設置店を増やした。しかしそんなのは、すぐ頭打ちになる。さあ、どうやっ

          有料
          200

          (29)ガチャガチャの商売−最初の営業方法

          (28)ガチャポン日誌−間違えた営業方法

          うちがガチャポンの事業に転換した頃は知り合いツテで設置場所を増やした。 しかし、赤字垂れ流しだったので、もっと飲食店の人と知り合って設置場所を増やして行きたいなーと考えていた。 今までツテで増やしたのだから、もっと人脈を増やす必要があるぞ!と思った。その考え自体は間違えではないと今の私も思うが、やり方は間違えだったと思う。 ●どうやって人脈を増やそうとしたか?今はツイッター、インスタ、LINE、You Tube、FacebookなどのSNSで増やす方法など様々な『方法』

          (28)ガチャポン日誌−間違えた営業方法

          (27)ガチャポンの商売が変わる

          ●分散型と集中型ガチャポンは日本に来てから50年以上経ち、全国に多くのガチャポンを扱う事業者が生まれた。そして統廃合が始まり現在に至る。 元は店舗の軒先などに数台置いて小銭を使ってもらう商売であったが、ここ最近は、商売の方法が変わりつつあり、ガチャガチャの専門店が急増している。反対に店舗へ設置メンテナンスしている業者は、やや減っているように見える。 これは人が関係していると思われる。メンテナンスに回る人材が不足しているのだ。 1日に回れる件数も限られるし、人件費・交通費・

          (27)ガチャポンの商売が変わる

          (26)ガチャポン業者のファーストインプレッション

          現在、うちはガチャポンのメンテナンスでお店に回る姿は作業服だ。 作業服になったのは3〜4年前からで、それまでは私服であった。私服と言っても、派手さを出さないようにワイシャツとジーパンだ。 元々、スタート時のうちはガチャポンの仕事をしていた訳ではない。IT支援業だったのでユニフォームもなく私服だった。また当初は顔見知りの所しか設置してるお店は無かったので顔パスできたのだ。 しかし次第に面識ない所へ設置する機会が増えてくるわ、施設によっては業者用の通用門から入る事もある。そ

          (26)ガチャポン業者のファーストインプレッション

          (25)ガチャポン商売−不良在庫を作らない

          ガチャポンの商売の基本の基本ガチャポンの事業の中で ●良い場所に置く事 ●良い台紙(POP)を使う事 ●不良在庫を作らない事 これらは、とても大事である。良い場所に置けるかは、自力では難しい面もあるが(契約条件や納入資格などがある為)仕入れと在庫の関係は超シビアなのだ。 薄利多売な事業なので、不良在庫は事業の足かせになる。お店を持っていて商品を陳列して売るタイプなら値下げと言う方法もあるが、ガチャポンの最低価格は100円だ。100円まで下げたら、もう下げようがない。

          有料
          500

          (25)ガチャポン商売−不良在庫を作らない

          (24)カプセル販売器の仕事がやめられなくなった理由

          ガチャポンのビジネスを始めてから紆余曲折あった。一時期は事業が赤字になった時でも、この事業が止められなくなったのには理由がある。 ただ仕事をしてるだけなのにガチャポンの事業をしている人なんて、山ほどいる。今もやってる人、引退した人、新規参入する人 うちも、未経験から、しかも偶然の新規参入だ。 確かにあまりこの仕事をする人は表に出てこない。裏方稼業な仕事だ。 機械を設置して、補充してお金を回収して、不具合は直して・・・ 地味と言われたら地味だ。 レンタルに至っては整

          (24)カプセル販売器の仕事がやめられなくなった理由

          (23)カプセル販売器の仕事は、いくらで始められるのか?

          今は落ち着いたようだが一時期、ガチャポンのビジネスが雑誌やテレビに、稼げるように見える取り上げ方をされてしまい、参入してくる人が相次いだ。 ローリスク・ローリターン?とくに資格もなく勝手に『ガチャポンの事業をやる!』と決めた日から、あなたはガチャポンの事業者である。 とりあえずカプセル販売機の本体と商品を手に入れる必要がある。最初から新品のカプセル販売機を買うのは、あまりオススメしないが、新品は新品でのメリットもある。(後述する) 新品をオススメしない理由は単純で、本体

          (23)カプセル販売器の仕事は、いくらで始められるのか?

          (22)新型コロナの影響は受けたのか?

          結果から言えば、直に受けた。 緊急事態宣言ほとんどのお店が閉まってしまったので、うちもお金が回収できなかった。ほとんど閉まってしまうし、閉めた連絡してきたのは、たった2件だけだった。あとはメンテナンスに行ったら、店の前の貼り紙で知ったり、テレビのニュースで知ったりした。 しかもいつか再開するか分からない。この状況では営業できず、稼働するだけ赤字になるため仕方なく5月は丸々休業した。過去最悪の売上になった。 休業してもコストはかかる周りからよく聞かれたのが 『ガチャポン

          (22)新型コロナの影響は受けたのか?

          (21)なんで100円のガチャポンが無くなったのか?

          先に言っておくが、無くなってない。探せばある。田舎の駄菓子屋の前なんかにもあるし、うちも100円のガチャポンを提供している。 無くなったのではなく最盛期から、めちゃくちゃ減っただけだ。 なんで減ったのか?この理由は、たくさんある。まず一つは、消費税だ。商品に対してレジで買うときは消費税が加算される。しかしガチャポンは1円や5円といった細かいお金は入らないし、設定価格を細かくしたら、なかなか買おうとしてもお釣りが出ないから、面倒くさい。 そのため、元の定価を下げて税を込む

          (21)なんで100円のガチャポンが無くなったのか?

          (20)ガチャポンは飲み物の自販機とは違うのに

          うちには、ガチャポンをお店に置きたいと言う問い合わせが来る。 それが商売なので、嬉しい事だ。 うちのガチャポンは屋内専用 中には『え?』と思うような事もある。 設置は、うちがエリアと定めた地域に限定されるが、それを飛び越えた場所への設置をリクエストされる事がある。 今のエリアは物理的に行ける範囲かつ、ガソリンなどのコストと比較して問題ないか計算して決めているため、エリアでなければ、もちろんお断りしている。 エリアであっても、外には置かない。 (外への設置はお断り

          (20)ガチャポンは飲み物の自販機とは違うのに

          (19)ガチャガチャはお店の健康状態が見える

          人の往来が売上に比例する『いくらくらい売上が出ますか?』設置するにあたり、よく聞かれる話である。しかし、これはハッキリ言って難しい話だ。カプセル販売機、通称ガチャガチャは人の往来が多ければ多い程売上が上がる。往来が少なければ上がらない。もちろん中身によっても売上は多少変わるが、ガチャガチャは飲食物ではなく趣味的なアイテムなので買う買わないは完全に好みになる。そのため売上を上げるには多くの人の目に触れて購入確率を上げる必要がある。 お店の健康チェックになるつまり、そのお店の健

          (19)ガチャガチャはお店の健康状態が見える