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(22)新型コロナの影響は受けたのか?

結果から言えば、直に受けた。

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緊急事態宣言

ほとんどのお店が閉まってしまったので、うちもお金が回収できなかった。ほとんど閉まってしまうし、閉めた連絡してきたのは、たった2件だけだった。あとはメンテナンスに行ったら、店の前の貼り紙で知ったり、テレビのニュースで知ったりした。

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しかもいつか再開するか分からない。この状況では営業できず、稼働するだけ赤字になるため仕方なく5月は丸々休業した。過去最悪の売上になった。

休業してもコストはかかる

周りからよく聞かれたのが

『ガチャポンなんて置いてるだけだから何のコストが、かかるの?』

いやいや・・・まずは

★機械や商品を保管している倉庫代

★事務所代

★ホームページのサーバー代

★車両の駐車場代

★通信・光熱費

が、最低でも毎月かかる。

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つまり普通の小売企業と同じくコストは、かかるのだ。

設置場所の問題がアダに

うちは、飲食・温泉施設・小売店・外国人観光客用・その他にガチャガチャが置かれている。このほとんどがコロナで休業を余儀なくされたお店ばかりのラインナップだ。とくに外国人観光客向け、ようは、インバウンド向けだが、訪日外国人が増えたおかげで加速的に売上を伸ばしていた自社は、この層を失ってしまい、今もハッキリ言って痛い。特効薬が早くできないか祈る想いである。

まだ引きずっている

とりあえず、緊急事態宣言は開けたが、インバウンドは無理なので、ここを無視して他の場所からの売上で、かろうじて生き延びている。
緊急事態宣言の外出自粛の解禁反動で少しずつ、うちの売上が回復に向かい出してきているのは分かる。
しかし直近では、お店側の方も経営が成り立たなくなっている所が増えている。お店がなくなるのであれば、うちはガチャガチャを置いておけない。


例年も閉店での解約撤去はあるが何ヶ月に一件あるか無いかの話だった。ところが、宣言が開けての7月に一気に3件から解約の連絡が来た。全て飲食店だった。

イベントの中止によるダメージ

イベント向けのゲーム機器をレンタルしている為、イベントごとを自粛されると需要がない。おかげで現時点でレンタルも0だ。

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これが、かなり痛い。レンタルの売上はとても大きくて仕入れがなく、ほとんどが利益となる。ガチャガチャ設置は反対に経費が莫大にかかるため、ガチャガチャにかかった経費が赤字になった時にレンタルが赤字を埋めていた。それもできない状況だ。

新規設置は少ない

だいたい、設置の依頼は数カ月おきに1~3件ほど相談ベースで話が来るが、今年はゼロではないが少ない。新しくオープンするお店より閉める店の方が多いからだと思う。世の中が再び元気になり設置できるお店が増える事を願う。

またうちのガチャガチャを設置できるお店は、どんなお店であっても置ける訳ではなく一部ダメなお店もある。一部ダメなお店を設けている理由は、過去に置いても動かない業態や客層のターゲットが狭くて売り上げを上げようがないお店だから。ホームページにも、こんなお店はダメだと記載してあるが、それでも、そういう所からの依頼が激増した。全てお断りしている。

今後どうするか?

ガチャガチャに関わる事業は継続するが、このコロナで世間の生活リズムが大きく変わると思う。それに適した業態も作って行かないとダメだろうなと思っている。土台を多く持つことで安定した事業へと作って行く必要がある。


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